ミシェル夫人の京友禅ドレスは720ドル!
2009年 04月 05日
おおっと、朝日新聞にこんな記事が載っているじゃありませんか!
「ミシェル夫人は京友禅好き 「庶民的な素材」センス良く」
ミシェル・オバマ米大統領夫人が着たドレスに京友禅の技術を使った生地が使われたというニュース。
デザインしたのは京都市西京区のテキスタイルデザイナーで、ハワイの生地問屋と企画発案して、京友禅の図案作家さんに原画を描いてもらったものらしい。
おや、このドレスは前にブログで取り上げた、あのドレスですね!
これです。
「ミシェル・オバマさん第一日目の服はトレイシー・フェイス!」
なるほど、京友禅の図案作家さんの手によるものだったのね。
通りで品のいいはんなりしたええ柄どすなあ。
そのハワイの生地問屋から、トレイシー・フェイスが生地を手に入れたということのよう。
しかし……。
なんと新聞の記事にはこうあるのだよ!
「生地は本来、ベッドカバーに使われるような安いもの。庶民的な素材を特別な日に着こなすセンスに親しみを感じます」
ええええーッ。ちょっと待ったー!
この服のデザイナーであるトレイシー・フェイスというのは決して安いデザイナーではないんですよ。
すごく高いわけでもないけど、キャサリン・マランドリーノと同じくらいの値段帯だったはず。
現在はブランドを休止したのか、ショップもクローズしていて、ターゲットのコラボで5月に商品を出すみたいです。
このドレスはミシェル夫人のお気に入りであるシカゴのセレクト・ショップ、イクラム IKRAMで購入したらしいですよ。
ミシェル夫人のファッション参謀であるイクラム・ゴールドマンさんが勧めたはずです。
ちなみに写真のドレスは720ドルというプライスで売られていたそう。
たしかに大統領夫人が「公務第一目」に着るにしたら、庶民的な値段かも。
歴代の大統領夫人のなかでは、とびぬけてリーズナブルな選択だとは思います。
……でも、まさか。
ベッドカバーに使う生地だったとはーーッ!
それにしてもトレイシーは大丈夫なんでしょうか?
じつは「庶民的な生地」を使っていたなんてことがバレて。
どう考えてもイクラムさんも、そしてミシェルさんも、友禅のよしあしについては気づいていないはず。
アメリカ人はもちろん、日本人でも詳しくなければ、生地のよしあしまではわからないかも。
正直に申告しなかったら、すごく高いものだと、みんな信じていたのでは。
ミシェルさんだってドレスの値段が手頃な上に、
「華やかでゴージャス!」
「エキゾチックでエレガント!」
「公務にふさわしい落ちつきと、ハレの日にふさわしい華やぎがある!」
「すてきちー!」(←ステキの意味)
と思って購入したに違いないのだ。
いや、わたしだって記事を読むまではちっとも知りませんでしたよ。
写真を見て、素敵なドレスだな、と思っていたんだもん。
ハデになりすぎない黒でありながら、藤色や緑色のプリントがとてもきれい。
ミドルエイジの女性の体型をきれいに見せてくれるシルエット。
素敵です。
その素敵なユーゼン・ドレスが本来はベッドカバーやアロハの生地だと知ったら、ミシェルさんが衝撃を受けたりして。
オンナ心としては買ったものが、お値打ちのものをバーゲンで買ったら嬉しいけれど、その反対だと聞いたら複雑なものがあると思うよ。
うわー! 誰もホワイトハウスにタレこみしたら、だめだよ!
あくまで「ベリー・エクスペンシブ・ユーゼン!」と言い張るのだー!
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