ヘザー・グラハムとアラン・カミングが訴えたミレニアム宣言
2008年 09月 15日
G- Star Rawでアラン・カミングとヘザー・グラハムが登場した件についての補足です。
これは国連のミレニアム宣言を、G-Starがサポートしているため。
ふたりは世界の貧困に対する理解を広めるために、登場したわけです。
ジョージ・クルーニーも国連の活動をサポートしているから、初めはジョジ・クルが来る予定でいて、なんらかの理由で彼らにスイッチしたのではなかろうか。
もちろん二人が着ているのはGスターの服。
さてアランとヘザーがステージに出てスピーチしたのは、おもに以下の部分に関するくだり。
○2015年までに、一日の所得が1ドル以下の人口の比率、及び飢餓に苦しむ人口比率を半減すること、また同期日までに、安全な飲料水を入手できず、またはその余裕がない人口比率を半減することを決意する。
○全ての地域の児童が、男子も女子も同様に、初等教育課程を完全に修了できるようにすること、また、全ての段階の教育についての男子と女子の均等な機会を確保することを決意する。
○出産死亡率を4分の3、また5歳以下の乳幼児死亡率を3分の2、それぞれ現在の数値から削減していることを決意する。
○HIV/AIDS感染、マラリアや人類を苦しめるその他の主要疾病の災禍の蔓延を止め、減少させ始めていることを決意する。
○HIV/AIDSによる孤児に対して特別な支援を行うことを決意する。
○「スラム街なき都市」イニシアティヴの提案の通り、少なくとも1億人のスラム居住者の生活の顕著な改善を達成していることを決意する。
で、こうした社会を作っていくために、指導者たちに働きかけようと訴えて、アラン・カミングがこういったのでした。
「この会場では、ビデオレターを撮ることができます。あなたからメッセージを送りましょう。次期大統領バラク・オバマに」
ここで会場は拍手喝采。
ええどー! ええどー!
もちろんエリぞうは民主党支持ですが、当然ながらこんな会場にいる人たちは、ほぼ全員がオバマさん寄りでしょう。
みんなの喝采を浴びてから、
「あるいはジョン・マケイン候補に」
と小さく付け足したアラン・カミング。
うまいね(笑)
もちろん国連がバラク・オバマ候補を応援するということはないわけで、あくまでこれはアラン・カミングのアドリブ。
ちなみにアラン・カミングはバイセクシャルで、女性との結婚離婚歴があり、さらにNYで同棲している男性とイギリスで同性婚も挙げているという異色のひと。
ま、それで共和党シンパのわけがない(笑)
それにしても国連だって、アラン・カミングが誰だかわかっているのに、わざわざ代表してスピーチをさせるって(笑)
もしや確信犯ですか。