体にやさしい「北のスパイ食品店」とは?
2010年 04月 21日
直訳すると、「北のスパイ食品店」?
うわー!
めちゃくちゃ怪しいじゃん!
レストランに入ったら拉致されてしまうのか?
黒サングラスに黒ネクタイ・スーツのウエイターが給仕してくれるのか?
注文を取ると、テープレコーダーが自然消滅してしまうのか?
わー。思わず妄想がかきたてられるぞ!
しかもタイムアウト誌のEAT OUT賞の「ご近所レストラン」部門で栄冠に輝いた店なのだ。
これはチェケラウするっきゃないでしょう!
で、やって来ました。
外から見ると、あら、かわいいお店です。
インテリアは古き良きアメリカのイメージで、ビンテージの小物や硝子のケーキ入れが、いい味を出しています。
奥には食品を売っている雑貨コーナーがあります。
なんとなくノーマン・ロックウェルの絵に出てきそうな雑貨屋と軽食堂をかねた店という感じ。
なるほど、アメリカ人のノスタルジーを刺激するスパイ大作戦とみた。
メニューもチキンと卵のサンドイッチやカントリーハムのサンドイッチなど、アメリカらしいラインナップ。
ランチだったので、リゾット(11ドル)を食べてみることに。
おや、お米じゃないよ?
おいしいけれども食べたことのない穀物で、ふしぎな歯触り。
なんだろう、大麦かな?
これはFreekeh(フリーカー)なるものらしいッス。
フリーカーというのは、青い麦を焙煎して作るもので、ヨルダンやシリアを始めアラブ諸国では広く食べられている食品だそう。
これがおいしいのだ!
味つけはシンプルで、シンプルがゆえに滋味がじわじわと染みわたるような感じ。
なんか体によさげ系?
こちらはオイルでポーチしたイカとムール貝、ネイビービーンズ、キャベツ、ホウレン草 14ドル
これまた野菜や豆がふんだんに使ってあって、体によさげ。
他にもケールのサラダとかカラードグリーンの蒸し煮、ワイルドライスのつけあわせといったヘルシーなメニューが目につきます。
食材もグラス・フェッド・ビーフ(草で育てられた牛の肉)やロングアイランドで獲れた魚介類を使い、おもに地産のサスティナブルな食料やファーマーズマーケットで仕入れた野菜を使用。
さらに店の奥は食料雑貨コーナーになっていて、チーズや卵、ピクルス、ジャム、蜂蜜、シリアルなど、こだわりのある食品が並んでいます。
こちらはブルックリンで作られているキャラメル
見た目からしてノスタルジックでかわいい!
ここに来る客層はかなりのヘルスコンシャス、かつお洒落さんと見た。
ふしぎなことにファッションセンスのいいお客さんが多いのです。
さて問題の「北のスパイ食料店」なる店名。
じつはこの「ノーザン・スパイ」というのは、リンゴの品種だそう。
おおっと、意外なり!
そのノーザン・スパイを使ったアップルパイというのが、ウリになっているんらしいよ。
なるほどねー。
というわけで食べに行っても拉致されませんので、ご安心を。
健康な食材にこだわる方にお薦めです。
NORTHERN SPY FOOD CO
511 East 12th Street (between Ave. A and Ave B)
New York, NY 10009
212-228-5100
営業: Monday – Friday Breakfast 7:30am - 11am Lunch/Dinner 11am - close
Saturday & Sunday Brunch 11am-4pm Snacks 4pm - 5:30pm Dinner 5:30pm - close
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