コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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シリーズ最高作!「X-MENファーストジェネレーション」

X-MENファーストジェネレーション」(原題:X-MEN First Class)

これはおもしろかった!
堂々のお勧め映画です!
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Xメンの前日談で、若き日のチャールズ・エクゼビアとエリック・レーンシャーがいかにしてXメンを率いるプロフェッサーXと、マグニートーになったかという物語。

これがわたしのようなアメコミにはまるっきり疎い人間にも非常におもしろく、かつ共感できるものだったのよ!

最近のハリウッドのヒーロー映画というのは、あまりにアクションや特撮シーンに力を入れるため、登場人物たちの人物造詣が薄っぺらで、観ていても感情移入できないことが多いのだ。

ぶっちゃけ今までのX-MENシリーズも、ファンには申しわけないけれど、年食っているわたしにとってはなんとなくアホらしいというか、小中学校の男子向けに感じていたのよ。

ところがこの映画では、チャールズとエリックの人物造詣がよくできていて、ちゃんと奥行きのある人間として動いているんですね。

プロフェッサーXを演じるジェームズ・マカヴォイと、マグニートーを演じるマイケル・ファスベンダー演技がとてもいい!

だからユダヤ人としてナチスの迫害にあったマグニートーの悲痛もわかるし、恵まれた環境に育って子どもの頃から博愛精神のあるエグゼビアの人間性にも寄り添えるし、その二人の友情と決別もよくわかる。

なるほど、こういう前日談があって、ああいうエグゼビアとマグニートーになったのか! と納得できるし、X-MENファンにおなじみのキャラもカメオ登場するサービスもあって、伏線がきれいにつながっているのよ。

やっぱり物語の基本というのは、登場人物たちが「絵空事」ではなくて、生きている人間として感じられることなのだ。

そしてプロットにキューバ危機米ソ冷戦をからめているあたりも、実際の歴史をうまく活用していて、おみごと。
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監督は「キック・アス」のマシュー・ヴォーン。
わたしにとっては「キック・アス」も最高だったし、この「X-Men:ファーストジェネレーション」も大ヒットで、マシュー・ヴォーン監督の才能にはベタ惚れです。

ジェームズ・マカヴォイはヤギのタムナスさんに始まって、アミン大統領に拷問されたり、えん罪を押しつけられたまま戦死したりと、気の毒なキャラを演じたら右に出る者がいないけれど、この映画でもその不幸感がいかんなく発揮されています。

300」にも出ていた(らしいが、まったく記憶にない)マイケル・ファスベンダーは大抜擢ながら、マグニートーの人間性が伝わってくる好演で、一気に注目を集めること間違いなし。

この映画は劇場公開で観て大正解!
サマー・ブロックバスター・ムービーのなかで断トツにお勧めです。

(ただし友だちのブログで読んだところ、興業成績は必ずしもいいものではないらしく、いい作品だからといって売れるとは限らないよう)

ところで改めて気づいたんだけど、X-MENの世界ではミュータントが生まれる遺伝子の突然変異が「放射能」のせいになっているんだよね。

そういえばゴジラも放射能の突然変異という設定だったっけ。
ひと昔前はそういう悪質な風評めいた設定を平気でマンガや映画でしていたんだよなあ。

もはや放射能は「ミュータントを生む」どころか、日々自分たちも取り巻かれている現実なのだということにも、感慨深い今日この頃なのでした。


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by erizo_1 | 2011-06-05 17:16 | エンタメの殿堂