ゴールデングローブ賞で「アバター」が作品賞と監督賞を受賞!
2010年 01月 19日
いやー。けっこうたまげましたね。
まず予想通りだったのが、助演女優賞を受賞した「プレシャス」のモニーク。
これは大納得。
いやもうこれはぶっちぎりにモニーク以外ありえないです。
映画のなかではすっぴんにスリップ姿で、サイテーの母親を熱演。
これが恐いなんてもんじゃないんだよ。
ド迫力の名演技。
もはやレッドカーペットで着かざったモニークを見ても、わたしの脳裏にはスリップ姿のモニークしか浮かんできません。
主演男優賞には「クレイジーハート」のジェフ・ブリッジス。
おおっと、驚き!
ジョージ・クルーニーの親方を抑えて受賞です!
これは穴馬だったなー。
ジョジクルでガチだと思ったんだけどなー。
こちらの映画は、ジェフ・ブリッジスがカントリーシンガーを演じる物語。
日本でいったら「地方のどさ回りをする初老の演歌歌手のほろ苦い物語」って感じですかね。
北島サブちゃん主演だったら、濃そうです。
主演女優賞ドラマ部門は、『The Blind Side/しあわせの隠れ場所』のサンドラ・ブロック。
ええええーッ、これは意外!
サンドラ・ブロックが取るんだ!
でも他の候補の布陣がちょっと弱いので、やはり稼ぎ手のサンドラさんに花を持たせたってことかな。
こちらは実話を元にしていて、白人の主婦がブラックの少年を引き取って、彼がみごとにフットボール選手になるまでの物語。
実話というところがすごいけれど、まあ、人情ネタって感じですかね。
そしていちばんびっくりしたのが、作品賞と監督賞を「アバター」が受賞!
えーッ、マジ???
マジで二冠いっちゃう?
アバター、すごー!
ゴールデングローブ賞は「視覚効果」部門がないから、革新的な3D映像が評価されたってことでしょう。
しかし脚本や演出についてはべつだん新味はないからなー。
よくある物語のパターンを踏襲していて、それもモロに「酋長の娘」の法則に当てはまっているのだ。
なにかといえば、「わたしのラバさん 酋長の娘」というヤツなのだよ!
すなわち「ある男性が異世界に行ったとき、そこの酋長や王の娘、あるいはその世界における最高の美女とデキる」という法則。
これは異世界に行った男のほうが文化的に進んでいるところから来ることが条件になっている。
バリエーションとしては、現代人が過去にタイムスリップするという設定もあり。
ただし白人とつきあった現地の娘は、死亡フラグが立ちやすい。
(例:マダム・バタフライ、ミス・サイゴンなど)
そういえば「ラストサムライ」では死ぬのが渡辺謙の殿だったから、トム・クルーズの真の恋人は、小雪じゃなくて渡辺謙だったってことですね!(←ほんとかよ)
きっと男子はこういう幻想が好きなんだと思う(笑)
「この世界ではフツーに見えるオレだけど、異世界に行ったらなかなかのもんなのよ」みたいな。
こういう物語のパターンは支持されるから、ボックスオフィス売上げ一位を狙うのには正しい戦略ではありますね。
「アバター」はアカデミー賞では「視覚効果賞」で確実に取るはず。
でも作品賞では今のところ「ハート・ロッカー」をイチ押ししたいエリぞうです。
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