コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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ふかし芋の好きなイケメンはモテるのか?

NYコレクションが終了!

なぜか昨晩エキサイト・ブログにログインできず、更新不可能でした。
すみません!

さて最終日に写真が撮れたのは、トミー・ヒルフィガー

80年代のプレッピースタイルをモダンに蘇らせたコレクション。
今季はトラッドやプレッピーが多いですね。
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トミーの本領であるオールアメリカン・スポーツウエアです。
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オオトリで出たトミー・ヒルフィガー先生。
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今回でブライアントパークでのファッションウィークは終わり、来季からリンカーンセンターで行われます!

いやー、ド疲れさまでした。

最終日にはカメラマンのミッチーは目を痛めて黒い眼帯をかけて海賊みたいなことになり、ナオニタは過労でゲロを吐き、みこちゃんは階段からコケてしまってお尻を強打するという満身創痍状態に。

うわーん。
オレたちって本当にファッションショーの取材しているんでしょうか。
オシャレというより、肉体労働だぜ。

さて今回わたしがチームを組んだのが、カメラマンのNくん。
すらりと背が高い、なかなかの男前で、前に日本の有名モード誌に「世界のイケメン業界人」として出たこともある男子なのだ。

ファッションウィーク前に慣れておこうと、Nくんと雑誌の取材撮影に出かけた時のこと。
なんと彼が年上の女性に好かれることを発見したのである!

わたしは取材に行っても、あまり相手に覚えてもらえるといったことはなくて、存在感のないタイプなのだ。

ところがNくんと行ってみると、なぜか取材先の女性たちがやたらとNくんに親しげに話しかけているのである。
あきらかにわたしより、彼に興味を示しているではないか。

えー!
なんだ、これ。
今まで他のカメラマンと働いてきていて、こんなの見たことないよ。

なんたってファッション業界というのは、ゲイが多い世界なので、女性としてはストレートの若者を見るだけで「新鮮!」な気分がするのかもしれない。

そしてファッションウィーク中にはおしゃれな女性やモデルのスナップ撮影に奔走したNくんなのだが、なんと米国有名雑誌の編集者から名刺をもらったり、PR美女からランチを奢っていただいたりして、なんやかんやと目をかけてもらっているのである。

今どきは男もルックスで得するのか!

しかしながら本人の弁では「若い子からはぜんぜんモテません」とのこと。
どうやら年上キラーらしい。

彼は既に30代前半なのだが、話を聞くと、かなりストイックな独身生活を送っていて、まともに食べるのは一日一食、よく家ではサツマイモをふかして食べているらしい。

ワイルドともいうし、「男おいどん」ともいうね。

「芋はアルミフォイルに包まずにフォイルに乗せた状態で、オーブンで気長に焼くのがベストです」
と力説するNくんであった。

このあたりの「おいどん」感が、同世代にはウケないのであろうか。

その話をしたところ「芋はありえないです」と即答したのは、アラサーのめぐみちゃんであった。

彼女は、世間の男性の90%が好きではないかという清楚で愛らしい顔立ちの女子なのだが、にはすげーキビしいオンナなのだ。

「わたしだったらふかし芋を食べている男性とは、つきあえないです」

えーッ。イケメンでもだめなの?

「ありえないです。そんな食生活つらすぎる」

だってラーメンより体にいいし、野菜好きなのかもしれないよ?

「でもそういう食生活の人は50歳になってもふかし芋を食べていると思うんです。
定収入がなかったらつまらないことでケンカしてしまうから、結婚生活が続かなくなる気がする」

うぐぐぐ。
さすが金にキビしいオンナ、めぐみ。
なんたってこいつの野望はアメリカン・エクスプレスのブラックカードを持つ男をゲットすることだから、家でもキャビアでないと、許されないのかもしれない。

では、既婚者ナオニタはどうか?
彼女の旦那さんは超イケメンなので、「金よりカオです」と答えるんじゃないか。

ずばり男には経済力を求める?

「ええ、ちゃんと稼げない男性ではだめですね」

えー。
面食いのくせに、意外や現実的なことをいうのである。

愛があればいいってことにはならないの?

「ないですね、お金がなければ愛は持続しませんよ。
贅沢しないでいいから、二人で暮らせるお金は稼いできてもらわないと。
うちではわたしが全部お金は管理していますから。
カレがきちんと稼げなかったら、結婚しなかったと思います」

ぐは。
さすが不況時代!

アラサー女子たちの意見は、とっても現実的でキビしいのであった。
なんだよー。
みんな、大人じゃん。

わたし自身は「愛があればオーケイ」派なので、女子たちのシビアな意見に衝撃を受けてしまったのだが、考えてみれば、わたしはバブル世代だったのだ。

世の中に金があって日本もイケイケだったから、お金なんかよりも見つけにくい「本物の愛」が欲しかったわけです。

わたしはパートナーには金よりカオより、愛を求める直球型なのだ。

けれども今どきは個人の努力では追いつかないほど世界経済が低迷しているし、将来が読めないマイナス成長の時代。

となると、「愛なんてそこらにあるから、それより確実な定収入が欲しい」という方向性になってくるのかもね。

ことに自分でガンガン稼ごうという気がない女子たちは、男性に確実な収入を求めるようだ。

いっぽうアラフォーの自分でバリバリ稼いでいる女性たちは、あまりパートナーの収入には頼らない

周りを見わたしても、女性のほうが家計を支えているカップルだって少なくない。

さらにコネクションやチャンスを与えられるような、パワーを持つ女性たちとなると、むしろ発展途上の男のほうが好き。

イケメンである、真面目である、礼儀正しい、才能がありそうなんて要素がとたんにビッグプラスになるようなのだ。

べつに恋愛に発展するまでもなく、けれども忙しく働いている自分への癒しというのか、お気に入りの若い男友だちと食事したり、遊びに行ったりしている40~50代女性はけっこういる。

「どうせ仕事するなら、イケメンのほうがいい」
「どうせ食事するなら、イケメン同席のほうがいい」

そんなメンタリティがちらちらと垣間見える。
男でも女でも権力を持てば、やりたいことは一緒ということだね(笑)

なるほど、愛と経済は切っても切れない関係。
同じイケメンでも、立場の違いで違って見えてくる。

Nくんに対する反応で、その女性の立ち位置がわかるという、なかなかにおもしろい実験結果なのでした。

なんつって、ネタにしてしまったNくん、ごめんよ。
ブログがバレないことを祈る。



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by erizo_1 | 2010-02-20 16:05 | トレンドの泉