10代の少年少女にゴスペルでポジティブな生き方を教える! ゴスペル・フォー・ティーンズ
2013年 04月 05日
ハーレムのゴスペル衰退に危機感を持ったヴァイ・ヒギンセンが MAMA FOUNDATIONを設立。
こちら左がヴァイさん、そして右が彼女の娘で現在舞台のヒロインを務めているアーマヤさん。
これはNYの若者たちを対象としている無償の音楽教育プログラムなのです。
アメリカの4大ネットワークのひとつであるCBSの報道ドキュメンタリー番組「60 minutes」がこのゴスペル・フォー・ティーンズを一年にわたって取材。
厳しい環境に育ち、人前で歌ったこともないティーンがゴスペルによってポジティブに生きていく様は大きな感動を呼び、2012年のエミー賞も受賞しました。
ここで学ぶ300人の中から最優秀メンバーが今回の公演ではキャストとして出演、フレッシュでパワフルな歌声を聞かせています。
NYの低所得者層の住むエリアで問題になっているのが、ティーンズたちにはびこるギャング、窃盗、銃、麻薬といった問題。
「このプログラムはアンチ・ギャングであり、コミュニティの若者たちにとってポジティブな姿勢を与える有益なものとなっています」
と語るのは、このプログラムを支援するニューヨーク市議会(New York City Council)のイネス・ディケンズ(Ines Dickens)さん。
手前がイネスさん、奥はハーレムを地盤とするベテラン下院議員の<チャールズ・ランゲル(Charles Rangel)氏(民主党)
10代の少年少女にとって、やり甲斐のあることを見つけること、将来に対するポジティブな態度を身につけること、そしてゴールと達成感を見いだすことに、音楽がすばらしい情操教育となっているのです。
毎週土曜日にブロンクスやハーレムといった地域から参加して、同プログラムで学ぶ青少年の間から将来のシンガーも出るかもしれませんね。
このゴスペル・フォー・ティーンズには日本人女性も一名オーディションに受かって加わることになったそうですよ!
ポジティブな未来を発信する「MAMA, I WANT TO SING」は、観客にも活力をくれるステージ。
ぜひこの機会に、全米でも話題の舞台をご覧あれ。
ソウル懐メロ・オンパレードの「SING HARLEM SING」も見応えありです。
舞台のトレイラーは以下のビデオでどうぞ!
MAMA, I WANT TO SING
公演予定:4月6日・13日・27日、5月4日・11日。
公演時間:17時開演。
場所:The Dempsey Theater
127 West 127th Street New York, NY 10027
料金:大人=35ドル、ティーンズ・学生・シニア=30ドル、14歳以下=20ドル。チケットはウェブサイトより購入可能
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