コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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伝説のアート夫婦 映画「ハーブ&ドロシー」日本公開!

ざーん!
アート好きのみなさんにニュースです!

NYに住む稀代のアート・コレクター夫婦を追ったドキュメンタリー映画「ハーブ&ドロシーHerb & Drothy」が日本で公開されます!
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この二人はNYのアート界では知らない人がいないほどの有名なカップル
一見どこにでもいるような老夫婦なのに、じつは莫大な数のすばらしい現代アートのコレクションを持っているのです!

それも狭いアパートのなかに芸術作品をぎゅうぎゅうに詰めこんで暮らしているという伝説のような夫婦。

アートの収集家といえば、ふつうはビリオネアと決まっているもの。
ところがハーブさんは郵便局勤務、ドロシーさんは図書館員という決して裕福ではない市井の二人。

あくまで給料で買えるレベルの作品、地下鉄で持って帰られるサイズの作品にこだわって収拾したのだとか。

それでも二人には本物のアートを見る鑑識眼が備わっていたよう。

60年代に当時まだ評価が認められていなかったミニマルアートやコンセプチュアルアートに目をつけて、多くの展覧会に出向き、アーティストたちと交流。

まだ有名になる前のリチャード・タトルチャック・クローズジュリアン・シュナーベルといった現代作家たちの作品を無名時代から買いつけて、やがて彼らが目をつけたアーティストたちが次々と有名になっていくという現象が起きたそう。

そして40年間にわたって収拾されたアートの数は、なんと4000点

しかしながら二人は売ろうとせず、ほとんどの作品をアメリカの国立美術館に寄贈
美術館側が「生活に困ってアートを売らないで済むように」と贈与した謝礼も、そっくりそのまま次の作品を買う資金にしたのだとか。

まさしく「贅沢貧乏」とも「爆走アート野郎」ともいうべき、根性の入ったアートコレクター人生

こういう物語の登場人物のような夫婦が実在するあたりが、NYアートシーンのおもしろさでしょう!

さてこの映画の監督は、なんと! NY在住の日本人女性である佐々木芽生(ささき・めぐみ)さんです。

もとはテレビの映像に係わっていたという佐々木さんは「この二人をドキュメントとして撮りたい」という一心で、映画作りに挑戦。

そして作品は高い評価を受けて、アメリカではハンプトン映画祭最優秀ドキュメンタリー作品賞&観客賞、フィラデルフィア国際映画祭観客賞、シルバードッグス観客賞、プロビンスタウン映画祭最優秀ドキュメンタリー作品賞、パームスプリングス国際映画祭ベスト・オブ・フェストなど、さまざまな賞を受賞しています。





映画のなかでもクリスト&ジャンヌ・クロードやリチャード・タトルなどのアーティストがハーブとドロシーについて語り、さらに著名な現代アーティストの作品がばんばん出てくるので、アートに詳しい人ほど、「おおッ」と唸るはず。

アート好きのひとはぜひぜひお見逃しなく!

11月13日より渋谷の イメージフォーラムにてロードショー!

13日の11時、13時、17時、19時の回そして14日の11時、13時、17時の回にて、佐々木監督の舞台挨拶があります。

さらに14日は佐々木監督の無料トークイベントあり。
14時からは青山秀樹さん/ローゼン美沙子さん (NEW TOKYO COMTEMPORARIES)との対談。
そして18時30分からはキュレーターにして小説家の原田マハさんと対談!

詳しくはサイトをご参照下さい!

ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人
イメージフォーラム・シアター
住所:東京都渋谷区渋谷2-10-2
電話:(03)5766-0114

そして米国在住の方はNetflixにて推薦DVDになっているので、ぜひどうぞ!


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by erizo_1 | 2010-11-13 00:27 | エンタメの殿堂