大統領就任記念コンサートでミシェル・オバマさんが着たコートはナルシソ・ロドリゲス!
2009年 01月 20日
彼女はすばらしく料理がうまいのだ!
見て、とてもアメリカにいるとは思えないほど本格的なこのおせちの数々。
ふっくらした黒豆や叩きごぼう、田作り、栗きんとんまで手作り!
うめー! とっても美味です。
さらに唐揚げや豚の角煮など、御馳走三昧。
こちらはスモークドサーモンのちらし寿司。ディールが飾ってあって、きれい。
食べてお腹がいっぱいになったら、お昼寝して、さらにまた起きて飲み食いするというドリーミングな宴会を満喫!
幸せ〜!
さてエリぞうがそんな座敷猫のような夢の一日を送っていたとき、ワシントンでは大統領就任式にむけて記念行事が行われていたのでした。
18日に行われたのが、大統領就任式の記念行事であるリンカーン記念館で行われた「We are one」コンサート。
これはすごいよ。
ビヨンセ、ブルース・スプリングスティーン、スティービー・ワインダー、メアリー・Jブライジ、ジョン・メレンキャンプ、ジョン・レジェンドらがパフォーマンスを披露。
スピーチするのもトム・ハンクス、デンゼル・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソンといったハリウッドの重鎮たち。
これほどの有名人やスターが一同に会するというのはグラミー賞くらい?
特筆すべきはアメリカ人ではないU2が出て演奏したこと。
ボノはキング牧師が46年前に同じ場所で語った理想が実現したことについて語り、世界がひとつになることについて、
「これはアメリカだけの夢じゃない、
ヨーロッパの夢、アフリカの夢、イスラエルの夢。
そしてパレスチナの夢」
うわ、いきなり政治的な発言をかまして、たまげました。
さすがボノ!
エリぞうみたいに「座敷猫の生活が幸せ!」なんていう輩とは違うね!
やっぱり世界の偉人はハンパじゃなく偉いよねー。
最後はビヨンセが国歌斉唱を。
よくまあ、みんなあんな寒風吹きすさぶなかを立っていられたもんです。
オレならダウン着るね。つーか、布団を三枚重ねで出席するね。
そういえば就任式にぴったりとタイミングをあわせて、イスラエルのガザ攻撃が中止しましたね。
どう考えてもアメリカ新政権がプレッシャーをかけたか、取引をしたとしか思えない。
大人の世界は複雑だわねー。
さてこのブログでおなじみのミシェルさんのファッション情報。
今回のファッションは、じゃーん、これよ。
おしゃれ!
ナルシソ・ロドリゲスのコートでーす。
キャメルのコートの裏側が黒になっていて、襟元の立ち方も美しい。
スカートのレングスも完璧です。
当選日にもナルシソ・ロドリゲスのドレスを着ていて、あちらはかなり賛否両論でしたが、今回のアウトフィットはアメリカのメディアでもたいへん評価が高かったもの。
ナルシソ・ロドリゲスはNYのミニマリズムを代表するデザイナー。
故ジョン・Fケネディ夫人キャロリンさんのウェディングドレスを手がけたことでブレイクした人物です。
カルバン・クラインにいただけあってミニマルで、美しいカットのラインが得意で、今回のスーツはまさに彼のいいところが発揮されているスタイル。
ナルシソの服は着てみると、本当にラインがきれいなんですよ。
このコートはいいねえ、売れそうですねえ。
故キャロリンさんはグウィネス・パルトローに似た金髪でワスプな雰囲気の女性でしたが、ミシェルさんとの共通点は背が高くて、ストンとした体型をしているところ。
そう、ナルシソの服は、背が高くてまっすぐな体つきをしていて、知的なタイプのひとに似合うんだよね。
しかしミシェルさんブーツじゃなくて、パンプスでは寒かったではなかろうか。
それでも寒そうな顔ひとつしないのが、ファーストレディの根性というものでしょうか。
寒さに強いのが、まずアメリカ大統領夫人に求められる資質である!
というのがよくわかる一日でした。