ヒース・レジャー受賞に、三秒で目が潤むブラピはすごい!
2009年 02月 24日
ヒュー・ジャックマン、芸達者でしたねー。
歌って踊れて、顔もよければ、スタイルもいい。
チラ踊りしたアン・ハザウェイも、ちゃんと歌えるし、顔もよければ、スタイルもいい、おまけに演技だってアカデミー賞候補になっている。
いやー、つくづく彼らは芸達者よね。
やっぱりハリウッドというのは裾野がとてつもなく広いから、トップに立つ人たちのレベルが高い!
そしてエリぞうが感心したのは、ヒース・レジャー受賞の瞬間ですよ!
世間の予想通りにヒース・レジャーが助演男優賞を受賞。
ご家族がオスカーを受け取りに壇上にあがりましたが、ヒースのお母さんも妹さんもきれいでしたねー。
そしてカメラがパン。
うお、ブラピ、目が潤んでいるー!
まじかよ、たった三秒の間に?
さらにカメラが切り替わると、うお、エイドリアン・ブロディもアン・ハザウェイもアンジェリーナ・ジョリーも目が潤んでいるー!
壇上のヒースのご家族たちが緊張と興奮で、目が乾ききってドライなのに対して、なぜか役者たちは(どれだけ故人と親しかったのか知らないけど)まるで全員がヒースの友だちで、ヒースと毎晩飲み交わし、悩みを打ちあけあい、時にはケンカして、そして仲直りする、長い時間をいっしょに過ごした大事な仲間みたいな雰囲気で壇上を見つめているのだ。
そりゃアン・ハザウェイは共演したから思い出もあるでしょうよ。しかし映った全員が目を潤ませているんだよ?
すごくない???
三秒で目がうるうるになるなんてすごくない?
それもブラピなんて、
「ヒース、よかったな。いつか天国で再会しようぜ、バディ」
とナレーションが聞こえそうな表情なのだ。
みんな表情ひとつで、ああ、このひとはヒースのことを悼み、受賞を喜んであげているのだろうなあと「テレビのこっち側にいる視聴者」にちゃんとわかる顔つきなのよ。
いやー、すごいねー。
さすがプロだね。
ハリウッドのプロはレベルが違いますよ。
この場面では、この角度からカメラが狙う、だったらこんな表情で、こんなふうに目を潤ませたら「ベストショットになる」と熟知しているとしか思えない。
涙なんかもう一瞬にして、出したりひっこめたりできるんだろうね。
いや、実際に彼らだって悼んではいるんだろうけど、その心情と演技の虚実皮膜があっぱれなわけですよ。
ご家族の表情と比べたら、役者たちの表情がどれだけ巧みなのかよくわかる。
やっぱりハリウッドの頂点にたつ人たちはレベルが違うね、だてに一本何億円の出演料を取っていませんね。
アカデミー賞候補になれるってこういうことなのか! とある意味で納得できた一瞬でした。