コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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20年かけて作りあげた驚異の美声 田村麻子のソプラノ

先日お伝えしたナーシングホームでもチャリティで歌ってくれたソプラノ歌手の田村麻子さん。
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ハンガリー国立歌劇場やイタリアのカリアリ歌劇場の舞台にたち、そしてFIFAの前夜祭ではドミンゴパヴァロッティカレーラスという世界三大テノールと一緒に歌ったという輝かしいキャリアの持ち主なのです。

ちなみに恥ずかしながらエリぞう、クラシック音楽にはとんと疎くて、オペラなんて語れる柄じゃないんですよ、すいません。

でもそんなわたしでもびっくりしたのが、麻子さんの生の歌声を耳にした時だったのだよ!

寺尾のぞみさんのホームパーティに伺った時のこと、ディナーのあとに麻子さんが即興で歌ってくれることになったんですよ。

「食べたあとだから、三割くらいの声しか出せないんだけど」
と断りつつ、ピアノの前に立ってくれた麻子さん。

なんでもオペラ歌手というのは胃にモノが詰まっていない状態で歌うらしいよ。
そのほうが体を楽器として響かせやすいんだって。

そして西川悟平さんの伴奏で、麻子さんがいうところの「三割くらいの声」でプッチーニのアリアを披露してくれたんですよ。
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これがすーごーかーッた!

いや、目の前で聴くオペラの声ってすごいんだね、もう窓がビリビリと震えるような声量なんだよ。
なんてパワフルなんだ!

マンガとかSF映画だったら、ガラスとか電球がパシーン!とかいって割れているシーンだね(笑)

しかも水晶のベルでもいっせいに鳴らしたように、美しい。
とにかく音としてきれいなんですね。

興味を持ったエリぞうは続いて麻子さんのCDを聴いてみて、目からボロボロと大量のウロコが落ちまくり!

おおおおお、なんだ、これ!
人間の声じゃないみたい!
いや、人間じゃないっていったら失礼なんですが、つまり精妙な楽器の音を聴いているような感じなのよ。

この世のものじゃないような澄んだ音が響いてきて、見たことのないふしぎな楽器から流れてくるかのよう。

だいたいふだんの麻子さんの喋る時の声とはまるっきり違うんだよ?
いったいどこからこんな声が出てくるんだろう。

「この声を出せるまでに20 年かかったのよ」
という麻子さん。

えええーッ、20年!?

音楽やスポーツというのは才能の部分が大きいから、つい「生まれつき」と考えてしまいがちなものだけれど、じつはオペラで歌うことは多大な技術がいるらしいのです。

麻子さんも歌いながら、たとえば喉のここを開いて、こっちの筋肉は締めて、こっちはゆるめて、頭蓋骨のここを響かせて、といったふうに調整しているのだとか。

すごい、すごすぎる!
まるで格闘家の話でも聞いているようだ。

なるほど、やはり生まれっぱなしの才能なんていうのはないんだね。
絶えまない努力と練習があってこその才能。

その驚異の歌声をぜひいちど聴いてみて下さい!
麻子さんの歌声を楽しめるホリデーコンサートはこちら、

12月9日 8:00pm~
St. Stephen Church
住所:122 West 69th Street NY, NY
料金:20ドル
予約: 516-551-3617 もしくはオンラインにて


また年末年始は日本でのコンサートも控えていて、12月26日には東京文化会館でベートーヴェン第九演奏会、1月16日には京都文化パルク城陽で関西フィルハーモニー管弦楽団とニューイヤーコンサートも予定!

この関西フィルには、エリぞうイトコの旦那さん、森末さんが第二のトップ・バイオリニストとして在籍しているんでーす!

ということで、宝石の美声を生で聴いてみたい方はぜひどうぞ!

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田村麻子 ソプラノ オペラアリア集














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by erizo_1 | 2010-12-09 00:16 | カルチャーの夕べ