コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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極寒のマンハッタン、レズ・バー探訪の旅

友だちのゆかさんは二人お子さんがいるハッピーなママン。
旦那さんとも仲がいい。

なのに、「男性の体ってあまり好きじゃないの」とかで(!)前々から「レズ・バーに行きましょうよー」と誘ってきているのだ。

ひえー。オレが行ってなんの得があるんだよー!

ところがゆかさんときたら、いつまにか万葉さんを引きずりこみ、さらにアキームたんも引きずりこんで、レズ・バー探検隊を仕立てていたのである。

うわー。
もう逃げられない、ついに探検隊に参加する日が来てしまったのね。

レズ・バーに行くなんていったら、ピタ隊長がイヤがるだろうから、「ガールズ・ナイト・アウトで出かける」といって出かけたわたし。

このブログを読んだみなさん、ピタ隊長にバラしてはいかんよ。

そしてついに暮れも押し迫った夜に出かけることになったのだあああ!

「どういう恰好して行けばいいんでしょうか。
ボンデージのような恰好をしたらいいんですか」

とメールしてくる万葉さん。

わはははは!
なんでいきなりボンデージになるのよ!
仮装大会じゃないんだからさ。
たかだかバーに呑みに行くだけなのに、気合い入りすぎ。

ところが当日は凍てつく寒さになってしまい、集合場所のハドソンストリートはびゅうびゅう北風が吹きすさぶ地の果てみたいなことに。

しかも待ちあわせたスタバが閉まっていて、一件も開いている店がないのだ。
もはやツンドラにいるような気分になってくる。

ふええええ、こんな寒さのなかで外にいたら死んじゃうよー。

目の前が暗くなってサントワ・マミーになっていたら、ようやく銀行の前で万葉さんと邂逅し、二人でATMコーナーに入って風をしのいだのであった。

「どんなバーなんでしょうね。
アンジェリーナ・ジョリーみたいな女性がいたらいいですよね」
と万葉さん。

て、そんなわけないじゃん!
アンジーがそこらのバーなんかにいないって!(笑)

それって「NYのバーに行ったら、ブラピみたいな男性と知り合えるんじゃないか」っていうのと同じ類の幻想だよ。

いやー。そこまで妄想をたくましくしてしまって、いいんだろうか。
行く前に期待値メーターあがりすぎだっていう。

そして寒風に吹きすさばれながら、われわれはハドソンストリートを北上したのであった。

目指すは、ウエストヴィレッジにあるHenrietta Hudson

なんでもゆかさんが「何年も前から一度行ってみたいと思っていたの」と憧れていたバーらしいのだ。

はたしてエルドラドはすぐそこにあるのか?

ひええええ、風が強くて顔がいだいよー!
目があけていられないよー。
さぶいよー!

ほとんど八甲田山死の彷徨のようです。
ようやく横断歩道の反対側にそれらしき店のネオンサインがついに見えてきた。

うお!
ださっっっ!(汗)

思わずムンクの叫びになってしまったエリぞうであった。

だってマジ、ダサいんだもん。
店に入らなくてもわかる、そのダサダサ感
いかにもダイブ・バー(アメリカにおける居酒屋で、がんがん飲むためのだけのバーのこと)で、オシャレ度ゼロ。

しかしゆかさんは目をきらきらさせて突進していくのであった。

「あら、Bar & Girlだって。
ふつうはBar & Grill というところをダジャレでGirlにしてあるのね。
かわいいと思わない?」

かわいくないよ!
てか、寒くて死にそうだよ!

入ってみると、マジでふた昔くらい前のイメージのバーなのであった。
天井からピロピロしたテープが垂れ下がっている。

暮れのせいか、店は閑散としていて盛りさがっているし。
客層もアンジェリーナ・ジョリーというより、ロージー・オドネルですかね。
まあ、現実はそんなものか。

おや、フロアに巨大な鉄の鳥籠がある。
もしやこのなかできれいなダンサーがパフォーマンスするのではないかという最後の希望も、しかしつぎの瞬間に崩れさったのであった。

突然響いてきたのは、陰々滅々としたお経のような声

「マイ・ハンプス、マイ・ハンプス、ハンプス」

え、こ、これはまさかファーギーの「マイ・ハンプス」?
うーわーーー!
カラオケ・タイムだああああ。

恐ろしいことに始まったのはカラオケ大会、しかも客たちが次から次へとドヘタな歌を唄いだしたのである。

ものすごい破壊力! 
鼓膜への波状攻撃!

日本のカラオケだと、みんながすでに練習しているから、ちゃんと聴けるレベルじゃないですか。
わたしは音痴だけど、唄わないしね。

ところがアメリカのカラオキ(と発音する)は、音痴のオンパレード。
なのに、本人的には自覚はないらしく、自信まんまんで堂々と歌いきるのよ。

ひえええええ。
極寒のなかを歩いてきて、なんでこんな難行苦行にあわなくちゃなんないんだよー。

「だめだよ、ゆかさん、この店は終わっている!

この店もきっと昔はイケていたんだろうし、あるいは曜日によっては盛りあがっているのかもしれない。

しかしとてもお洒落レズのみなさんがやって来るとは思えない。

「これはどこか探して再挑戦したほうがいいよ」

てことで、早々に河岸を変えて、居酒屋EN(えん)で反省会をしたわたしたちなのであった。
やれやれ。

「ああ、わたしは一生ストレートのまま終わってしまうのかしら」
と残念そうなゆかさん。

おいおい!

いったいゆかさんが夢みるような「素敵な女性でいっぱい」のレズ・バーは存在するものなのか?

ステキチな店を知っている方は、ぜひゆかさんに教えてあげてちょんまげ!(←昭和ギャグ)



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by erizo_1 | 2010-01-03 17:16 | ライフのツボ