コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


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<   2016年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

さて、今季のNYファッションウィークから、もうひとつインパクト大のショーを打った Hood by Air の話題です。
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フッド・バイ・エアーといえば、ストリート系カルト的人気を誇るブランドですね。

シェイン・オリバー(Shayne Oliver)が手がけるストリートとハイファッションを駆けあわせたエッジ−な世界は、カニエ、リアーナ、 A$AP Rocky ヒップホップ界のスターたちが熱く支持。

フロントローにナオミ・キャンベルと、テレビ番組「エンパイア」でおなじみのジャシー・スモレットがいるのを発見!
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パイナップル頭のジェイデン・スミスも発見。
たしかポケモンでこういうヤシの木みたいなナッシーがいますよね。
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さて過去に「ぶっといノリまゆ」や「顔にストッキングかぶり」といった数々のびっくりをしてくれたHood By Airですが、どんなステージなのでしょう。
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これだけ見ると、お、ふつうにカッコいいじゃないですか!
しかし人生そんな甘いものではないわけです。
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うわ!!!!
クリーニング屋から帰ってきたシャツを袋ごと着てるし!

うわー、うわー!
めちゃめちゃ動きづらそう
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しかも靴なんて、踵から後ろにもつま先があるんですよ。
歩けない、ていう!

その上、モデルがゾンビみたいに、ぐらんぐらんとよろけながら歩くという演出なので、思わず「あなた、大丈夫?」と声かけそうになりました。

えええ!?
白ブリーフ!?
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いや、見るのはそこではなくて、アウターのコートですよね。
でもこれが実際に目の前に現れてきたと考えてみてよ!
びっくりするよ!
そりゃ白パンツに目がいっちゃうよ!
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拘束衣! 
買い物しようとしても財布が取り出せませんね!

ご年配も脱ぎます!
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じつはこの方、世界的に有名なアーティストであるヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)さんなのです。
そうです、90年代から写真のインスタレーションで最前線を切り拓いてきてターナー賞も受賞している巨匠です!
えええええーッ!脱ぐんだ!?

わたしはランウェイを観ている時はちっとも誰だか気づかず、「ぬーん、いい年してよくハダカになるなあ」と思っていたのですが、まさかのアーティストご本人さまご登場!

このティルマンスさんだけめっちゃ楽しそうな表情だったんですが、やっぱり巨匠、いちどはランウェイやりたかったんだろうね。
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ダダ的な?
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大丈夫でしょうか。

いやー。すばらしい!!!!!
いいわー!
大好きです!

なにか MOMAのPS1とかニューミュージアムあたりでやっているパフォーマンス・アートみたいだなー、という感じ。

こういうヒップホップファッション映像の境目というのは、いまいちばん勢いがあると思うんですよ。おもしろい!

実際のところHBAのファンが買っているのはロゴいりのTシャツやスウェットなわけですから、後はもう好きな表現をやろう、ということなんでしょう。



ちなみにランウェイの最後尾に歩いている男性が、デザイナーのシェインさんです。

地味!
いいですねー。
こういう大人しそうに見える人のほうがクリエイションでは大胆さを発揮しますよね。

最近はファッション業界も売れないと成りたたないので、ランウェイもシンプルで手堅いところに落ちついてきているというのが現状。

しかし文化というのは、新しい視点のズラし方とか、変わったことする余地がないと生まれませんからねー。

無難なショーが多いなかで、断トツに異彩を放つHood by Air.
どんどんメーターを振りきっていって欲しいものです!

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

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by erizo_1 | 2016-09-24 14:18 | トレンドの泉
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マンハッタンのチェルシー爆発があって騒然としているNYです。
現時点では、まだ詳細わからず。
23丁目で爆発があり、27丁目にも爆発物のデバイスらしきものが発見されたそう。
怪我された方が軽傷であることを願うばかりです。

※続報)まだ犯人はわかっていませんが、国際的なテロではないだろうとのこと。この事件に先立ってニュージャージーでの海兵隊チャリティマラソンでもパイプ爆弾がしかけられたらしいのですが、そちらでの怪我人はゼロ。
チェルシーという場所の選び方も意外で、あまりテロの対象となる象徴性がなさそうな場所です。ということは、あきらかにNJやNYの地理に詳しい犯人で、監視カメラに映らなそうな地点を選んだように思えます。

さて NYファッションウィークのほうはぶじ終わりましたが、そのなかでも頭がくるッと一回転するくらい印象的なショーがあったので、ご報告しましょう。

やはり飛び抜けて存在感があったのが、トム・ブラウン(Thom Browne)のショー。

始まる前からたいへんな賑わいです。
あ、わんちゃんがトム・ブラウンのトリコロール・タグがついたセーターを着ている!
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かわいー!

おおお、イケメンです!
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膝小僧を出したスーツ姿のイケメン。
なにかこう、心の着地場所を定めにくいようなシチュエーションですね。

会場に入ると、あッ、ランウェイのフォトグラファーが全員白衣を着ている!
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もともとディオールなどフランスの老舗メゾンで働くスタッフは白衣を着て作業するのが伝統であって、マルタン・マルジェラもスタッフの白衣で有名なもの。
ここはトムも「クチュリエとしての誇り」「徹底的にこだわった素材と縫製と職人芸」を印象づけたかったのかもしれませんね。

ちなみにこの白衣、ちゃんとトリコロールのタグがついているんですよ!
ショーの後、知り合いのカメラマンさんに「どうするの?」と聞いてみたところ、「いちおう返すようにといわれたけど、もらっておく」とのことで、バッグに詰めていました(笑)

そりゃ、もらうよね!
トム・ブラウンのタグつき白衣。みんな欲しいでしょう!

さて会場には中央には、プールを模したタイルが敷きつめられ、壁にもピクセル画像化した雲やプールの入口が描かれています。
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そこに水泳用のボンネットとぶかぶかのカフタンに身を包んだモデルたちが三々五々、笑いさざめきながら出てくるという趣向。

なぜか周囲には鳥の頭を被って羽をつけて鳥に扮した鳥さん男や、猫の頭を被ってシッポをつけ猫に扮した猫さん男がいます。



いやー。猫の着ぐるみでもトム・ブラウンが手がけると、しゃれおつですね。
これがフナッシーとか、せんとくんだったら、モードにならんよね。

そこに銀に輝くドレス+頭に犬のヘッドピースに身を包んだ女神が現れると、モデルたちがひとりずつカフタンを脱ぎ、そこにコレクションのルックが現れるという仕組み。



モデルたちが脱ぎ捨てた服を回収するのが、鳥さんたちなのです。

カフタンを脱ぐと、現れたのは、美しいシャーベット・トーン
ミント・グリーンやパステル・ブルー、カナリア・イエロー、ピーチ、オレンジといった美しい色彩です。
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細長いシルエットは1920年代のドーヴィルや、膝レングスの服は60年代のフロリダあたりの高級リゾートを思わせます。
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ヤシの葉やハイビスカスの花といった南国のモチーフが飾られています。
グログラン・リボンで線を際だたせ、トロンプ・ルイユでベルトやリボンを表現。

最後にいっせいにモデルがその服を脱ぐと下から水着が現れるという趣向で、二度びっくり。
スーツに見える服もじつはすべて背中であけられるワンピースだったんですね。

ピンナップ・ガールみたいな水着!
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シューズがかわいい。
錨の形をしたヒールのサンダルです。
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ファンタジーの世界を完璧に作り上げながら、実際に着ることができるコレクションで、とてもステキでした。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

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by erizo_1 | 2016-09-18 15:53 | トレンドの泉
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錦織選手、NYの邦人の間では大騒ぎでした!残念でしたね(ToT)
来年こそは!

さて全米オープンにみんなが熱くなっているいっぽう、コレクションは粛々と二日目です。
トミー・ヒルフィガーはピアで即売のランウェイ!

トミー・ヒルフィガーは今回から、ランウェイで披露するものをそのまま買える「BUY NOW」なコレクションに移行!

ちょうど東京ガールズ・コレクションみたいな感じですね。

春に見たものと同じくマリーンなテーマのコレクション。
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トミーみたいな大きなブランドで、点数も多く、買いやすい値段で、試着しなくてもサイズ的に想像できるリアルクローズだと、たしかにコレクションでトップモデルに着せた服がそのまま買えるっていうのは、大きな宣伝効果になりそうです。

まあ、ひと昔前は「試着しないで服なんか買わないよね」と思われていたものですが、今や高級ブランドですらオンラインショッピングが増えていますからねー。

今にオンラインでバーチャル試着もできるようになるんだろうしね。
時代はどんどん変わるねー。

じつはわたし、数年前にジジ・ハディッドインタビューしたことがあるのです!

そのインタビュー内容よりも、その後のアフターパーティで、ジジが一緒にいた当時のボーイフレンドがめっちゃ軽そうな男だったもんだから、

「なんで美女はいかにもダメダメなバッドボーイに惹かれるんであろうか」

ナゾだったんですが、その後別れて、今はゼインさんとつきあっているようでよかったです。

て、余計なお世話ですよね。

こちらはミリ−のランウェイです!
きれいに撮れたので、動画でどうぞ。


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by erizo_1 | 2016-09-10 14:45 | トレンドの泉
NYファッションウィークが開幕!
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このところシーズンごとに規模が縮小してきているようなNYコレクション。
展示会に切り替えたブランドや、ごく少人数に見せるショーに変えたブランドもあり、ランウェイで見せるというスタイルじたいが過渡期にあるもよう。
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ちょっと珍しいところでは、「Jeans For Refugees」(難民のためのジーンズ)というステージがありました。



これはセレブに自分のジーンズを寄付してもらい、それを Johny Darがペイント加工。その一点モノのジーンズをオークションにかけて、その収益をnternational Rescue CommitteeIに寄付するというもの。

参加したセレブは100名にもおよびケイト・モス、シャロン・ストーン、ピンク、ゾーイ・ソルダナ、エヴァ・ロンゴリア、アナ・ウィンター、エマ・ワトソン、ソフィア・コッポラなど、そうそうたる顔ぶれ。

男性でもワン・ダイレクションのハリー・スタイルズや、ダニエル・ラドクリフ、変わりどころではトム・ウェイツ(激シブ!)、オジー・オズボーンなんてのもあり。

難民支援でファッション界が立ちあがったのは、これが初めてのプロジェクトのはず。
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しかしケイト・モスのジーンズだったら、モデル体型でないと履けないわけで、そんなにモデル体型の人っているのか???
それともファンが買って額に入れて飾るのか????

現時点の最高額がシャロン・ストーンの5500ドル、ケイト・モスの2400ドルといったあたり。

ふむ、これはあれだね、若い時に「氷の微笑」でクラクラした男性ファン@今はナイスミドルの大金持ちが競り落としたりしているんだろうなあ。

こちらはオーラ・カイリーです。
かわいー!
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Desigual デシグアル
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いつもポジティブなグルーヴを送り続けるデシグアル。
今回は「グローバル・トラベラー」をテーマに明るくカラフルなコレクションを展開。
ボヘミアンなロングドレスに、パッチワークいっぱいのミリタリージャケットの組み合わせが印象的でした。

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by erizo_1 | 2016-09-09 15:26 | トレンドの泉
NYで岐阜県の特産物が上陸、お酒や飛騨牛が楽しめますよ!
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一風堂ウエストサイドでは、岐阜酒ウィークを開催。
岐阜の醤油を使ったスペシャルなラーメンと、朴葉みそのおにぎりのメニューが16ドルで登場!
岐阜の日本酒も小さなグラスでついてきます。

このラーメンを食べましたが、さっぱりした醤油味で、美味しかったー!
醤油ラーメン好きにビシッとお勧めです!
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器も美濃焼の特製「ラーメンどんぶり」を使用。
横尾忠則、アラン・チャン、浅葉克己、祖父江慎、佐野研二郎など、そうそうたるデザイナーや作家がコラボした美濃焼のどんぶりが出てきます。

こちらは横尾忠則のデザイン、さすが!
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日本では、このラーメンどんぶり、日本デザインコミッティーで販売されているそうです。

GIFU SAKE WEEK
9月6日〜8日
一風堂ウエストサイド(2階のバー)
321 W 51st St, New York, NY 10019


そして飛騨牛の米国輸出にむけて、さまざまなレストランで飛騨牛の料理登場。
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EN Japanese Brasserie では 岐阜酒と飛騨牛ウィークを開催して、飛騨牛を使ったメニューが披露されます。
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その他、ブラッシュストローク、波崎、白梅、しゃぶ辰、酒蔵といったレストランでも飛騨牛のメニューが出るそうです。

GIFU SAKE AND HIDA BEEF WEEK
9月8日〜18日
EN Japanese Brasserie
435 Hudson St, New York, NY 10014


さらに〜!お酒のイベントもあり!
NY最大のリカーショップにおいて、日本酒フェアを 開催。岐阜県内5蔵の日本酒を店頭販売、および12蔵の試飲ブースを設置。

ASTOR Wines & Spirits
9月9日(金)-9月14日(水)
399 Lafayette St, New York, NY 10003


この機会にぜひどうぞ!

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by erizo_1 | 2016-09-07 15:20 | NYのレストラン