石川県の食材を使って有名シェフのマイケル・ロマーノが独創的なレシピを披露!
2013年 10月 15日
主宰は Gohan Society
場所は有名レストラン、ブーレイのキッチンスタジオ、 Bouley Test Kichen です。
マイケル・ロマーノ氏といえば、ユニオンスクエアカフェのシェフ兼共同経営者として同レストランをNYで一番人気にしたスター。
現在ではユニオンスクエアカフェ東京のエグゼグティブシェフをしています。
そんなマイケルさんは大の日本贔屓。
しかも石川県は何度も訪れていて、なんと石川県食文化大使を、正式に知事から任命されているのです!
ヘルプに入った料理人さんたちは、系列店グラマシータバーンのシェフとスーシェフ高橋さんという豪華な布陣。
ちなみにこのブーレイ・テストキッチンで驚いたのが、ずらりと銅の鍋が並んで釣りさげられていること。
全部銅ですよ。その贅沢さにびっくり。さすがブーレイですね。
そして「加賀味噌スロッピージョー」「穴子寿司アランチーニ」「なすとアンチョビー、ミントといしりのリゾット」「グリルド油あげパニーニ」など、多彩なレシピを披露。
マイケルさんが焼いているのは油あげです。
油あげを半分に切って、なかに具を詰めています。
これはいいアイデア!
パンよりも軽いので、おもてなし料理のアペタイザーに使えそう。
穴子寿司は、なんと揚げるという斬新なアイデアを披露。
アランチーニというイタリアのライスコロッケから発想したそうです。
これが出来上がり。
さすがユニークな発想ですね。
マイケルさんが手に持った丸いものはなんと「ゆべし」
ゆべしを薄く切ったものとセロリの根の千切りを混ぜたサラダが美味しかったです。
マイケルさんは石川県ツウで、温泉旅館の「かよう亭」がいいとか、和食の「ぜにや」がおいしいとか、日本人のわたしよりもずっと知識が豊富。
興味深かったのが、アメリカの料理界での日本料理のステイタスが、ここ20年ほどで飛躍的に高くなったということ。
マイケルさんによると、20年前までは、なんでもフランスがもてはやされていて、フランスの食材、フランスの調理器具といったように、シェフの世界ではフランスが憧れだったらしいのです。
これが今やシェフの90%は日本製の包丁を使っているというし、若いシェフたちが行きたがる場所といえば日本になってきているのだとか。
食文化というのは本来地方に結びついているもの。
伝統を守る職人さんがいるからこそ、地方の食文化というのは脈々と現代まで伝えられてきています。
そしてそんな歴史ある食文化を、まったく違う視点から再発見してみる、新しい発想で広がりをもたせるというアイデアはすばらしいものでした。
日本の地方文化が積極的に海外に打って出るのは、ぜひ応援していきたいものですね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
一日一回のクリックご協力ありがとうございます。
下の↓アメリカ情報バナーをポチッ!とクリックしていただけると、励みになって嬉しいです。
ご厚意ありがとうございます!
にほんブログ村
エリぞうのツイッターはこちらです