コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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じゃじゃーん!
ニューヨーク・ニッチ更新です!

なんと今月からフルリニューアル!
カッコいいデザインになっての登場です。うひょー!

今月は「ヒップなブルックリンのウィリアムズバーグ観光めぐり」の記事を書いています!
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いまトレンディなエリアといえばブルックリン。それもマンハッタン以上にホットになっているのがウィリアムズバーグ。

よく知人友人から「観光するならどこに行くのがいい?」と尋ねられるので必見スポットをババーンとまとめて案内しました!

記事ではマストなお勧めスポットをご紹介。
夏休みでNYに観光に訪れる方はぜひ参考にしてみて下さいね。

こちらは記事でご紹介した大人気レストランの「マーロウ&サンズ
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こちらは「ピルグリム サーフ+サプライ」のオーナー、フランクさん。
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海を愛するサーファーで、人間的にもすごくナイス。

ニッチの記事はばっちりマップ付き
マンハッタンよりゆるい空気が流れているブルックリン、ぜひその良さに触れてみて下さい!

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by erizo_1 | 2013-07-19 12:01 | NYのスポット
サイモン・マクバニー演出の「春琴」がリンカーンフェスティバルリの参加作品としてNYで上演!
これがすばらしかった!
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サイモン・マクバニーの演出がすごい、まさに鬼才
木の棒だけで日本家屋がみごとに表現されて、ふすまをあける所作から、舞台で演奏される三味線の美しさ、人形浄瑠璃のように「生身でない」「お人形さん」のよう少女時代の春琴を人形であらわした演出、倒錯的なエロティシズムに、陰影を生かしたライトまで、高い美意識につらぬかれて、すみずみまで計算された演出がすばらしい。
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でもって役者さんがうまい!
ベテランの笈田ヨシさんから若手のチョソンハさん、ひとりひとりが巧く、そして深津絵里さんがじつによかった。
これほど高慢でサディスティックで、だからこそ佐助から絶対視される春琴を演じることができた女優はいないのでは。

さらにわたしたちのお気に入りは立石涼子さんという熟年女優さんでした。
まあ、とんでもなく巧い。まるで皿洗っているくらいの自然さで、巧い!

現代と春琴の世界を重ねた構成は好みがわかれるかもしれないけど、とにかく「観てよかった」「観てソンなし」「ぜひ一見の価値あり」のすばらしい舞台。

リンカーンセンターの客席もスタンディングオベーションになって三回のカーテンコールになっていました。
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まさしく舞台の醍醐味を堪能できるステージでした!


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by erizo_1 | 2013-07-13 13:29 | カルチャーの夕べ
NYで行われている演劇祭MITFミッドタウン・インターナショナル・シアター・フェスティバルに日本から初めて参加するミュージカル、「カラー・オブ・ライフ
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蜷川カンパニーに17年間在籍して、演出補として蜷川氏のもとで働いてきた石丸さち子さん。
役者としてもNINAGAWAマクベスの舞台で、ブルックリンにある名門劇場BAMに立った経験がある石丸さんに、演劇論について尋ねてみました。
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—蜷川幸雄氏といえば、稽古にきびしいことでも知られていますが、ずばり灰皿を投げつけるという伝説は本当ですか?

石丸(以下:石)「まあ、うそではないですね(笑)私が演出助手になった頃はそれほどもう投げてはいなかったですが。
タバコは禁煙したので灰皿は投げないんですが、でもまあ、靴を投げかけることはあったかな(笑)

でもその気持ちはよくわかるんです。
人生賭けて芝居をやっているのに、そこに本気でやっていない人間がいると、それは投げつけたくなりますよ。
いい役者であれば、投げつけられるなんてことはありませんから。理由なく投げつけられるわけじゃないんですよ」

—石丸さんは平幹二朗さんや、唐沢寿明さん、野村萬斎さんといったと当代一流の俳優陣とも仕事をされてきているわけですが、いい役者というのはなにが違うんでしょう?

石「いい役者は「ポーズ」ボタンが効くんですよ。
稽古というのは、たとえば気持ちがあがっているシーンで役者がセリフを言ったとして、そこでいったん切って、演出上の注意を与えるわけですね。
台本を少しずつ切って演出を進めたり、ダメ出しをしたりしていくわけです。
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その時にいったん気持ちが切れて、また最初からやり出さないとそのテンションまで持っていけないのじゃ、演出家としては困る。

いい役者というのは「一旦停止ボタン」が効くんです。
停止ボタンを解除すれば、まったくその同じ感情の高まりから再現できる。

なぜなら役者は感情を心と躰で記憶して、肉体にマッピングできるから。
マッピングというのは、たとえば昂揚した時の呼吸がどのくらいの短さになっていたか、その時横隔膜はどうなっていたか、その喜びは頭から突き抜けるような喜びなのか、あるいは柔らかく下に溶けていくような喜びなのか。それを肉体で記憶するということです。

演劇というのは「繰りかえす芸術」なんです。
映画はいったん撮れば繰り返しませんが、舞台は何度も繰り返す。

役者がセリフをいう時に、声をまっすぐ相手に渡したのか、コロコロと転がすように渡したのか。それを躰が覚えていて、再現できなければならない。

マッピングできている感情の再現ができるのがプロの役者であって、「今回はちょっと気持ちが入らなかった」みたいにいうのはシロートですね。
その技術を軽視してはいけないと思います」
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—演出家として、蜷川幸雄さんからはなにをもっとも学びましたか?

石「美しいものですね。
私はもともと台本から考えていくタイプだったんですが、こんな風景を見たい、こんな風景で切りとるというビジュアルを教えられました。

そして視線
いつも蜷川さんは「アリの目と鳥の目」の二つが必要だというのだけれど、この視線です。
アリの目というのは近くで見つめること、とことん愛すること、とことん近くで見て役者に入れこむこと。
いっぽう鳥の目というのは俯瞰して見ること。
その二つの視線を同時に持つというのが、舞台をパブリックにするためにはとても大事です」
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—蜷川ステージといえば、スペクタクルな群衆シーンでも有名ですね。

石「これはもうたいへんな作業ですよ。最初に必ず役者全員に自分がどんな役でなにをしているのかを最初にきちんとわからせた上で、次に自由にさせる。

たとえば舞台に50人乗せるのでも、ただ並んでいたら少なく見えてしまう。けれどもデコボコをつけた並べ方によって、ぎっしり見える方法があるんですね。
あるいは全員が同じ方向をむいていたら動きがなくなる、あるいは意図が生まれてしまう。

だから最初に徹底的に自分がなにを演じているのか、役者たちにわからせなくてはならない。
その上で自由にさせることで、動きのあるスペクタクルな群衆シーンが生まれてきます。

ひとを信じないと作品は作れないけれど、むやみにひとを信じ過ぎると、作品がでたらめになる。私はそう思っています」

今回のミュージカルはたった二人の芝居で、ほとんど舞台装置もなく、とことんミニマルに抑えたもの。
それでいて歌の力と言葉の力、そして演出によって、とてつもなく大きく見えるんですね。
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いまを感じさせるオリジナル・ミュージカル。
美しい楽曲と、すばらしい伸びやかな歌声、そして深い歌詞を堪能して下さい!

Color of Life
【期日】
7月16日(火) 20:00
7月19日(金) 21:45

7 月 20 日(土) 8:30
7 月 21 日(日) 19:00(各回とも、開演の 15 分前に開場)

【会場】
Abingdon Arts Complex 1st floor 
Dorothy Strelsin Theatre
住所: 312 W. 36th Street, 1st floor, NYC
【公演サイト】
http://polypho.com/col
【料金】
一般 $18.00 シニア・学生 $15.00
【チケット申込】
https://web.ovationtix.com/trs/cal/27845

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by erizo_1 | 2013-07-09 14:19 | カルチャーの夕べ
NYで日本から来た大人のミュージカルが上演されます!
タイトルは「カラー・オブ・ライフ
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これはNYで行われている演劇祭MITFミッドタウン・インターナショナル・シアター・フェスティバル日本から初めての作品が選ばれて招聘されたもの。

作/演出の石丸さち子さんは蜷川幸雄さんの演出助手を17間務め、日本を代表する俳優(平幹二朗、唐沢寿明、阿部寛、野村萬斎ほか)と仕事をともにしてキャリアを磨き、2009年Theatre Polyphonicを旗あげした気鋭の演出家です。

今回の上演はオリジナルの新作ミュージカルで登場人物はたった二人

女性は、女優を目指すニューヨーク在住のハーフ。最愛の恋人を喪ったばかり。
男性は、日本の画家。東日本大震災の後、自分の描くべきものを見喪っている。
そんな二人がふとしたことで出会い、NYでともに暮らし、愛し合い、自分自身をも見つけていくという物語。

やがて時は過ぎ、観光ビザで滞在できる 90 日間は終わろうとして……。

作曲と主演を務める伊藤靖浩さんは27歳で山形出身、15歳から作曲を始めたという若き才人。
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わたしは稽古を見学に行ったんですが、これがすばらしいんですよ。
コンテンポラリーで独創性ある楽曲でありながら、とても耳になじむフレーズがある。
たしかにミュージカルの楽曲としかいいようがないのですが、いうなれば歌う詩のような味わいがあるのです。
すごい、こんな曲をサラッと歌ってしまうんだ、と感心。

歌詞の内容も自分のアイデンティティを探ったり、芸術について語ったりするといった文学的なもの。

こちらがその予告編です。
洒落ていますね。


舞台は椅子と机だけで、衣装も白い上下という余計なものをとことん排除したミニマルな設定でいながら、美しい音楽とことばが融合した、大人むけの「音楽劇」となっています。
どこか短編小説を読むような味わいのある舞台です。

今回のNY公演では、日本語の脚本を主演女優のシノ・フランシスさんが英訳して、全編英語での上演。
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さてその作/演出家である石丸さんに、今回の作品について訊いてみました。
今日はスペシャル・インタビュー編です!

—まず今回ニューヨークの演劇祭に参加することになったきっかけはなんだったのでしょう?

石丸(以下、石):もともとジェイソン・ロバート・ブラウンの「ラスト5イヤーズ」という二人だけのミュージカルを上演しようとしていたんです。
このミュージカルは作者が離婚の際の記憶を芝居にしたものなんですが、非常にいい台本なんですよ。
ところが上演権が取れなかったんですね。
それで残念な気持ちになって、どうにかああいう舞台をやりたいと思っていた。
そこにNYで演劇祭があるのを知って、作品を書き上げ、作曲家である伊藤くんと組んでミュージカルに仕上げました。

今回はわたしが書いた台本を、バイリンガルである主演女優が英語に翻訳して上演する舞台です。
はたして英語上演で、どれだけ言葉が伝え得るのか、そこが演出家としてはもっとも気にしているところです。
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オリジナルのミュージカルというのは、それほどない分野ですが、なぜあえてそれにこだわったのでしょう。

石:日本ではミュージカルというと、海外のヒット作の輸入物が多いんですね。
また商業ミュージカルはお金がかかりますから、たくさんの上演回数をこなすためには、どの公演も同じになるように均一化しなくてはならない。
そのため役者にとっては自分の個性を生かせないというジレンマもあるんです。

自分にとっても、いま自分の年齢だから作れるものも、あるんじゃないかと思うんですね。
わたしは自分が見たいと思う作品を作るようにしています。

それは必ずどこかに、自分と同じものを見たいひとがいるだろうと思うから。
数はごくわずかかもしれないけれど、きっと劇場のどこかにいると信じています。

このミュージカルは深い喪失を抱えた二人が出会ってつながっていく物語です。
ひとは何かが欠けていたり、飢えていたりすると、必ず他者が欲しくなるものだと思いますが、「他者と出会う」ことについて考えたことがある方なら、きっとなにかを感じてもらえるのではないかと。

ふつうのミュージカルであればクライマックスに持ってくるような楽曲を、あえて冒頭にぶつけてくる作りにしています。
また芝居では必ずきれいだとか、カッコいいと思えるシーンを入れこむようにしていますね。
自分自身としても英語上演でどう受けいれられるか見てみたいところです。

石丸さん本人もかつてNINAGAWAマクベスの上演で、ブルックリンにあるBAMの舞台に役者として立ったことがあるというキャリアの持ち主。

彼女が身近で見てきた「世界の蜷川」や、一流の俳優たちについて尋ねてみたインタビューは後半へ!

Color of Life
カラー・オブ・ライフ
【期日】
7月16日(火) 20:00 7月19日(金) 21:45
7 月 20 日(土) 8:30 7 月 21 日(日) 19:00(各回とも、開演の 15 分前に開場)
【会場】
Abingdon Arts Complex 1st floor
Dorothy Strelsin Theatre
住所: 312 W. 36th Street, 1st floor, NYC
【公演サイト】
Theater Polyphonic
【料金】
一般 $18.00 シニア・学生 $15.00
【チケット申込】
Ovationtix

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by erizo_1 | 2013-07-08 14:43 | エンタメの殿堂
ニューヨーク在住の映画監督が、「手取川」で名高い石川県の蔵元を追うドキュメンタリー映画のプロジェクトがスタートします!
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Kickstarter Launch Party for a New Documentary: The Birth of Saké
映画製作資金を募るキックスターターキャンペーンが開始!
この映画プロジェクトをサポートしながら、日本酒とオードブルを堪能できるパーティのお知らせです。

日時: 7月9日(火曜)7:30 - 9:30 pm
場所: Old Bowery Station
168 Bowery New York NY 10012

参加料: $60 includes Tedorigawa Sakéand paired Hors d'Oeuvres 
by 2013 Michelin Bib Gourmand award winning Chef Akiko Thurnauer.

チケットの購入はこちらのサイトから
Birth of Sake


■映画について
'The Birth of Saké'は、 石川県白山市で5世代続いている吉田酒造店の、複雑で変化に富んだ日 本酒造りのプロセスを追いつつ、数々の賞を受賞してきた日本酒を造り上げてきた蔵人たちの チームワークと和を描いたドキュメンタリーです。
1870年から続く吉田酒造店は、手造り の伝統を守りながら、高品質の日本酒を生産し続けています。

■ゲスト
山本輝幸氏 吉田酒造店杜氏 酒造り歴52年
吉田泰之氏 吉田酒造店6代目蔵元
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■イベント・ハイライト
手取川の造り手と一緒にお酒を堪能する夜
ーミシュラン・ビブ・グルマン賞を受賞したFamily Recipe NYCのアキコ・タネアーによる手取 川のための、メニューペアリング

ー2分半の映画からのショートビデオを初公開

ージャズ・トリオの演奏
ー手取川の日本酒(大吟醸「いきな女」、「山廃大吟醸」、年間 400本限定の秘蔵酒「万華鏡」)や、Chubo Knivesから日本の伝統工芸職人によるシェフ用包丁、監督エリック・シライによるリミテッド・エディションの大型写真などが当たるラッフルゲーム。

監督のエリック・シライはNYC在住のフィルムメイカーで、数々の有名なドキュメンタリーやテレビ番組の撮影で世界を飛 び回っています。エミー賞を受賞したッアンソニー・ボーデーンの「ノー・リザベーション」のカメラマンとして活躍 し、食べ物をテーマにした彼の短篇映画はNYCのTEDカンファレンスでフューチャーされました。

日本の伝統と蔵元のよさが世界にむかって発信されるドキュメンタリー映画、ぜひ日本酒と日本の食文化ファンはぜひサポートを!
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by erizo_1 | 2013-07-07 07:06 | カルチャーの夕べ