コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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ゴスペルの真髄を堪能できるミュージカル「MAMA, I WANT TO SING」30周年公演がすごい!

ゴスペルの本場ハーレムで人気ミュージカル「MAMA I WANT TO SING」が30周年公演絶賛上演中です!
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この「MAMA」は、1983年NYのハーレムで誕生、全世界で2500公演を果たしたというロングランのゴスペル・ミュージカル。

日本では1988年の来日公演が大きな話題を呼び、日本のゴスペルブームのきっかけになったほど。
1997年にも再来日している人気のショーです。

物語はスター誕生物語。
牧師の娘として、教会でゴスペルを唄っていた少女が歌手になりたくて、それを止める>母親と対立シンガーの道を突き進んで成功するというもの。

これは1960~70年に活躍した歌手ドリス・トロイをモデルにして、実妹のヴァイ・ヒギンセン(Vy Higginsen)が創作。

ドリス・トロイと聞いてもピンと来ない方が多いでしょうが、この曲を聴いたら「あ、どこか聴いたことがある!」と思うはず。



歴代キャストには、あのチャカ・カーンも名を連ね、映画化もされているという息の長い人気作品なのです。

今年30周年を迎えて、ソウルミュージックを代表する大御所たちもお祝いに駆けつけました。
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左から“Ain’t No Mountain High Enough”の名曲で有名なアシュフォード&シンプソンのヴァレリー・シンプソン。

ホイットニー・ヒューストンのお母さんであるシシー・ヒューストン。

そしてグラミー賞歌手にして、「ハートブレイカー」の大ヒットで知られる、ディオンヌ・ワーウィック姐さんです。

このあたりの大御所たちは往年のソウルミュージックファンなら、涙ちょちょぎれものですね!

さて、このMAMAストーリーとしてはシンプルで、ブロードウェイのような華やかな舞台装置もなければ、著名なスターも出ていないですが、とにかく圧巻はゴスペルのシーン。
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これはハーレムで観てこそ価値がある! と思うのは、その熱狂ぶり。

実際に黒人霊歌を歌う教会では、牧師が聴衆に語る説教に対して、参列者も「アーメン」とか「オー、イエス」といったように合いの手を入れていくんですね。

歌舞伎における大向こうからのかけ声みたいなものというのか、じつに絶妙に合いの手が入るんですよ。

このやりとりがリズム&ブルースにおけるコール&レスポンスというおなじみのスタイルに発展していくわけです。

そして牧師が聖歌隊や歌を使いながら、宗教的熱狂に盛り上げていくというのが、ブラックチャーチでのお約束。

この音楽を使った高揚感と一体感こそ、ゴスペルの真髄!

このガラ公演でも観客総立ち! 
みんなが手をあげてノリノリです。
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これは熱い、おもしろい!
ぜひともハーレムで観る価値あり!

今回はガラ公演ってことで、ラストは御大たちが登場!
ヴァレリー・シンプソン、シシー・ヒューストン、そしてかのディオンヌ・ワーウィック大先生がマイクを持って唄います。

もう紅白歌合戦のトリみたい!
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ちょっと歌うだけで、ぐいいいいいーん、と引きこまれる歌唱力
オーマイガッ!
さすが美空ひばり、じゃなかった大トリです!

いやあ、たいした、たまげた、驚いた。
ゴスペルは、まさにブラックミュージックのルーツ。

そして出演者たちの声量や歌唱力はもちろん、肉体的になんかもうアスリートみたいな、あり得ないほどのエネルギーと跳躍力
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ブロードウェイとはまるっきり違う、ミュージカル界のスラムダンクってんですかね!
いちど観てソンはないです!

さてこの「MAMA」ですが、ミュージカルとして楽しいだけではなく、じつはアメリカではCBSの報道ドキュメンタリー番組「60Minutes」で取りあげられて大きな話題を呼んだのですよ。

その話は長くなるので、続きは後半に。


MAMA, I WANT TO SING

公演予定:4月6日・13日・27日、5月4日・11日。
公演時間:17時開演。
場所:The Dempsey Theater
127 West 127th Street New York, NY 10027
料金:大人=35ドル、ティーンズ・学生・シニア=30ドル、14歳以下=20ドル。チケットはウェブサイトより購入可能



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by erizo_1 | 2013-04-03 13:17 | エンタメの殿堂