コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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ドラッグと芸能界の関わりは

しかし日本の芸能界も大揺れですね。
まさかの酒井法子逮捕
想像つかないピー!

さてこれがアメリカだったら、どうだろうと考えてみた。

NYではMDMA(エクスタシー)というのはクラブキッズが長時間ダンスする時に摂ることが多くて、90年代に大きな流行となっていたもの。
ことにゲイ・クラブで流行っていたんじゃないかな。

もともとは医療品だったようだけど、粗製濫造されているせいか、欧米で今まで何度も死亡事件が起きている。
当たり前だけど、違法合成ドラッグは工場が製品管理してくれるわけじゃないから、なかに何が入っているかわからないわけよね。

いっぽう覚せい剤となると、さすがに社会から逸脱した犯罪となる。芸能人でもあまり聞いた覚えがない気がする。

覚せい剤はアメリカではクリスタル・メスとかアイスと呼ばれているもの。

米国ではおもにコカイン、そしてヘロインや大きな社会問題になっていて、覚せい剤はさほど多くないけれど、最近芸能界でニュースになったのは、マイケル・ダグラスの息子がこのクリスタル・メス所持でしょっぴかれたこと。

芸能人の二世というのは、ファラ・フォーセットの息子といい、ドラッグで身を持ちくずすバカボンボンが多いよね。

ちなみにテレビで観たところ、アメリカではクリスタル・メスはなぜか主婦層に浸透しているという、めずらしいドラッグらしい。

なんでも「部屋を整理整頓して掃除したくなる」作用があるとか、「体重が減る」といった効果を信じて使い始める主婦層もいるらしいのだ。
怖いです。

もっと怖いのが、こちらの覚せい剤使用前/使用後画像。
ここまで老化するのに、3年5ヶ月しかかかっていないらしい。
c0050387_12205742.jpg

こええええええ!
覚せい剤というのは、何十倍もの速度で年を取らせてしまうのだ。
絶対にやったらあかんで!

こちらはyoutubeの画像例。
グロ画像ではないですが、みんなの使用前/使用後の顔が違いすぎるので、衝撃的。
ドラッグは老けるんだねー。
しかも揃いも揃って「みじめ〜」な雰囲気になっているのが悲惨。



いちばん最後の画像だけはお笑いなので、スルーしてね(笑)

では、こんな恐ろしいものにズブズブになっちゃった人がはたして社会復帰できるものなのか。

というと、これがハリウッドだったら、たぶん「あり」だとは思う。

その良い例がロバート・ダウニー・ジュニア
彼はコカイン、ヘロイン、ヴァリウムなどの使用所持で、何度も逮捕されて、麻薬リハビリ刑務所に送られて更正、執行猶予が出たところで再犯を繰り返して、さすがに世間の人々も、
「だめだ、こりゃ」
と見放していたもの。

ところが「アイアン・マン」で奇跡のカムバック大成功をおさめちゃったんだから、たいした、たまげた、驚いた。

ドラッグや酒で人生を持ち崩しても、本人さえがんばって更正すれば、ちゃんとやり直しは利くし、周囲は拍手で迎えるものなのだ。

そういう意味では、アメリカは失敗には寛容な国。ダメダメな失敗をしても、二回目のチャンスをくれる。
ただしハリウッドは、違う意味でキビしい。

ロバート・ダウニー・ジュニアは元から傑出した演技派だってことを忘れちゃいけません。
ハリウッドは芸がなければ決して戻れないのだ。

日本の芸能界の特徴は「コマーシャルで稼げる」というところで、べつに芸がなくても「好感度」タレントであれば、映画やテレビに出演するより、広告に出たほうがずっと稼げる。

おかげで本業がなんだかわからないタレントがいっぱいいる。
広告であれば、イメージが悪くなったら、打ち切られるのは当たり前。

いっぽうアメリカでは基本的にハリウッド俳優がコマーシャルに出ることはなくて、CMはCMの俳優が演じている。
でもってCM俳優のギャラは安いのだ。

ハリウッドでのし上がるには、広告に出るより、自分自身が「ブランド」にならなければ達成できない。
芸があって、なんぼの世界です。

他にも奇跡のカムバック例をあげれば、ドリュー・バリモア
子役でスターになって11歳で飲酒、12歳でマリファナ、13歳でコカインを覚えて、ドラッグ更正施設入りしたという筋金入りのバッド・ガール。

そこからリハビリをして、今や「お茶の間ラブコメ」女優として、プロデューサーとして成功している。
いったいどういうガッツの持ち主なんだか、生命線が人の十倍くらい太いんじゃないのか。

そしていくらブリちゃんがダメダメになっても復帰のチャンスがあるのは、やはり彼女に芸があるから。
芸がなかったら、復帰できないどころか消え去るのみ。
リンジー・ローハンあたりはかなり危うくなっている。

ハリウッドで売れていた俳優がぱったり見かけなくなったら、だいたいドラッグか酒で足を取られて失敗しているからね。
実際には復帰できるほうがなのだ。

そのわかりやすいケースが「デル野郎

2000 年から始まったデル・コンピュータのコマーシャルに出たベン・カーティスなる男の子が一躍有名になって、「Dell Dude」(デル野郎)」と呼ばれていたんですよ。
全米のお茶の間に顔が知られるくらいの存在にはなっていた。

ところが03年にロウワーイーストサイドでマリファナを買っているところを逮捕されるというトホホなことに。

とたんにコマーシャルからは降板、その後どこにいっちゃったのか見かけない。
たぶん俳優を続けているんだろうけど、まあ、鳴かず飛ばずなんだろうね。

コマーシャルの顔になったところで、それ以上の芸がないんだったら、誰も起用しない。
アメリカの芸能界ではドラッグで「人でなし」と断罪はされないけれど、失敗を超えるだけの才能がなかったら、誰も引き上げてはくれない。

マイケル・ダグラスの息子にしたって俳優らしいが、そんなやつ、誰も知らないし、たとえリハブしたところで、まったく復帰のチャンスもないはず。とにかく更正して俳優なんかやめてマジメに社会で働くがいいよ。

欧米に比べたら麻薬に汚染されていない日本には、まだまだ救いがある。
アメリカでは、もはや芸能人がどうとかいうレベルじゃなくて、どうやって中高生たちをドラッグから守るかってほうが肝心だもの。

芸能人がどうなろうと、それはもう本人の才能次第で、そこまでの才能なのか、それとも更正して乗りこえられるだけのなにか芸があるのか、それだけだと思うのだ。

だけど、子どもは周囲に氾濫していたら、つい好奇心で手を出しかねない。
10代の子たちをどう守っていくのか、まずは「覚せい剤は老ける!」っていうのを教えていくのがいい気がする。

これからは日本でもアンチ・ドラッグの授業に力を入れなくてはならなくなるかもしれない。
学校でも使用前使用後の怖い写真を見せていったほうがよさそうです。


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by erizo_1 | 2009-08-10 12:37 | エンタメの殿堂