コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

「不思議の国のアリス」のアリスには、この女の子!

さてさて昨日に続いて、「不思議の国のアリス」について考えるの巻。

ブロンドの長い髪をしたアリスのイメージというのは、ジョン・テニエルの挿し絵から来ているんだと思いますが、本物のアリス・リデル嬢はブルネットのボブヘアなんですよね。

こちらが実在のアリス・リデル嬢
ルイス・キャロルことチャールズ・ドジソン先生撮影。
c0050387_1459744.jpg

どことなく憂いある瞳の少女ですが、大人になってからのアリスもやはりどこかメランコリック。
c0050387_150436.jpg

絵画でいうと、ラファエル前派の流行った頃なので、実際がどうこうというより、メランコリックに見せるのが流行っていたのかもしれませんね。

でもってわたしとしてはこれが希望。
「ほとんど漆黒に見えるヘアをした、憂いある瞳の少女」
で演じてもらうのを観てみたいです!

映画のなかで、本物のアリス・リデルに酷似しているのが、こちらの「ドリームチャイルド
老境をむかえたアリスが回想する形式になっています。
c0050387_154477.jpg

これはモデルとなった実在のアリスと、ルイス・キャロルことオックスフォード大学教授であったチャールズ・ドジソン教授との交流を『不思議の国のアリス』の世界を交えて描いた作品。
c0050387_1534059.jpg

ブルネットのボブヘアの女の子がアリスです。
c0050387_1584365.jpg

こちらがイアン・ホルム演じるビルボ、じゃなかったドジソン教授です。
少女を愛してしまうロリコン先生

マッド・ハッターと三月うさぎ
c0050387_1510670.jpg

てか、これ、クリーチャーだろ!
こえーよ!
こんなものに会ったら、子どもギャン泣きだってば。

ルイス・キャロルといえば「少女愛の人」というのが定説ですが、最近の研究では「大人の女性ともつきあっていた」という説もあり、またアリス出版後は非常に金回りもよくて有名人だったらしいです。

しかしながらわたしとしてはロリコンがどうとかいうより、『不思議の国のアリス』の世界をまず観たいのですね。

それでいうと、むしろ世界が近いと感じたのがギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス
c0050387_15115358.jpg

暗い色調といい、陰鬱な雰囲気といい、いい感じです。
c0050387_1513011.jpg

あきらかにアリスをモチーフにしていて、主人公の女の子が着るブルーのドレスが印象的でした。

そしてエリぞう的に「この子が演じるアリスが観たかった!」ナンバーワンは、これでガチ!
シティ・オブ・ロスト・チルドレンThe City of Lost Children」の女の子。
c0050387_15135799.jpg

「シティ・オブ・ロスト・チルドレン」はわたしのフェイバリット映画。
アメリ」のジャン・ピエール・ジュネ監督ですが、彼の作品のなかでもいちばん好き。
この子がヒロイン、美少女です。
c0050387_15162983.jpg

この少し暗くて、冷めた表情がいい!
でもってジャン・ポール・ゴルチエが監修した服のセンスもすばらしいのよー!
隅々まで美意識が徹底していて、ゴッツいいです。

しかもこの映画では、ロン・パールマン演じる大人の男のほうが「うすらばか」で、女の子のほうが精神年齢は高いという設定なのね。
というか男の登場人物は全員が幼児的性格をしているという、ジャン・ピエール・ジュネらしい世界(笑)

ご興味ある人に「シティ・オブ・ロスト・チルドレン」のトレイラーはこちら。


ちなみにこの映画は95年の作品なので、このヒロインを演じたJudith Vittetちゃんは既にもう現時点では大人。
しかも女優もやっていないようで、どうやらファッションの仕事をしているようですね。
なので、あくまで夢想キャストということで。

物語のアリスが永遠に少女のまま封印されたいっぽうで、実在のアリスはその後ちゃんと大人になり、名士と結婚して長生きしたようです。
彼女がフルコースの人生を味わえてよかったと、同じ女性として素直に感じます。

永遠の少女というのは物語のなかにしかいないもので、だからこそ一瞬の輝きがあるもの。

それだけに期待がそそられるティム・バートン版は「少女のアリス」を観てみたかったんですが、かなわぬようで残念。
でも観に行くけどな!

じゃあ、エリぞうにとってのマッド・ハッターのドリーム・キャストは誰なのか?
ということを、さらに明日論じてみようじゃありませんか。
(わー! しつこい!)

そしてみなさんにとってのアリスのドリーム・キャストは誰だか、ご意見あればぜひプリーズ!


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

今日は比較的涼しかったNYでした。
観光に来ている人も歩きやすかったのでは?
今年のNYはほんとにクーラーが必要ない日が続くなー。


さてさて一日一回のクリックご協力ありがとうございます。

映画ネタの好きなみなさん、更新を応援してくださるみなさま、↓ランキングをポチッ!とクリックしていただけると、励みになって嬉しいです。
ご厚意ありがとうございます!
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村
[PR]
by erizo_1 | 2009-08-07 15:42 | エンタメの殿堂