コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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老人ホームでメイクをするボランティアに参加!

12月4日に、NY de VolunteerNYでボランティア)の「The Japanese Spa Day~美を通した社会貢献~」に参加してきました!

これはナーシングホームで、入居者の高齢者方たちにメイクやヘア、ネイル、ハンドマッサージなどを施し、肌に触れることによってコミュニケーションをするというボランティア。

右が「NYでボランティア」を主催する日野紀子さん。
左は当日スタッフを務めてくれたゆかりさん。
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じつは日本にいるわたしの母は要介護4という体の不自由な状態です。
現在はヘルパーさんたちにケアしてもらいながら、車椅子で暮らしているママン。

昔はお洒落だったママンも、今では好きなドレスを着ることもできないし、好きに歩き回ることもできない。

それでもママンに会った時に顔の生毛剃りをしてあげたり、クリームを塗ってあげたり、髪を整えてあげたりすると、とても喜ぶんですね。

今週は日本に戻って、そんなママンを親族の結婚式のために車椅子で式場まで連れていってあげる予定なのです。

そのためにエリぞうがママンのヘアメイクをする予定(ドキドキ)
このボランティアは勉強のためにもぜひとも参加してみたいものだったわけです。

さて当日の場所は、アッパーウエストの「イザベラ ナーシングホーム」という高齢者用施設。
こちらには約70名の日本人や日系人の方も入居しているそう。

まずプロのメイクアップアーティストさんから、メイクのハウツーを教えてもらいます。

講師は、日米のTV、CM、雑誌やファッションショーを中心に、タレントやモデルのヘア&メイクを手がける、Yoshie Nezuさん。
小顔マッサージも得意らしいよ!
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さらに根津さんの率いるウェディング・チームBridal Doll からも2名の先生がついてくれました。

で、講習のあと参加者たちは二人一組になって、お互いの顔を練習台にしてメイクを実際にレッツ・トライ!

よく撮影でメイクの現場は見ているので、それなりに手順はわかっているつもりでしたが、実際に自分が他人にやってみると、相手に伝わっている力加減がわからないんだよね。

げげーん、眉がうまく描けない!
やばす!
親切な先生たちからコツを教えてもらって、なんとか習得。

そして練習のあとは用意された浴衣に着替えて、いきなりジャパネスクに。
じゃじゃーん。
見返り美人は帯を見せているの図です。
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いよいよ開始時間が来て、入居者の方たちがやってきます。
うわー。緊張するなー。
ドキドキドキ!

ほとんどの入居者の方は車椅子に乗っていて、えー、こんな寝たきりみたいなおばあちゃんもメイクを受けたいんだ?  と驚いてしまったくらい。

そしてキターーーー!

エリぞうが最初に担当するおばあちゃんが車椅子で連れられて目の前に。
いざメイクを開始!
内心は心臓バコバコなんだけど、いったん始めてしまえば、その作業に没頭してしまってもうなにも考えられないって感じ。

いやもうプロのメイクさんだったら許されないほどヘタくそながら、それでもメイクしてあげると、おばあちゃんが見違えるようにきれいになるのがいいところ。

最高年齢は「第二次世界大戦中は戦闘機を作る軍需工場で働いていたのよー」と話してくれた91歳のおばあちゃん!

車椅子で足は動かなくても、頭も精神もピンシャンしているのだ!
ごいすー!

メイクをするボランティアのくみこさん、こんなふうに仕上げていきます。
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会場にはボランティアによるメイク、プロによるマニキュア、ハンドマッサージ、ヘアカット、そしてカメラマンによる写真撮影などのコーナーがあって盛りだくさん。

プロのヘアスタイリストさんがヘアを整えてくれます。
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そして希望者はステキチになった自分をプロのカメラマンさんに撮ってもらえるのです。
ほらね、いい笑顔になっているでしょう。
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わたしの「なんちゃって」メイクでも、おばあちゃんたちが喜んでくれるのがとても嬉しかったです!

いやあ、オンナはいくつになってもオンナってことだね〜〜〜〜!(笑)

やっぱり女性はきれいな自分が好きなんだよね。

心から「きれい」「ゴージャス」「若々しい」「その色似合う」と褒めてあげると、おばあちゃんたちもとってもいい笑顔になってくれるのです。

ふだんわたしはビューティやファッションの記事を手がけることが多いんですが、そのなかにいると、あまりに世の中外見ばかり重視しているんじゃないかと、げんなりすることもあるんですよ。

でも今回ボランティアでおばあちゃんたちにメイクすることで、原点に戻って気づいたんですよね。

それは人間にとっては自分を好きだと感じられる瞬間が必要だということ。
そして美容もファッションも、そのために大切なのだということ。

きれいになった自分を見て、あら、私もステキじゃない、と心がわくわくする、そのわくわくが大事なんですよね。

メイクができあがると、おばあちゃんも生き生きした表情に!
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さてこのプログラムが行われている間、演奏会も催されて、これまた人気を博していました。

きっと音楽って心にいいんだろうね。
おじいちゃん、おばあちゃんが楽しみに観に集まってきていたもん。

バンド演奏やシンガーソングライターなどの演目に続いて、今日はオペラ歌手田村麻子さんと、そしてピアニスト西川悟平さんが参加してくれました。
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田村麻子さんはNYを拠点に活躍するソプラノ歌手。
ハンガリー国立歌劇場やイタリアのカリアリ歌劇場で絶賛を浴び、リンカーンセンターでもデビュー。
さらに2011年にはロンドンのロイヤル・アルバートホールで「蝶々夫人」を演じる予定という実力の持ち主。

そして西川悟平さんは難病を抱えて、指の障害と闘いながら、七本指でピアノを弾くという驚異のピアニスト。

悟平さんの伴奏によって、この日は三曲の「アヴェ・マリア」、プッチーニの「O mio babbino caro」そして「ふるさと」が麻子さんによって歌いあげられました。
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この声が本当にすばらしいのよ!
天から降ってくるようなソプラノなんですよ!

まさに「宝石のような声」の持ち主。
その美しい音を浴びていると、まるで心を洗い浄められているような気持ちになるのです。

ことに生で聞くと、圧倒的な迫力ですよね。

音楽に耳を傾けながら、顔をおおって何かを思い出すようにしながら聴いているおばあさん、曲が終わるとブラボーと声をあげて拍手するおじいさん。

若い時に観た舞台やコンサートを思いだしていたのかもしれませんね。
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そして麻子さんの歌う「ふるさと」を聴いていたら、胸がいっぱいになって思わず涙がこぼれてしまったエリぞうだったのでした。

このプログラムに参加してみて、本当によかったです!

ボランティアを企画運営してくれたNY de Volunteerのみなさん、メイクの先生たち、ヘアさんやカメラさん、演奏者のみなさん、ありがとうございました!

このプログラムはたいへん人気があるらしいですが、メイク用品などの運営費もかかるために、寄付を広く募集しているそう。

NY de Volunteer の活動をサポートしたいみなさんは、ぜひボランティア体験やドネーションに参加下さいね!

そして「輝く宝石の声」をもつオペラ歌手、田村麻子さんですが、じゃーん、NYでホリデーコンサートがあります!
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田村麻子ホリデーコンサート
12月9日 8:00pm~
St. Stephen Church
住所:122 West 69th Street
料金:20ドル
予約: 516-551-3617 もしくはオンライン
にて

演目はグノー「ロミオとジュリエット」より「私は夢に生きたい」
プッチーニ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
シューベルトの「アヴェ・マリア」など。

ぜひみなさんも宝石の歌声をナマで聞いてみて下さい!
20ドルでオペラのハイライトが聞けるんだから、やっぱりNYは音楽やエンターテイメントではいい街だ!


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

なんとこれからまた日本に行ってきます!
時間がなくて寝てない!
ので、飛行機のなかで爆睡します。

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by erizo_1 | 2010-12-06 20:57 | 社会の時間