コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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13歳の有名ファッションブロガー、タヴィちゃん

ちょっとブロガーのみなさん、驚きのニュースよ!

ミラノ・コレクションのドルチェ&ガッバーナのショーでは、なんと一般のファッションブロガーが最前列の席に座ったらしいわよ。

あのアナ・ウィンターさまのすぐ近くによ!
うひー!

このフロント・ローというのは業界的にいうと、たいへんなあつかい。
有名な雑誌の編集者や、大手流通のファッションディレクターたちが座る位置なんですよ。

そこにドシロートが座るなんて「きーッ! 許せないわ!」と怖い女性編集者やゲイのバイヤーたちが眉をつりあげるようなコトなのね。

これはドル・ガバがオンラインの時代を鑑みて、いち早くブログによってネットに情報が流れ、ツィッターされるのを狙ってのことらしい。

招待された数名のファッション・ブロガーたちにはドル・ガバから支給されたラップトップ・パソコンで記事をその場でアップしていったらしいよ。

すげーな、ドル・ガバ!
さすがやりますな!

そこでエリぞうの脳裏によぎったのがNYファッションウィークでのひとこま。

ヨウジ・ヤマモトのY-3のショーでのこと。
見慣れない子どもがやってきて、カメラマンたちがバチバチと写真を撮られていたんですよ。

「なんだ、なんだ、セレブ?」
ハリウッドの子役か?」
とオレたちも色めきたったんですが、どうもルックスが子役っぽくない。

恰好も変わっているのだ。
だってこんな感じなんだよ?
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でもって見た目は9歳くらいの子どもなのに、どことなく表情が老成しているってのか、態度もデカいんだよね。

「もしかして実年齢は65歳くらいの超能力者で、体だけは9歳のまま成長していない大友克洋ちっくな人物なのか?」

SFか漫画にありそうな設定を考えてみたエリぞうでしたが、むろんそんなことはなく、アメリカ人カメラマンに尋ねたところ、意外な真相が判明したのであった。

正解は「13歳のファッション・ブロガー

タヴィ・ジェヴィンソンTavi Gevinsonちゃん
STYLE ROOKIEというブログをやっています。

POP MAGAZINEの表紙にもなったらしいよ。

NYのファッションウィークでは、さまざまなショーに招待されて、アレキサンダー・ワンちゃんのショーを観たり、さらにマーク・ジェイコブスのショーに招待されてフロント・ローで鑑賞!

うひゃー!
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マークさまよ、マークさまとニコパチよ!

おお、なんと日本が誇るヨウジ・ヤマモト先生ともニコパチ!
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目がねっ子と先生の、ふしぎなツーショット。
なんとなく新版「カラテ・キッド」のようでもあるね(笑)

しかしおもしろいよね、アメリカという国は。
13歳の、まあ、どっちかというと、校内では「変人」あつかいされそうな子が、おのれの才覚ひとつで有名になっちゃうんだから。

日本だとこういうときに写真映りのいい女の子でないとマスコミで騒がれないんですが(反対に写真映りさえよければ、実力がどうでも騒がれる)アメリカではあくまで実力勝負というあたりが、おもしろい。

タヴィちゃんのブログも、自分であれこれ服を創作したり、工夫したりして着ている無軌道なエネルギーがよし。

級友から「へん」とか「イタい」といわれそうなことをがんがんやる、そのムダにデカい表現欲がいいじゃないですか。

というわけで、前述のドル・ガバの作戦は非常に正しいと、エリぞうは思いますね。

東京コレクションでも、ぜひ一般のファションブロガーを招待してもらいたいものです!

ことに新進ブランドは英語で書いているブロガーを招待してあげたら、世界的にブランド名が広まっていいんじゃないだろうか。

というのも自分で調べ物をしている時に痛感するんだけど、調べているブランドだの人名だの商品がサーチエンジンの上位に来ないと、すごく困るんだよね。

この時代オンラインにルックが出るってのは、本当にでかいのだ。

わたし自身は雑誌畑の人間だから、雑誌のよさも強みもよくわかる。
でもいっぽうでブログにしかない強みもわかる。

なんたってブロガーのおもしろさというのは「金をもらわなくても、好きだから書いている」というところ。

いや、それどころか自腹を切ってやっているブロガーがほとんどでしょう。

たとえばブログ友だちのアキームたんにしてもquastさんにしても、、どれだけ今まで舞台に注ぎ込んできたんだよと思うし、fujikoちゃんにしてもどんだけ外食費かけているんだと驚くものね。

で、この「無償による情報の伝播」というのはひと昔前にはなかったものだし、「消費者がそのまま発信者になる」というのもなかったもの。

そして人間の「他者に伝えたい」という根源的な欲求がこれほど強いということに、感心するわけです。

オンライン時代のマーケティングや宣伝は確実に変わってきているわけで、そこに目をつけているブランドはたしかに賢いと感じるエリぞうなのでした。


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今日は寒い一日でした。

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by erizo_1 | 2009-10-02 17:50 | トレンドの泉