自分にとって物語の舞台がNY
2010年 01月 25日
そしてもうひとり印象的だったパネラーが伊藤操さん。
操さんは80年代からNYファッションを報道し続けてきたNYファッションジャーナリストの草分け的存在。
2001年から日本版ハーパースバザーの編集長に就任したという、ファッション/メディア業界では著名な方です。
その操さんが編集職を辞められたのでどうしたのかと思っていたら、なんとお体を悪くされたとのこと。
病のことも率直に語られながら、またNYに戻るという選択をしたというガッツに拍手を送りたくなりました。
体力が落ちた時に海外に住むという選択をするのは容易ではないことで、操さんのなかにはよほど強いパッションがあったのでしょう。
「自分にとっての物語の舞台がNYだから」
という操さん。
既に80年代のNYを舞台にしたラブストーリー「私をみつけて」も出版していて、
「東京では書きたくなるものがなかったけれど、NYでは書きたくなることがたくさんある」
と創作意欲もまんまん。
ちなみに8年間過ごした日本では、「残念なのは、日本の男性がセクシーではないこと」だったという操さん。
このセクシーというのは、女性一般に対する気遣いということで、ルックスやセックスアピールのことじゃないですよ。
簡単にいえば、エレベータでは女性を先に通すとかドアを開けるとか、ドアを抑えているとか、ベビーカーを持ったお母さんが階段にいたら手伝ってあげるといったこと。
たしかに日本では、ことに年配の女性に対するレディファーストは非常に少ないですね。
NYでも南米からの移民者たちは女性に対してドアをあけますが、中国からの移民の人たちはエレベータでも男性が先に下りてしまうし、ドアも抑えない。
レディファーストの習慣がないのだから、彼らが失礼なわけじゃないんです。
でもそれはセクシーじゃない、という言い回しはよくわかります(笑)
「NYでは年齢を忘れてチャレンジできる」という操さん。
その言葉どおり溌剌とミニレングスのスーツを着こなしている操さんがとても印象的でした。
操さんはこちらのブログ「伊藤操のNY DIARY」も発信しています。
ファッションやアートの話題が好きな方はぜひどうぞ!
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