NYFW開幕!美人は太っていても美人の法則
2018年 02月 09日
今回の会場はトライベッカにあるスプリングスタジオ。
規模としては小さいですかね。
しかし会場内に素敵なカフェがあるので、おおお、と突撃してみたら、VIPでないと使えないとのこと。
ぐーん。
ヒエラルキーの下層にいる人間の悲しみに打ちひしがれた瞬間でした。
メンズファッションデイの報告はぜひアパレルウェブで書いているので、ご覧下さい!
【2018年秋冬NYFW ハイライト3】NYメンズ終了/退廃的な 80Sユースムービーをアダプトしたラフシモンズ、スポーツとテーラリングをミックスしたボスなどが登場
ラフシモンズ先生のショーは本当に素敵でした!
ところで今日のびっくり!
マックスマーラのグループ会社で、プラスサイズの女性服をあつかうマリナリナルディというブランドがあるんですね。
そこのコラボラインで、アシュレーグラハムが登場。
アシュレーグラハムといったら、今売れっ子のプラスサイズモデル。
アメリカでは、もはやカタログでも広告でもプラスサイズのモデルや白髪モデルが欠かせないことになっています。
考えてみたら、アメリカ人の肥満人口はすごいものだから、この層を狙って当たり前なんですよね。
で、噂のアシュレー。
近くで見たら、すごくきれい!
たしかに腰まわりとか太腿とかはババーンとしていて立派なんだけど、顔はシュッと引き締まっていてフォトジェニックなんですよね。
わたしなんて体重と比例して顔がマツコになるので、なんでアシュレーは顔が細いままなのかふしぎ。
うらやまし〜!
たしかに写真に撮っても「太った人が写っている」んじゃなくて、「美人が写っている」になるんだよね。
すごい。
これがプラスモデルの威力ってやつか。
太っていても、美人は美人。
そうだ、べつに太っていてもいいのだというポジティブな気持ちと、一方で「あと3キロ痩せたら、自分はきれいになるんじゃないか」という幻想が打ち砕かれた落胆で、ビミョーな気持ち。
そして驚いたのが、今日の発表会にはかなり太めの人たちが来ていたこと。
ふつうファッションのプレス発表会って、みんな細いんですよ。
でも違ったね。
今日はみごとにプラスサイズの人たちがいっぱい。
この人たちは顧客ではないだろうから、誰なのかと考えてみて、ハタと気づきましたわ。
あー。ぽっちゃり業界にもインフルエンサーとかオンラインメディアとかがあるわけだよね。
なるほどなー。
世界にはいろいろとニーズがあって、ニーズにあわせたメディアがあるわけだよな、と発見したのでした。