コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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シルク・ドゥ・ソレイユのクーザを鑑賞の巻!

シルク・ドゥ・ソレイユのKOOZAを観に行ってきました。
いえーい!
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あいにくの雨模様。
フェリーでランドール島に向かいます。
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夕ごはんは部長が買ってきてくれたザイヤのお寿司でーす!

悪いけど、毎回シルク・ド・ソレイユ会場のスナックは高すぎるぜ!
今回チェキしたら、ホットドッグ2本とポップコーン+ドリンクで25ドルだったぜ!
がーん! 
お子さんを連れてきているお父さんたち、鼻血が噴水に。

エリぞうたちは地道に3割引きのお寿司でしのぎました。

霧にかすむマンハッタン。
まるでホラー映画の出だしのようよ。
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おおー。おなじみのテントが見えてきました。
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エリぞうの「シルク・ドゥ・ソレイユ」初体験は10年ほど前に観た「アレグリア」で。
バッテリーパークにテントが張られたんですよね。

いやもう、観てぶっとんだよね。
世の中にこんなすごいものがあるのか、ともう目から百枚くらい鱗が落ちた覚えがあります。
その夢幻的な世界にいっぺんに虜になったものです。
観たあともしばらく忘れられなくて、頭がアレグリアになっていたくらい。

それから毎回NY公演は欠かさずに行っているエリぞうとピータロー。
2000年のミレニアム・イブは、オーランドでシルク・ドゥ・ソレイユ公演を観て迎えたのだ。
えへ!

えーと、観たことがあるのは、
「アレグリア ALEGRIA」
「ラヌーバ LA NOUBA」
「キダム QUIDAM」
「ドラリオン DRALION」
「ヴァレカイ VAREKAI」
「コルテオ CORTEO」なのだー!

それだけに今回どうなるのか気になるところ。
いよいよ開演でーす。

さて今回のクーザ。
物語の大筋は、孤独な「イノセント」が、王様、ペテン師、スリ、旅人と犬など、さまざまな登場人物に出会 ながら、自分を探す旅をするというモチーフになっているらしい。

最初に舞台に登場するのが、子どものようなイノセント。
公演中は撮影が禁止されているので、こちらは借り写真。
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彼の前に現れるのが、縞々ルックスに身を包んだトリックスター
この人がなんとなく香取慎吾を彷彿とさせるルックスなのね(笑)
なので、以下「慎吾ちゃん」と呼びます。
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そして慎吾ちゃんが魔法の杖をふると、あーら、ふしぎ。奇妙なみなさんがお出ましするじゃあーりませんか。

そしてショーの始まりでーす!
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休憩をはさんで、約2時間半のステージ。エリぞうにとって強い印象に残ったパフォーマンスはというと……。

悪魔が来たりて地獄の火車くるくるハムスターショー

なんと説明していいかわからん。
デビルの恰好をした二人が巨大な車輪のなかに入って、ハムスターみたいに回すというパフォーマンスです。
これはハラハラどきどきで、本当におもしろかったわー!
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金蛇三人娘くねくねショー

金色のレオタードに身を包んだ三人娘が、あり得ないほど柔らかいアクロバットを披露します。
ひとりの女の子はむっちりしているのに、イヨーに体が柔らかくイナバウワー状態で、くるくる足だけ回して見せるのだ。
毎日「酢」を水代わりに飲んでいるんでしょうか?

刺青フンドシ男ハダカの出初め式

えー、何段にも重ねた椅子の上で、出初め式のようなことをするというパフォーマンス。
体操選手出身としか思えないパフォーマーがみごとな技を見せてくれます。
ヨッ、ハッ!

で、この人がさ、東洋人なのよ。
しかも坊主刈りで、ハダカにフンドシ、おまけに彫り物(たぶん描いてある)つき。

つまり刺青の男がフンドシ一丁で、筋肉ショーを見せるというわけです。
ゴフッ、濃い美意識だなー。
なんつうか三島由紀夫センセイ好みの一作。

驚異のジャグラー球が止まってみえる名人でショー

たんなるジャグリングなんですが、達人は「いとも簡単そうにやってみせる」という法則を思い出させるパフォーマンス。

なんでもうまい人がやると、やさしく見えるんだよね。
この人がやると、難易度の高いジャグリングでさえ、5歳児でもできそうなほど軽やかに見える。

まさにジャグルが「止まって見える」ほど、巧みなのだ。

もしや映画「ウォンテッド」のように特殊能力の持ち主なのか?
彼なら箸でハエを捕まえられそう!

むむむ。わたしが解説すると、すべてへんちくりんなショーに響きますね。
でも本物はすごいんだよ。

いやもう堪能しました、たしかに高いチケット分の価値あり。
さすがシルク・ドゥ・ソレイユです。
ぶらぼー!
ぱちぱちぱち。

アンコールで出てきたパフォーマーを撮影!
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全体に今回はクラウンとアクロバットが目について、従来のサーカスに近い雰囲気ですね。
クラウンの芸が好きな人にはドンズバかも。

……だが。しかし。
わたしのような「アレグリア」ファンにいわせると、ちょっと物語性が足りないんだなー。

今回は客いじりが多すぎ。
観客に受けるからこそ、そうしているんだろうけれど、ちょっとリアルすぎるのよね。

シルクにはもっと夢幻的な世界、夢とも現ともつかぬファンタジーを期待してしまうのよー。
そう、もっとシュールな物語世界が欲しいのー!

そして慎吾ちゃんと髑髏さん一味が踊るところなんて、ブロードウェイのレビューみたい。

でもパフォーマンスのすごさだったら他のサーカスでもいいんだし、ブロードウェイのレビューだったらブロードウェイに行ったほうがいいわけだし。

シルク・ド・ソレイユのすばらしさは、あの夢幻的な世界観を築きあげる演出と、曲芸と演技のスムーズな融合、演劇と音楽と肉体パフォーマンスを合体させた魅力だと思うのよ。

そのファンタジーが今回は、うーん、ちょっと物足りないかも。
もうちょっと物語を練り込んで欲しかったな。

もっともシルク・ドゥ・ソレイユの場合、観客は誰もが初めて観た舞台の虜になるらしいね。

たぶんわたしがクーザを初めて見たら、
「こんなすごいものがあるのか!」
と、いっぺんで虜になるんだと思うんですよ。
きっと感動していたはず。

しかしながらわたしにとっての最高点はアレグリア。
あまりにすばらしい経験だったために、あれに今いちど巡りあえないものかと、まるで麻薬のように求めてしまうのよー!

今回のクーザですが、観てよかったかといえば、「よかったー!
価値あったかといえば、「すごく楽しかったー!」
また次の公演も行くかといえば、「行くー!」
勧めるかといえば、「お勧めー!」

でもアレグリアに勝つかといえば、わたしのなかでは「勝たないー!」

初恋を忘れられない乙女心(←誰が乙女じゃー!)みたいなものかしらん。
うふ!

というわけで、誰もが初恋の乙女になってしまうシルク・ドゥ・ソレイユ。
あなたの初恋はどうかしらん?


Cirque du Soleil KOOZA
日本語の説明はこちら

全米ツアー

New York, NY
To June 6

Saint Paul / Minneapolis, MN
July 3 to July 26, 2009

Denver, CO
Aug. 20 to Sept. 6, 2009

Santa Monica, CA
Irvine, CA
On sale soon


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by erizo_1 | 2009-05-07 15:36 | エンタメの殿堂