「ほっ」と。キャンペーン

コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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ニューヨーク・ニッチ 更新です。

今回は「虐待された犬たちを救う女性の強さに感銘、モロッカンオイルの短編フィルム「inspired」  をアップしました。
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ヘアケア製品で有名なモロッカンオイルが打ち出したキャンペーンなのですが、5人の社会起業家である女性たちを短編フィルムで紹介しているのです。

これがすごい!
プロボクサーであり、犬をレスキューする活動をしているクリッシーさんの動画を貼りつけましたので、よければぜひご覧下さい。一見の価値ありです!(日本語訳がついたビデオもつけてあります)
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プエルトリコの野良犬問題について初めて知ったのですが、あまりのむごさに茫然としました。
犬にこんなひどい仕打ちをする人間たちがいるとは!

ほったらかしにしている現状に腹が立ちますが、いっぽうクリッシーさんのように犬を助ける活動を続けている女性もいる。
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その姿は勇気を与えてくれ、観る者にとっても社会のためになにか行動したくなる気持ちをかきたててくれるはずです。

ぜひニューヨーク・ニッチ でご覧下さいね!
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by erizo_1 | 2014-11-20 16:13 | 社会の時間
アメリカで封切りになっている映画「BIRDMAN or(The Unexpected Virtue of Ignorance)邦題:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』」を観てきました。
これは面白い! お勧めです!
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監督は「アモーレス・ペロス」や「バベル」のレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥア監督。
今作では初のコメディを手がけましたが、これが巧い!

マイケル・キートンが演じる主人公リーガンは、かつて「バードマン」というスーパーヒーロー役で一世を風靡していた役者。

既に終わっちゃっている感のあるリーガンがブロードウェイの芝居に出て、役者として起死回生の舞台を打つという設定です。

それもレイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』を原本にしたというシリアスなストレートプレイを演じて、演技派の役者として勝負するというもの。
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日本でいったら、若い時に特撮ヒーローとして活躍していた役者が、村上春樹の小説をベースにしたシリアスな芝居で、紀伊國屋サザンシアターに立つって感じでしょうか。

ところが話はひと筋縄ではいかず、上演をめぐるゴタゴタや、家族の問題や、共演者とのゴタゴタや、ニューヨークタイムズの批評家との確執や、もう人生はゴタゴタだらけ

エマ・ストーンが演じるのサムからは「パパは終わっているのよ 、フェイスブックも持っていないパパは存在しないも同然なのよ」と罵られ、批評家には自信をへし折られる。
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いっぽう彼にはかつてスターだった成功体験があるだけに、自分のオルターエゴは未だに「万能のバードマン」として君臨している。
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あっちもこっちも八方塞がりになっているリーガン、はたしてうまく幕があがるのか?
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そんなブロードウェイの裏側と、人生の懊悩をコミカルに描いた作品ですが、とにかくすごいのが、そのシネマトグラフィ

映画がまるまる長回しでワンカットで撮っているように見えて、切り替わりがないのです。

劇場の舞台から楽屋からタイムズスクエアの界隈まですべてがつながっていて、まるで自分もついてまわっているようなのがおもしろく、臨場感ありありです。

しかも和田勉かよ、てくらい、どアップの連続。
長回しのアップのまま、役者同士がテンションの高い芝居を繰り広げるので、まさに演技バトル。
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白ブリーフ姿をさらす主役のマイケル・キートンの怪演もすごいし、共演者のマイケル役を演じるエドワード・ノートンが天才肌の役者ながら鼻持ちならない男を演じていて良い味出していて、エマ・ストーンもザック・ガリフィナーキスナオミ・ワッツも役者陣がいい。
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これはきっとオスカーシネマトグラフィ編集賞をゲットするはず。
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セリフも撮り方も編集もインプロビゼーション・ジャズな音楽もカッコいいし、タイポグラフィまでカッコいい。
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イカす」という言葉が死語になって久しいですが、なんというか「イカす」という言葉がぴったりの映画。

えらく洒落ているなあ、というのが鑑賞後の感想。
ダメな中年のカッコ悪い話なのに、えらくカッコいい

はたして人生半ばからの起死回生はあり得るのか、人生ゴタゴタだらけの中年でも二度目の飛翔はできるのか。

人生の酸いも甘いもわかる大人にこそ観てもらいたい映画です。



日本公開は、2015年春の予定らしいですよ!

付け足し)BIRDMAN or(The Unexpected Virtue of Ignorance)というタイトルを、そのまま直訳すると、「バードマン、あるいは無知による予期せぬ美点」といった意味になります。Virtue は美点、長所、力、効能といった意味なので、その意味を踏まえながら映画を観ると、「なるほど」と腑に落ちるかも。
今回の邦題は巧いタイトルだと思います!
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by erizo_1 | 2014-11-06 16:11 | エンタメの殿堂
今年のハローウィンは東京でも大盛り上がりだったようですが、NYの名物といえば、ビレッジのハローウィン・パレード
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誰でも出たいひとが参加できるパレードですが、出るほうも見物するほうも大混雑でカオス!
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アメリカのハローウィンでは、骸骨、悪魔、怪物、血糊がお約束!
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うお、演し物がデカ!
この夜のために毎週練習してきました感のあるチーム団結力を感じます。
まるで「ねぶた祭」の迫力!
動画で見てみましょう〜!

長崎の蛇踊りみたいなみなさんもいます。
長崎県人会にも参加して欲しい〜!

飾りつけをしたフロートも何台も出てきて、山鉾状態。
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あ、ロビン・ウィリアムズの墓と、ガルシア・マルケスの墓がある!
ある意味キャッチー。

当然ながら、街は変なみなさんでいっぱい。
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NYの定番といえばKISSですな。
ジーン・シモンズ
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ほとんど全員が変なので、なにかしら変装していないと、むしろ疎外感を感じるほど。
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当然ながら帰りの電車のなかもカオス。
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しかし毎年コスチュームを買っているひとたち、どうしているんだろう。
交換会とか専門の古着屋でもあるんだろうか。
あれほどの数のコスチュームの行方が気になるパレードなのでした。
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by erizo_1 | 2014-11-03 14:36 | ライフのツボ