コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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ニューヨークから日本に届く愛もある

土曜日はエリぞうもユニオンスクエア街頭募金に行ってきました!

現在公園内での募金活動はパーミットを取ったグループしか行えませんので、気をつけてね。

弁護士さんに確認したところ、一般の道であれば、20人までなら違法にならないそう。
でも通行の邪魔にならないよう、ご注意を!

そして念のために寄付してくれた方の名前、住所、メールアドレス、寄付額を書きこめるドネーションフォームを用意するといいです。

寄付する機関にリストを一緒に提出することで、募金者はacknowledgementがもらえる権利があるそう。

世間には義援金詐欺があるので、人によってはちゃんとそのお金が正式な団体に行くかクリアにしたいらしいんですね。

路上では寄付額もそう高額ではないと思いますが、とりあえずacknowledgementが欲しい募金者用に、ドネーションフォームがあるとベターだそうです。

さてさてそんなわたしたちチームが活用させていただいたのは、デザイナーの女子コンビが作ってくれた旗とチラシのPDFです。

制作者は本田マキさんと深谷牧子さん。
エリぞうのウェブサイト宛に、こんなメールを送ってきてくれたんですよ。

私たちに何ができるかと話していたなか、やはりできるかぎりの募金を集めて日本へ送るのが一番だろうとなり、なんらかのお手伝いができないかと話し合って企画していました。

結果、黒部エリさんのブログで紹介されていた写真からヒントを得て、募金を集めるのに活動していらっしゃる方達に使ってもらえるような旗や募金の方法を書いてあるビラなどを作るのが一番いいのではないかと思い、制作に取りかかりました。


これがかわいいんですよ!
二つ折りにして串や棒に巻きつけると、こんな風に旗ができます!
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バリエもあってかわいー!

商業目的に使わなければ著作権フリーで誰にでも使ってもらっていいとのこと。
なんていい人たちなんだ!

全米はもちろん世界の在外邦人、そして日本のみなさんにもお使いいただけます。
クッキーなどのベイク・セールやコミュニティや学校の募金活動、チャリティイベントやガレージセールにもばっちり!

こちらからPDFがダウンロードできます。

この無料ダウンロードサイトをぜひツイッターなどで拡散して、お友だちにも広めてあげてくださいね!

エリぞうもミニ旗を作ってみたよ!
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そしてカメラマンのみちかさんが二人のイラストを元にしてアイロンプリントでTシャツを作ってくれたので、みんなでそのTシャツを着込んで、いざ街頭に!

で、募金箱を持って並んでみたまではいいんだけれど、いや、実際に立ってみたら恥ずかしくてとてもじゃないけど、叫んだりできないものだね。

これをたったひとりで始めた新妻くんは偉いよ!
わたしだったら、とてもひとりでやる勇気はないー。

みんなでオドオドしながら小声で募金活動をしていたところ、遅れてタエコさんが登場。
そしたらなんと手製のメガホンを持って「プリーズ・ヘルプ・ジャパーン!」と叫び出したのです。
す、す、すごー!

この瞬間から恥ずかしさが弾けて、もうあとはなんでもありという感じで、声をだして募金を集められるようになったエリぞうでした。

今日一緒にがんばった仲間です。
ピタ隊長もばっちり参加!
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そしてとにかく驚いたのが、募金をしてくれるニューヨーカーがたくさんいてくれること。

誰かが実際に募金をしてくれるのって嬉しいものよねえ。
いやもう、ほんとうに感謝感激でした。

それも1ドルを入れるひとが
もっと助けてあげられたらいいんけれど」
「少なくてごめんね」
といってくれることもあって、とんでもない! 募金してくれるという、その心意気だけでありがたいんです! とありがたさに頭を下げっぱなしでした。

驚いたことに、なかには10ドル、20ドルを入れてくれるひともいるんですよ。
えーッ、なんて親切なんだ!

わたし自身はNYで寄付するときは決まってオンライン小切手にしていたから、街頭でこれだけ募金をしてくれるひとの多さにはびっくり。

アメリカ人は寄付をすることに慣れているんだなあ、とその人助け精神に改めて感心しまスタ。

正直いって今まで街頭募金なんて立ったことなくて、これが初体験なんですよ。

それでもいてもたってもいられなくなったのは、なにかを被災者のためにしなくてはと思いながらもほとんどなにもできない焦燥感から。

そして過去に自分は本当にできることをしてきたのか? という良心の問いかけから。

今までもハリケーン・カトリーナ、スマトラ沖震災、ハイチ大震災といった災害はあって、その都度わたしがしてきたのは Save the Childrenや赤十字や「国境なき医師団」に寄付をすることくらい。
それもお恥ずかしいくらいの金額です。

NYはチャリティイベントが盛んなので、もちろんチャリティには何度も出ていますが、自分がオーガナイズするような力も社会的地位も持っていない。

いったい自分は他の国のひとが困っている時にどれだけ本気で助けてきたのか。
そして今回同胞が困っている時になにをやれるのか。

今回のことで痛感したのは、自分の国のことはまず同胞が立ちあがらないと、だめだということ。

そして木曜日のNYママとキッズたちの活動に勇気づけられて、自分もなにかせねばという気持ちで出かけたのでした。

しかし実際にやってみると、かなり恥ずかしいものよね。
なかには辛辣なことをいってくるひとだっている。

「ここでは募金なんかしちゃいけないんだ」
とからんでくるオヤジもいるし、
「日本は寄付を受けつけないと、NYタイムズに書いてあった」
という人もいる。
「日本より先に国内の立て直しが先だ」といってくる人だっている。

なかには「テレビを観ないので知らなかった、そんな震災があったのか」という人もいたし、
日本政府はメルトダウンの真実を隠している、レベル6というのはじつはレベル8のことだ」
という自説を説く人もいて、じつにさまざま。

でもそれ以上にいっぱい受けとったのは、見ず知らずのひとからのでした。
募金をしてくれる人がいるたび、感謝の気持ちでいっぱいになるよね。

祈っているわ」といってくれる人。
「自分たちだっていつ起こることだからわからないからね」といってくれる人。

人間というのはおもしろいもので、募金箱にお金を入れてくれる時に、たいてい少しだけ恥ずかしそうにするものです。

自慢げにお金を入れるひとなんていない。
ほんの少しだけうつむいて目を伏せながら、そっとお金を入れてくれる。

まるで自分のしていることなんてたいしたことじゃないのだ、というように。

でもその羞じらいを感じる繊細な心こそ、美しいと思うのです。
ひとの心の奥には、なにかきれいで澄んだ泉があるのだ、と信じられる。

誰かが困っている時に、わたしもそうやって力を貸してあげられる人間になりたいと切に思います。

そして実際に街頭に立ってみると小道具がとても役にたつんですよね。
なによりキッズにはミニ旗が大人気。
そして道行く人の関心を引くにはミニちらしが有効でした。

そして夕方になってみんなで銀行に行き、募金箱に集まったお金をマネーオーダーに変換。
おおお、こんなに集まりました!
自分のお金じゃないけれど(笑)すごくリッチな気分。
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これをマネーオーダーに変換すると、ジャパンソサエティに郵送できます。
ジャパンソサエティからは日本赤十字に送られるそう。

全額でしめて義援金$964.55
やったー!
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もちろんお金持ちが寄付できる額に比べたら、金額はたいしたものじゃないかもしれないです。

でもそこには道行くニューヨーカーたちの愛がいっぱい詰まっているんですよ!
その愛が被災地のみなさんにも必ず届くはず。

ありがとう、ニューヨーク!
見ず知らずのあなたたちの小さな親切が、とても励みになりました。

やってみて本当によかった。
そしてたとえ貢献の度合いは非常に小さくても、わたしにとっては自分にとっての癒しになったのが嬉しかったです。

震災以来ずっと心が動転していて、仕事の原稿を書いていてもまったく集中できない、落ちつかずに行ったり来たりしてしまうような状態が続いていたんですね。

たぶん多くのひとがそうなのじゃないかな。
衝撃的なテレビ映像や写真というのは、心を殴りつけるんですよね。

だから「日常」に戻れないまま、危機的状況でアドレナリンがあがってしまうのじゃなかろうか。

そんななかで、とにもかくにも行動に移すと、動くことでテンションが放出される感じがある。

ことに実際に街頭に立ったり、体を使ったりすることは、デスクの前に座りながら支援をするよりも、わかりやすく手応えがあるんですよね。

そしてなにより見ず知らずの人から愛を受けとることが、ダメージを癒してくれました。

なぜなら愛は希望だからです。
愛にはがあるからです。

わたしたちは時には暗い道を歩かなくてはならない。
そして道を歩くことの困難さよりも、その暗さのほうに心が打ちひしがれてしまうかもしれない。

でも彼方に光が見える時、わたしたちはまた歩いていける。
光あるとき、そちらに向かっていく力がわいてくる。

どんな深い夜でも、遠くで誰かがランタンを掲げてくれている。

その小さな光があなたにも届きますように。
いま悲しみのなかにあるひとたちを、どうか光が癒してくれますように。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

日曜日はライオンズクラブさんのご厚意で、街頭募金活動が行われますよ!

JP GIRLS NYC(ジャパンガールズNYC)の募金活動

TIMES SQUARE : For Message for Japan(募金ではなくて呼びかけ)
When: Sunday, March 20, 2011, 12PM – 6PM
Where : Times Square, Manhattan, NYC (Bet 46th & 47th , Back side of Tkts)

GRAND CENTRAL STATION : For Fund Raiser(募金)
When: Sunday, March 20, 2011, 12PM – 3:30PM
Where : Grand Central Station (42nd St, bet Madison Ave & Park Ave)

Who : Japanese girls, New Yorker, friends, families, & anyone who wants to support Japan!
Theme Color : White & Red (Japanese Flag T-shirt , Red Heart T-shirt welcome!!)

集まった義援金はライオンズクラブを通して、日本現地に100%届くようにします!
参加希望者はJP GIRLS NYC/Facebookへ!

なお募金活動があまりに増えてしまったので、今後は統制や取締が強化されるようです。
街頭募金をしたいグループはライオンズクラブや日系の非営利団体にまず話をしてみるとよさそうです。

週明けからはチャリティコンサートやイベントが目白押しですので、そちらで支援していくようにしましょう!
えいえいおー!

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by erizo_1 | 2011-03-20 19:06 | 社会の時間