人気ブログランキング |

コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

エイジングと仕事脳について考えてみるの巻

さて本日の議題は「エイジングと仕事脳」について。

仕事をやる時の「仕事脳」にも、年齢によって違いが出てくる気がする。

若い時はオンとオフがはっきりしていたんですよ。
仕事する時はもうガーッと働いていて、そのことしか頭になくて、とことんエネルギーを使い果たすまでやっていた。

で、仕事が一段落したら三日間遊ぶとか、一週間バリに行くとか二週間パリに行くとか、頭を空っぽにして充電して、また「やるどー!」と働き出すことができたんですね。

若い時は体力もあるし、頭のなかにアドレナリンがドパーッと出て、がんがん働けるんだけど、そのうち燃えつきるから、一週間くらい頭を空っぽにして気分転換していたわけです。

ところが今はそれができないのだ。
根を詰めて仕事をすると、あとで疲れてしまうし、バカンスを取ると、集中力がとぎれてしまう。

ある程度の年になれば、若い頃とは違って、誰でも家事とか子育てとか健康管理なんて要素も加わってくるから、仕事だけでなくてマルチタスクをこなせるマルチ脳に切り替えなくてはならなくなる。

すると、どうなるか。
オンとオフが曖昧になってくるんですよ。

へんないい方だけど、いまはなまじ休暇が欲しくない。
なぜってバカンスを取ってしまうと、そのあとカンを取りもどすのに、時間がかかってしまうから。
二日休めば、元に戻るのに二日かかる。効率が悪いこと、おびただしい。

たぶん若い時は、火力がイッパツで強くなったんだろうね。
脳内のドーパミンが瞬間湯沸かしで出たんだと思う。

しかしながら弱点としては、むだな火力使いすぎ(笑)
たかが「青菜の炒めもの」くらいの仕事をするのに、がんがん薪をくべ、ガソリンをドバドバ注いでいた気がする。

それに対して今は点火して温まるまでがとっても時間がかかるのだ。
ただし火力はコントロールできるようになったから、必要な火加減でできる。
とってもエコ。

こういう傾向はわたしだけなのかと思っていたら、話を聞くに、多くの同世代が抱えている問題らしいのだ。

「たとえばハワイに家族旅行で一週間行くとしても、パソコンは持っていって、仕事したほうがいいわよね。
旅行中にそんなことするのはいやだけど、そのほうがあとでつらくないから」
と敦子さん。

そうなんだよね。
いまはいったん火を消してしまうと、また点火するのに時間がかかるから、なまじ中断したくないのだ。

ということで、ミドルエイジになったら、仕事脳は途切れぬようにするのがいい気がする。

「仕事は豆を煮るように、とろ火にずっとかけておくのがいい」

というのが、近頃の結論。
同世代のみなさん、ともにがんばっていきましょうね!
by erizo_1 | 2008-11-19 15:38 | カルチャーの夕べ