コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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<   2008年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧

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夕陽が沈むハンプトンの海岸。
薔薇色に染まってロマンチック。

しかし実際には大西洋の激しい波がざっぱん、ざっぱんと打ち寄せて、ロマンチックというより殺人チック。
眺めていると、「東映」の文字が浮かんできそうな波なのであった。

ハンプトンはニューヨークの代表的な別荘地ですが、なんでも全米でもっとも家が高いところらしい。
一軒の平均価格が、なんと3億円よ!

ふつうのニューヨーカーは夏だけ別荘をレンタルすることが多いんですが、一週間レンタルで、2000ドルから6000ドルといったところ。
ホテルの数は非常に少なくて、週末はミニマム三泊が原則。
雨の週末に当たったりすると、泣くに泣けない料金よね。

しかも外洋側は、すごい荒波なんだぜ!
日本だったら、どう考えても遊泳禁止になると思うんだけど、こちらではけっこうフツーに海に入っているんだよね。
日本の海水浴場だと、遊泳禁止の範囲にブイがあって網が張っているじゃないですか。
そういう網もないんだよなー。北海荒波づくりって感じ。

これは自己責任で泳いで死んでください、てことデスか?

そのわりに水難事故が少ないような気がするのは、たぶん泳がないで浜でごろごろしているひとが多いからなんでしょう。

そうやってみんなで夕暮れを眺めて、黄昏れていると、ピタロー隊長が突然、
「戻れー!」
と絶叫して手をふるではないか。

あわてて砂浜を必死に駆けて駐車場に戻ると、警察官がちょうど駐車違反車のキップを切っているところでした。
「これはきみたちの車?」
「は、はい、そうです、今すぐ出ます」(ぜえぜえ、はあはあ)
「なら、いいよ」」
ということでお目こぼしに。
はー。あせった。

高いハンプトンでは駐車違反も10万円くらいするかも(うそ)
ぎりぎりセーフで助かったッスー。
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by erizo_1 | 2008-07-30 11:11 | ライフのツボ
ランディ・パウシュ教授が亡くなりましたね。
すいぞうガンによる合併症で、47歳。

パウシュ先生は、ペンシルベニア州ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学の教授で、専攻はコンピューターサイエンス。

ガンにかかり、医者から余命が「3〜6ヶ月」と告げられたパウシュ先生は大学を去るにあたって「最後の授業」を行います。

2007年9月にカーネギーメロン大学の講堂で、パウシュ先生が行ったこの授業が、ユーチューブで大きな話題を呼んで、全米で600万アクセスに達し、社会現象に。

日本でもランダムハウス講談社から「最後の授業」という本が出ています。

ユーチューブでもちゃんと日本語訳がついたものが出ているんですね。
もしまだご覧になっていない方がいたら。これは一見の価値ありです。
ぜひご高覧あれ。

「子どもの頃の夢をどうやってかなえるか」
「他人の夢をどうやって手助けするか」

という講義をしていて、自分の体験談を話しているんですが、なにしろパウシュ教授のタフな明るさに圧倒されます。

末期ガンに侵されながらも、ポジティブな姿勢を崩さず、ジョークを連発して、壇上で腕立て伏せをしてみせたり、奥さんに誕生ケーキをあげたり(奥さんもきれい!)とにかく前向き。

パウシュ先生は子どもの時に「無重力を体験する」「NFLの選手になる」「ディズニーのイマジニアになる」といった夢をもっていて、それをどうやってかなえてきたか、そしてかなえられなかった時こそ学べることがあったという話を披露。

どんな時でもユーモアを持って、明るく、他人を楽しませ、ひと助けを惜しまない。
その強い精神力には感服します。

これだけ優秀な人物が亡くなるのはあまりに惜しいけれど、残されたお子さんたちもずっと亡くなったお父さんを尊敬するでしょう。

なおパウシュ先生は「スタートレックのカーク船長になりたい」という夢を持っていたらしいですが、来年公開になる映画版のほうに短いながら登場することができたらしいです。
すべての夢をかなえて逝ったパウシュ先生。
安らかにお眠りください。
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by erizo_1 | 2008-07-27 14:42 | 心の小部屋
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さてシェルターアイランドを後にして、夕方に立ち寄ったのがハンプトン・ベイにあるTully’s(タリーズ)というフィッシュマーケット。

ここでは外のカフェでキトキトのシーフードが食べられるのです。
フィッシュマーケットでは、魚や貝を買って帰ることも可能。

夕方6時に閉まるので、間に合うようにと、車をぶっとばしたピタロー隊長。
もう一台の車を運転するそるちゃんはさらにかっとばしやで、捕まったらやばいスピードで爆走。
貝を食うために、そこまで急ぐか、オレたちは(笑)

で、急いだ甲斐があって滑り込みセーフ。
われわれ一行が食べたのは、生牡蠣、生ハマグリ、フライド・クラム、ホタテのフライでした。
うまー!
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アメリカでいう「リトルネック・クラム」というのは、日本のハマグリにあたるんだけど、これは東海岸では生のままレモンをかけたり、フライにしたりして食べることが多いんですよね。フライド・クラムはなぜか「貝のヒモ」だけを揚げたもののほうが人気あって、値段も高め。

あれ、気づいたら、貝ばかり食べているなー。
じつはエリぞう、貝類が大好物なのです。
きっと祖先が大森貝塚を築いていたんだと思う。
いや、祖先がラッコなのかもしれない(なわけないだろ!)

てなわけで、お薦めのタリーズ。
みなさんも機会があったら、ぜひ貝塚を築いてちょ。

Tully's Harbor Restaurant
78 Foster Avenue Hampton Bays, NY 11946
Phone: (631) 728-9111
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by erizo_1 | 2008-07-26 11:57 | NYのレストラン
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日曜日に、ハンプトンにあるシェルターアイランドに行ってきました。
今回は人数が多かったので、ミニバンをレンタカーして、遠足気分で出発!

サンセット・ビーチ・ホテルでは、お約束のムール貝とフレンチフライド・ポテトを堪能。うーん、ムール貝旨し!

こちらはレストランの横にある、ソファルーム。
誰でも使えるんですが、小洒落ていて、かわいいインテリアなんですよ。
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壁に貼っている60~70年代のブリジット・バルドーやジェーン・バーキンのモノクロ写真を眺めると、うっとりします。

60~70年代のフランスのバカンス地というのは、あれだけおしゃれな人たちが集って、美意識と色彩感覚が完成されていたのだなあ、と感心するよね。

自分が育った時代の日本のビーチを考えると、その差に愕然とするもんなあ。
なんたって昭和40年代の海水浴といったら、あなた、カキ氷とスイカ割りと、ピンキーとキラーズ、由美かおるのアース渦巻に大村崑のオロナミンCですからね(笑)

ビーチにはホテルの黄色いパラソルが並んでいて、かなりリビエラな気分。
来るたびに感心するのは、このあたりを通る車に、クラシックなビンテージカーがとても多いこと。
さすが別荘族は乗っている車もおしゃれ。

しかしこの美しい光景の裏には、おそるべき危険が隠されていたのである!

このクレセントビーチは内海で波がたたないので、さっそく泳いでみると、あぢぢぢぢ、足に痛みが走るではないか。
ぎゃーーーーッ!
クラゲだあああああ!

海がクラゲの混浴状態になっているーーー!
なぜかクラゲが大量発生していて、ちょっと泳ぐと、どこかをチクチク刺されてしまうのでした、ぐっすん。

むかしはクラゲといえば、8月後半に出るものだったんだけどなー。
これも温暖化の影響なのか。

おしゃれなくせに、クラゲまみれ。
勇者は、ぜひガンガン恐怖の海で泳ぎまくってくれ!
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by erizo_1 | 2008-07-25 15:17 | NYのスポット
25年間NYで活躍していたカメラマンのKさんが東京に帰国することになって、送別会を。
30人ほどが集まって盛況な会となりました。

で、会場にコンギーハウスという、ロウワーイーストサイドにあるチャイニーズレストランを使ったんですね。
個室のカラオケ・ルームだったんですよ。

で、宴たけなわってところでカラオケを使ってみたら、中国製らしいカラオケビデオが映るのだ。
日本の曲もちゃんとある(それもやたらと古い曲ばかり)
映像はなぜか歌とはまったく関係のない、ヨーロッパの光景。

カラオケだから日本語の歌詞の字幕が出るんだけど、その歌詞がすごいんだよ。
誤字脱字だらけ。たとえば例をあげると、

「ものがたり」→「ものあたり」

「こんや」  →「こにゃ」

「おんな」  →「なんな」

「グラス」  →「ゲラス」

といったように、むちゃくちゃな誤字が出てくるのだ。

銀座の恋のものあたり」(笑)

わー。
これじゃあ意味が通じてないじゃないか!

赤いゲラス」ってなんなんだー!

すごい、なんてシュールなカラオケなんだ!
前衛カラオケ、もしくはカラオケ界のダダイズムといもいうね。

どう考えても、社団法人日本音楽著作権協会に許可を取って、ロイヤルティを払って制作しているカラオケじゃないよなー。

歌詞っていうのは、たとえば文章のなかに引用するのでも、ワンフレーズを引用するためには必ず承認をもらわなくてはならないもの。
だからこのエントリでも一切歌詞は引用していないわけですが……。

こんな無法地帯があったとは!
無断使用どころか、日本語として間違っているという。

NYのチャイナタウンでは、ルイ・ヴィトンだろうが、サンローランだろうが、クロエだろうが、パチもんのバッグがすべて手に入るんですが、カラオケもパチもんだったのか。

うーぬ。さすが裏マーケット製品。
違う意味でウケまくる謎のカラオケでした。

そんな妖しいNYをあとに旅立つKさん。
東京に戻ってもお元気で!
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by erizo_1 | 2008-07-23 11:39 | ライフのツボ
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か、か、かわいーーーーッ!!!
めちゃくちゃかわいい、かわいすぎる!!!!

もうハートをドンズバ!
08年のかわいい大賞をひとり占めのハート・ウォーミング映画です。
「Wall.E/ウォーリー」
おなじみディズニー×ピクサーのアニメで、大ヒット映画「ファインディング・ニモ」の監督による最新作。

さて物語の舞台は、人類がいなくなってから700年後の地球。
そこにたった一台残っているゴミ処理ロボットのウォーリー。
すでに誰も住んでおらず、動物もいない地球で、もくもくと空き缶や廃棄物を集めては処理する作業をしている。

そのウォーリーの元に、ある日突然宇宙船がやってきて、ふしぎなロボットが残されていく。
それは最新型の超高性能ロボット、EVE(イヴ)

700年間で初めて出逢って、友だちになったロボット。
輝くイヴに恋してしまったウォーリー。
ところが宇宙船がイヴを回収して持ち去ってしまったから、さあ、たいへん。
イヴといっしょにいたい一心から、ウォーリーの大冒険が始まって……。
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というストーリーなんですが、魅力はなんたってウォーリーのかわいらしさ。
いや、消費ばかりする現代文明批判みたいなテーマもあるんだろうけど、それはもうふっとぶね(笑)
ウォーリーのキャラに、心の琴線をジャラジャラ鳴らされっぱなしです。

たいていの映画には難癖つけるいやな観客のエリぞうなのですが、ウォーリーのけなげさには、目がウルウルに。
ああああ、なんて愛せるキャラなんだ!

ほら、たいていアメリカのアニメでは、よく喋る主人公やコミカルなサブキャラが出てきて、うるさいくらいに掛け合いゼリフをするじゃないですか。だいたいコメディアンが声優をやるわけだよね。で、とにかく喋りまくる。

しかしこの映画はロボットだからね、ほとんど会話がないんだよ(笑)
喋らないぶん、ウォーリーのピュアでけなげなキャラにやられてしまうのだ。

ひとりぼっちでもコツコツ働くウォーリー。
ゴミのなかから宝物を集めたり、ルービックキューブをしたり、ミュージカルのビデオを繰り返し観たりして、いじらしい。

いっぽう女の子ロボット、イヴのほうがこれまた典型的なツンデレで、かなり笑えるキャラ(笑)

余談ながら、エリぞうのMacの壁紙はチェブラーシカなんですが、チェブ好きのひとはぜったいウォーリーにもハマると思いマス!

これぞ究極の癒し系ムービー。
エリぞう的には、すでに08年のベストです。
アカデミー賞作品賞に決定だー!(←ムリすぎ)
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ちなみに最後のタイトルロールがとても洒落ていて、エジプトの象形文字風のウォーリーから、だんだん時代がさがっていって、ゴッホ風のタッチによるウォーリーになるんだよ(笑)

ゴッホなロボットの画!
なんてセンスがいいんだ!

映画館には、お子さんたちもいっぱいでした。
すぐ隣に3〜4歳くらいの赤毛の男の子がいたんだけど、本編が始まる前に「携帯を切ってください」みたいなお知らせが出るところで、もう映画が始まったと思ったらしく、
「わーい!」
と喜んでいたのが、かわいかった(笑)

でも小さすぎたのか、90分は保たずに途中でママンと出ていっていましたが。
たぶん小学生なら保つんじゃないかなー。

ところで映画館には、プロモ用のウォーリーの模型がおいてありました。
これだー!↓
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かなりデカいので、びっくり。
映画で観ていると、なんとなくミニチュアのロボットみたいな気がしていたけど、実際にはゴミを集めるだけあってかなり大きいのであった。

てことで、ご一家で楽しめる「Wall.E/ウォーリー」
日本での公開は12月と遅いようですが、全国のかわいいもの好き、チェブ好き、ロボット好き、ニモ好きはぜひ先を争って観てください。
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by erizo_1 | 2008-07-19 12:00 | エンタメの殿堂
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またも「セックス・アンド・ザ・シティ」のネタ!
SATC祭りだす。

Numero Tokyo 2008年8月号にて、「セックス・アンド・ザ・シティ」とハンプトンについて書いています。

夏になると、ニューヨーカーが出かける避暑地が、ロングアイランドにあるハンプトン。
SATCのエピソードでも出てきましたね。
キャリーがカウボーイハットに、へそ出しルックをしていたのを覚えているかにゃ?

夏になると、週末はハンプトンに行くニューヨーカーが多いので、NYでは街もふだんより人出が少なくなっちゃうくらいなのだ。

ハンプトンでは別荘を借りるのがふつうなんだけど、いやあ、さすがに相場が高いね。
リセッションとかいっているわりに、だいたい一週間で2000ドルくらいはかかるんだよね。
しかも満杯。
そこまできみらは週末の遊びに賭けるのか?

今年は雨が続いていたので、まだ恒例のハンプトンに行っていない。
来週にはシェルターアイランドに行きたいぞー!
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by erizo_1 | 2008-07-13 12:14 | エリぞうのお仕事
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講談社モウラ 更新です!

New Yorkトレンド素敵にななめ読み

今回は「セックス・アンド・ザ・シティ」映画版のネタ。

「目指すはサマンサ! 彼氏が若いクーガー族が急増中!」

と題して、NYの恋愛トレンドについて解説しています。

SATCのサマンサみたいに、うんと年下の男とつきあう年上女性のことを、アメリカでは「クーガー」と呼んで、いまや社会現象になっているほどなのです。

日本では「35歳以上のシングル女性」を「負け犬」なんて呼ぶ風潮がありましたが、ニューヨークでは違うよ。
なんたってクーガーよ。
ばりばりの肉食獣よ。
男を喰っちゃう獰猛なケモノ系よ。
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同じ35歳以上独身でも、「負け犬」と名乗って争いを避ける日本人気質と、「クーガー」と名乗ってハンティングを続けるアメリカ人気質では、さすがお国柄の違いがあらわれていますなー。

NYの女性はいくつになっても絶対に恋愛の可能性を放棄しないもんね。
やはり肉食のせいなのか?

てことで、アメリカの最新恋愛事情、クーガーの実態について、ぜひ記事をご覧下さいませ!
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by erizo_1 | 2008-07-10 15:07
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さてさて映画版「セックス・アンド・ザ・シティ」の話、続きです。

詳しく書くとネタばれになっちゃうんで説明できませんが、エリぞう的には、キャリーの選択について、
「うーぬ、うーぬ、なんだかなー」
という感慨でした。

あれでいいのか、キャリー。
ふつうの大人が見ると、「これってあとで失敗するパターンだよなー」というふうに見えてしまうのであった。

じゃあ、アメリカ人のギャルたちはどう反応しているのか?
ちょうど20歳そこそこのギャルたち(ファッション業界勤務)と話す機会があったんですよ。

で、当然ながら彼女たちも観ていたので、感想を尋ねてみたところ
「靴がサイコー!」
「ぜんぶ欲しー!」
と大絶賛。非常に満足していたようでした。

で、わたしが「キャリーの気持ちがわからなかったなー」といったところ、
「あら、わたしはすごくわかるわ」
とギャルちゃん反論。

「あの話ってすごくリアルだと思ったわ」
とギャルちゃん。
「やっぱりマンハッタンには、きれいな女の子がたくさんいるから、結婚を迷ってしまう男性の気持ちもわかるわ。それってリアルだと思うの」

へーええええ。それがきみらの考える「リアル」なのか。
ずいぶんファッショナブルなリアルだなあ。
わたしにはあの映画に出てくる「ミスター・ビッグの悩み」は、若い男の子しか持たない悩みに思えるぞ。

「じゃあ、あなただったら、ミスター・ビッグを許すの?」
と尋ねてみると、
「許すわー」
「わたしも許すー」
ギャルちゃんたちは、黄色い声で叫ぶのであった。

うーむ、きみたち。若いね。
きっと人生の悩みが、まだ恋だの浮気だの三角関係だの、ラブがらみだけなんだろうね。ぴちぴちの若さがまぶしいっす!

悪いけど、ミスター・ビッグは50代の大富豪実業家なんだよ?
現実にいえば、ドナルド・トランプみたいな男だってことだよ?

ドナルド・トランプが愛だの恋だの、金にもならないことに悩むかね?
そんな赤毛のアンみたいなドナルド・トランプがこの世に存在すると思うかね?

ドナルドだったらなにより「投資と回収」「対費用効果」を考えると思うんだな。
結婚式なんて、金を使ったぶん、自己宣伝と人脈につながればいいとしか考えないんじゃないの?

もし実際に50代バツ2の富豪とつきあうとして、だよ。現実に持ち上がりそうな問題といったら、

「ミスター・ビッグと前妻とのあいだにできた子どもと折り合いがつかない」
「ビッグが投資に失敗して、会社が倒産してしまった」
「ビッグが脳卒中で倒れて、一命は取り止めたが、その後リハビリ生活に」
「ビッグがEDになってしまった」
「ビッグがアルコールもしくはドラッグ依存症である」

こういう問題が起こるほうが、よっぽどリアルだと思うのだ。
いや、それどころかいちばん起こりそうなことといったら、

「ミスター・ビッグがプリナップに契約しろというのに、キャリーが同意しないので結婚が流れた」

みたいな事態ではなかろうか。
プリナップというのは、結婚前に取り交わす契約書のことで、ビリオネアにしてみたら、離婚でごっそり持って行かれるのを避けるために、あらかじめ婚前に資産に関しての契約書を交わすわけです。
ハリウッドのスターたちはみんな契約するよね。
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SATCのシーズン6では、サマンサが癌治療を受けたり、シャーロットが不妊治療を受けても子どもができずに養子縁組を決意したり、あるいはミランダが義母を引き取ってマンハッタンを出るといった、現実に起こる問題を取りあげていて、そこがたいへんよかったと思うのだ。

それに比べて、今回の映画版では「悩みがファンシーすぎないか?」という感じ。

しかし制作者だって、そんなことは百も承知でしょう。
たぶん企画会議で百本くらいはプロットのアイデアを出して、そこから徹底的に絞っていってできあがった、あの脚本だと思うんですよ。

最終的に「これがいちばん大衆受けする」「ヒットを望める」「ギャルが満足する」と判断したんだろうね。

実際に20代の女の子たちは、
「よかったー!」
「ファッション、サイコー!」
「キャリーの気持ちがわかるー!」
と大満足なんだから、制作者の意図は正しかったことになる。
全米ナンバーワンのヒットになったのだから、興業としては大成功。

でもって出てくるファッションやアイテムは、女子同士で見ると、ああだこうだいえて楽しい。
まさに女子グループむけ映画(もちろんゲイ友にもグー)

というわけで、ミドルエイジにはちょっと喰い足らない物語展開ですが、ギャル的にはグーな「セックス・アンド・ザ・シティ」

あなたのなかの「ギャル指数」を計る映画として、鑑賞してみてはいかがでしょう?
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by erizo_1 | 2008-07-08 11:28 | エンタメの殿堂
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ニューヨークは小雨まじりでしたが、独立記念日の花火大会を鑑賞に。

イタリアンレストランのSupperにて友だちと食事してから、いざ出発。
今回はイーストサイドにある公園に行ってみたんだけれど、おおー。よく見えるぞ。
わんだほー!
びゅーちほー!
夜空いっぱいに広がる花火の大きさに圧倒されました。

しかし毎年思うんだが、ニューヨーカーのバーベキューにかける情熱はすごいね。
だって道でバーベキューしているんだよ?
道だよ、道。
車の通る道にまではみ出て、勝手にテントをはり、椅子をならべて、バーベキューしているのだ。

ニューヨークの道。それはオレさまんちのバックヤード。
そう考えると、すごくデカい家ではあるな。
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by erizo_1 | 2008-07-06 06:19 | ライフのツボ