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コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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みなさんの08年はいかがでした?

自分なりに今年を総括してみると、「広がる」ということばがあてはまっていた気がします。

新たな友だちの輪が広がる、今までつきあいのなかった世界のひとたちと知りあう、知らなかった分野を知る、といった意味での「広がる」

わたしにとって父を亡くしたあとの一年間であり、前半は鬱々としていたんですが、そのあとは精神的に強くなれて、人生においてやりたいことが固まった、というのが大きな変化でした。

そして自分における「今年の十大ニュース」にランクインするのが、

「ナマの茂木健一郎先生と会うことができた!」

これでした!
エリぞうは茂木センセイの著書の大ファンなのです。

お会いしたのは初夏の頃です(←どんだけ前だよ!)
なぜわたしがお会いできたかというと、仲のいい方が先生と知りあいで、食事に同席するというラッキーなことがあったのでした。

いやあ、実際にお会いしてもおもしろいですね、茂木先生。
頭脳明晰なのはもちろん、偉ぶったところがぜんぜんなくて、話がおもしろい。
心が柔軟で、練れている方だなあ、というのが印象的でした。

いろんな方向に知の好奇心をもっている、非常にルネッサンス的な方なのではないか、とお見受けしました。

そしてエリぞうは失礼を承知で、持参していった本にサインをしてもらったのでしたー!
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見よ、このイラスト!
かわいー!
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「キリンは月にいく」

なんだよー。
茂木センセイ、かわいすぎるよー!
ますますファンになってしまうじゃないかー!

わたしの今までの経験によると(じつはエリぞうは科学音痴にも関わらず、むかしクオークなる科学雑誌で執筆していたのだ!)たいてい天才肌のひとは稚気がありますね。
クリエイティビティが突出しているひとは「子どもみたい」なところがある。

いや、むしろ幼心こそに、ひとの創造力や想像力が詰まっている気がします。

「藝術とは幼心の完成である」

といったのは、「少年愛の美学」で名高い稲垣足穂センセイですが、そのことばがヒジョーに納得できる年の暮れ。

てことで、わたしの09年の目標は「幼心の完成
これでいきます!

今年も一年みなさんにお世話になりました。
仕事でお世話になった方たち、励ましてくれた仲間たち、目標になってくれたひと、親切にしていただいた方たち、いっしょに語りあったり、飲んだり、笑ったりして、活力をくれた友だち。

この一年会ったひとすべてに、それぞれ見習いたいところがありました。

そしてこのブログを覗いてくださったみなさん、ありがとうございます。
テケトーな更新なのに、読んでくださってテンキューです。

09年があなたにとって、すばらしい年となりますように!
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by erizo_1 | 2008-12-31 16:03 | ライフのツボ
ピータローとイタリアン・レストランの「スカーペッタ」に。

ここはカリスマ・シェフであるスコット・コナントが手がけるイタリアンで、予約が取りにくい人気レストランのひとつ。

ストレートなイタリアンを得意とするシェフの子牛肉のブレイズや、ポレンタのトリュフ添えなどが人気。

店内は濃いブラウンのオーク材や、革を使った椅子、オレンジを配したテーブルまわりなど、非常に大人っぽくて高めの雰囲気。
コンサバ・モダンな印象です。

客層は年配の家族連れから、ミートパッキングエリアらしくファッショナブルな女性連れのデートいったところ。

スカロップのタルタル。生ホタテです。
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ぬう、おいしい。
ホタテにシトラスやラディッシュを和えているんだけれど、酸味と塩加減の味つけが絶妙!
ホタテが舌にからみついてくるのが、なんともいえず官能的な味わい。

こちらが名物の「フォアグラのラビオリ」
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ぐわ、おいしすぎる。
うっとり陶酔状態に。
なんたってフォアグラ入りですから、濃いよ。鼻血ブーなくらい濃厚です!
あああー。エロい味だなあ。
美食と官能というのはまさに隣あわせですね、うふ。

みなさま、スカーペッタに来たら、このラビオリはマストハブよ!
この店の人気料理になっていて、隣のテーブルの四人連れも二人までがオーダーしていました。

ちなみにウェイターさんに尋ねてみたところ、お客さんのなかにはたまにこのラビオリが「合わない」という人がいるらしい。
「まあ、フォアグラを食べつけていないひとはだめかもしれませんね」(笑)
というコメントを。

たしかに濃いからね。ひと皿食べると、コレステロールが血管中に溜まりそうな気分になるので、ふたりで分けるくらいで充分なのではなかろうか。

イカ墨を練り込んだパスタ。貝やウニが乗っています。
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あまりにラビオリが強烈だったので、あまり印象なし。
麺がもちもちでした。

わーい。バースデイだ!
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ピタローくん、ありがとう!

というわけで、肥えまくる12月。
そろそろストイック週間に入らないと、やばすぎです。


SCARPETTA
355 West 14th Street at 9th Avenue
Tel:212-691-0555

味:★★★★
値段:★★★★(★一個が25ドルくらい)
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by erizo_1 | 2008-12-29 16:03 | NYのレストラン
さてさて、円高で海外旅行は絶好のチャンスとなった、この年末年始。
NY旅行に出かけるみなさんに、ひとつご注意を!

このところマンハッタンでも路上でのホールドアップや、強盗事件が続いています。
レストランに強盗が入ってその場にいたひとの持ちものを強奪していったなんて事件も発生したもよう。

一時期はかなり安全になっていたNYだけど、不況になると、てきめんに強盗が増えるよね。
イーストビレッジやミートパッキングエリアなどの繁華街でも起こっているようです。

ホールドアップに会ったとき用心のために「あげる現金を持っていたほうがいい」といわれています。
ただしあまり多額の現金や余分なカード、パスポートは持ち歩かないこと。

それからショッピングをして、高級ブティックの買いもの袋をいくつもさげて歩いているひとがいるものですが、夜繰り出すときには持ち歩かないほうがいいと思いますよ。

いったんホテルに帰って置いてくるか、あるいは一流ブティックなら頼めばホテルに届けてくれますから、そうしたサービスを利用すること。

夜道は気をつけて、なるべくひとりで歩かないように。深夜の地下鉄は利用せずにタクシーを使って下さい。

ぜひとも安全にNY観光を楽しんでくださいね。
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by erizo_1 | 2008-12-27 12:10 | ライフのツボ
クリスマスは旦那の実家であるコネチカットに行ってきます。

ピータローのママは、オバマさん贔屓。
そんなピタ・ママは南部の出身。

「それはやっぱりきびしい黒人差別の時代を知っているから、感慨がひとしおなんだと思うよ」
とピータロー。

歴史をふりかえってみると、公民権運動のまっさかりが、1950~1960年代。

1955年  ローザ・パークス事件を発端にしたバス・ボイコット運動
(ローザ・パークスはバスで白人に席を譲るようにいわれても立つのを拒否して、公民権運動の大きな引き金になった)

1963年  ワシントン大行進
1964年  ジョンソン大統領が公民権法制定にサイン

ざっくりいえば、東京オリンピックが開催された年まで、アフリカ系アメリカ人たちは妨害なく選挙に投票できなかったことになる。

同じ国民であり、等しく税金を払いながら、実際の投票や大学の入学では、人種間の差別があったのだから、アメリカはとんでもない後進国だったのだ。

その時代を生きぬいてきているママとしては、ブラックの大統領が登場するというのは、やはり感慨深いものがあるだろうねえ。

人種にこだわるのもオバマ氏の本意ではないだろうけど、やはりおじいちゃん、おばあちゃんたちの気持ちっていうのもあるからね。

よし、クリスマスには、オバマさんグッズをお土産に持っていこうじゃないか。

そういやオバマ・カレンダー(しかも4年間カレンダー)が出たという知らせがメールで届いていたので、さっそくオバマ・サイトにゴー。
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ところが、なんとソールドアウト。
えええーッ。売り切れ?

さらにオバマ・マグカップはどうだ、と調べてみると、これまた売り切れ!

なんなんだよー!
もっと数をガンガン生産してくれよー!
オレが買うっていってんじゃん、買わせろよー!

ちなみに選挙戦のときは、選挙資金を集めるために、多くのデザイナーたちがオバマ・グッズをデザインして、ランウェイ・フォー・チェンジという運動を行ったんですね。

で、いま大人気のアレキサンダー・ワンのTシャツなんてものが売っているのだ。
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ヴェラ・ワンだのナルシソ・ロドリゲスのTシャツもあって、超お買い得!
こちらはザック・ポーセンによるTシャツ。

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しかしピタ・ママがこんなシャツを着るとは思えないしなあ。

かといってオバマ+バイデン顔デカデカ・プリントシャツもないだろ。

仕方なく、オバマ・グッズは断念。
ママには無難にアンチエイジングのフェイスクリームをギフトにすることにしました。
うーぬ、なんとなく達成感がないな。

てことで、コネチに行ってきます。
みなさまに素敵なクリスマスが訪れますよう。
Happy Holidays!
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by erizo_1 | 2008-12-25 11:56
またも忘年会。
パイロスにて、ギリシア料理を。
ここはリーズナブルに食べられる、小洒落たギリシア料理の店で、ビレッジではとても人気。ここはお勧めですよ!

PYLOS
128 East 7th Street between Avenue A and First Avenue
New York, NY 10009, USA
Tel: 212-473-0220

今回またもバースデイ週間で、友だちのごちそうになりました。
ロウソクも吹き消して、とってもお誕生日な雰囲気を満喫。
しかし自分の年ってもはや忘れたい、というか忘れていますね。はは。

今月はすっかりバースデイ月間で、みなさんのご厚意に甘えっぱなしになりました。
ありがとうございます!

さてみなさんから素敵なプレゼントをあれこれといただいたんですが、そのなかでかなりの衝撃アイテムだったものを紹介。

こちらはミッチーからもらったカップのセット。
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うふ。エリとピーターの頭文字つき。
かわいー!
しかしこれでピータローとふたり、ティータイムを楽しむなんつうラブリーなシチュエーションが、我が家であるんでしょうか?(汗)

「うーわー。なんてガーリーなんだ!」
と絶句していたピータロー。
ふふふ、明日からはきみもこの乙女ちっくなカップでお茶を飲むべし!

いっぽうエリぞうの頼りがいのあるアシスタント、というか、いつも「エリさん、ボケていたらダメじゃないですか」とピシピシ仕事を進めてくれるライターのナオニータからもらった、この焼酎。
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佐藤!
いきなりストレートな名前です。
なんて男らしいんだ。

「おいしいんですよー! 私が飲みたいくらいですよ!」
というナオニータの強力推薦で、調べてみたら、なんと焼酎好きの間では有名な佐藤酒造さんの「佐藤焼酎 黒」というやつらしい。
へーええ、初めて知りました。

なんでも「幻」あつかいされている銘酒らしい。日経の「焼酎ランキング」で、一位に輝いたことがあるそう。
プレミア価格がついているみたいですね。
楽天ではこちら

うわー。そんな入手困難な焼酎がよくNYで手に入ったものだなー。
感謝感激!

芋焼酎で黒麹仕込み。霧島は関平の名水を使っているとか。
英語だと原材料のところが「Sweet Potato60%, Rice40%」になっていますね。

では、さっそく試飲してみましょう(喜)
おおっと、これはおいしい!
深みのある香りが馥郁として、口当たりにはまったりした柔らかさがあります。
甘みがあって濃い味と、繊細な舌触り。
芋らしい甘い余韻がありながら、すっきりした辛口の切れがある。

うーむ、こんな旨い焼酎がNYで飲めたとは。
大切に飲むどー!
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by erizo_1 | 2008-12-24 15:37 | NYのレストラン
大雪のなか忘年会。

イーストビレッジにある「パーシモン・キムチハウス」に。
創作コリアンというんでしょうか?

コースを取ってみると、出てきたのが、蒸しナス。
豆腐を使ったソースに、霰のカリカリした食感が混ざっていて、おいしい。
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白身魚を揚げて海苔で巻いています。
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チャプチェがたいへんおいしかった!
カルビもよし。
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チゲは、ごくふつう。
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このあと、なぜかコースで「冷たいトマトのスープ」と、デザート、冷たいお茶が出てきたんですが、寒い日だったので、冷たいものは勘弁して欲しいと思いマスタ。

友だちにバースデイのお祝いをしてもらって、ゴチになりました。
うわーん、どうもありがとう!!!

Persimmon Kimuchi House
277 E 10th Street between 1st Ave & Ave A
New York, NY 10009
Tel: 212-260-9080
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by erizo_1 | 2008-12-22 14:57 | NYのレストラン
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なんとマンハッタンは雪です!
昨日までそんな気配はなかったのに、大雪だー!

さて一昨日はイーストビレッジにあるジャパニーズレストラン、Le Mie(美海)にて、友だちとディナーを。

このレストラン、トンプキン・パークの前にあってさほど目立たないながら、味のほうは評判よし。
シェフが元NOBUらしい。
元MEGUの板さんもいるようなので、かなりのレベルとみました。

じゃーん、蟹です。
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じゃーん、ひらめです。
貝割れやマンゴを包んだひらめに、胡麻ソースをかけて。
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じゃーん、お造りの盛り合わせでーす。
二人前で頼んだはずなんだけど、ゴージャス!!!!
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うわー。旨し!
おいしいよー。

そして、じゃじゃーん!
ウニの白醤油ゼリーがけ。金箔つき。
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ぐは。おいしい。
その他にロック・シュリンプや水菜のサラダも堪能。
ぜんぶおいしかったです!

今月がバースデーというので、なんと友だちに御馳走になってしまいました。
うわー。申しわけない。
このご恩はつぎの誕生会にて。ぺこり。

ところで友だちのAさんが東京に行ったときに知りあいから、
「え。浮気をしたことないの?」
といわれて驚いたという話題が出た。

今どきはけっこう浮気をしている奥さんたちが少なくないらしい。
ふしぎなことに旦那さんたちは気がつかないみたいだね。

「でもどこで浮気相手と知りあうんだろう?」
と質問すると、
「ほら、同窓会とか、テニスクラブのコーチとかよ」

テニスのコーチ!(笑)
うわー。永遠のアイテムだね。

そういえば「エースをねらえ」の宗方コーチもいくらなんでも高校テニス部の指導だけでは稼げなかったろうから、有閑マダム相手にコーチをしていたのかもしれんな。
もしや奥さま方にモテモテだったのか。気になる!


Le Miu
107Avenue A between 6th and 7th Streets,
New York, NY 10009
Tel: 212-473-3100
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by erizo_1 | 2008-12-20 13:30 | NYのレストラン
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ちょっとカメラから画像を取り込めなかったために、更新が遅れぎみで、すいません。
NYは暖かくなったり、急に寒くなったりと、気温の上下がジェットコースター。
今週末は吹雪になるという予報ですが。

ソーホーにあるZOEにて友だちとランチ。

ゾーイはむかしからソーホーにあるレストランで、客層がソーホーとは思えないほど、年齢層が高いんですよ。観光客も多いはず。

なので、若い子だと素通りしちゃうこともありがちですが、料理のほうは、むかしから安定していて、ふつうにおいしいです。
コンフォートなアメリカ料理ですね。
ランチはリーズナブルでお値打ちですよ。

エリぞうはミートローフをがっつり食べました。
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わー、まるでステーキのようだ。
肉をチョップしたらしく、肉の食感がある挽肉になっていて、旨し!

あまりにボリュームがあって肉肉しいランチだったため、お腹がこなれず、その日の夕食はぬき。

さてアイスクリーム業に乗りだす計画のある友だち、Hさん。
どうやってビジネス展開するかという話題になった。

「じゃあ、サバ味のアイスクリームなんて作ってみたら?」
と無責任なことをいってみる。
「サバ味噌味とか、どうよ」

「絶対やだ」と顔をしかめるHさん。

さらに無責任に、
「じゃあ、イカ味のアイスクリームはどうよ?」
とか、
「たくわん味のアイスクリームは?」
とか、どんどんいいかげんなことをいってみたが、ぜんぶ却下でした(←当たり前だ!)

しかし想像してみても、魚とアイスクリームはあわないね。
甘辛いからって、うなぎのアイスクリームもありえないよなあ。

牛乳、チーズ、ヨーグルトといった乳製品なら合うのに、牛肉はアイスクリームとはあわないし。
動物系タンパク質と、これほどアイスリームが合わないとうのも、すごいね。

わたしのアイデアにもまったく心が揺らがなかったHさん(←当然だよ)
美味しいアイスクリームを期待しています!


Zoe
90 Prince Street(between Broadway& Mercer Street)
Tel: (212) 966-6722
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by erizo_1 | 2008-12-19 09:44 | NYのレストラン
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ユニオンスクエアにホリデーマーケットが開催中。
毎年これが出ると、年末が近づいてきたなあ、と実感します。

ニットやジュエリー、キャンドル、絵、雑貨、クリスマス・オーナメント、服や帽子、陶器といった、さまざまな売店(ベンダー)が軒をならべていて、その数は100軒を超えるとか。
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見てまわっていると、なにか欲しくなっちゃうんだよね。
ここで毎年なにかしらギフトを買っている覚えがある。
今年はなにを買おうかなー。

場所: Union Square Park at 14th Street, 212-529-9262.
期間: 12月28日まで
時間:  月曜〜金曜11am-8pm; 土曜, 10am-8pm; 日曜 11am-7pm.
クリスマスイブは10am-4pm までオープン。
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by erizo_1 | 2008-12-10 17:53 | NYのスポット
仲よくしていた友だち夫妻が駐在任期を終えて、東京に戻ることに。
みんなで集まり、フェアウェル鍋パーティを。

で、楽しく鍋をつつき、ごちそうを飲み食いしていたのですが……。

あっれええええ。
いつの間にかピータローが寝ているじゃん。
ソファに座ったまま、あおむいて熟睡しているのであった。

グーカー、グーカー、グーカー、グーカー。
あたりを揺るがす大イビキ。

「すごいイビキだねー」
と驚く一同。
「よくあそこまで熟睡できるよねー」

ううう。恥ずかしい。
他人の家に遊びに行って、大イビキをかいているのって、どうよ。

じつはピータローは、お酒に弱いのだ。
体が大きいから、けっこうカパカパ飲めるんだけど、じつは弱くて、酔ったとたんに寝込んでしまうのです。

そのくせ「自分は酒に酔ったことがない」と豪語するピータロー。

「だって酒に酔っぱらうって、歌を唄ったり、へんなことをしでかすことだろ?
ぼくはお酒を飲んでもへんなことはいちどもしたことはないよ。
酒に酔ったことがないってことだよね」

ちげーよ!
きみは酔ったとたんに寝ているだけじゃんか!
ひとの居間で口をあけて、グースカ眠れることを「酔う」っていうんだよ!

グーカー、グーカー、グーカー。
大音量のイビキで、窓ガラスさえ振動しそう。

「すごい音だねー。いつもあんなイビキなのー?」

ええ、そうなんです!
エリぞうは結婚以来ずーっと耳栓を使っているのです!
もはや耳栓なしの人生は考えられません!

結局のところ3時間ほどたっぷり寝ていたピータロー。
目が覚めると、鍋の出汁で作ってもらったうどんを、ばくばくと平らげ、お腹がいっぱいになったところで、
「帰る」
とそそくさと支度をしたのであった。

おい!
きみはなんでそう喰うことと寝ることに全力投球なんだよ!

毎回飲み会では寝ている男、ピータロー。
きっとピータローが「酔っぱらう」の意味を理解できる日は一生ないだろう、と思う暮れの一夜なのでした。
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by erizo_1 | 2008-12-08 12:28 | ライフのツボ