もっちもち! 驚きのおいしいプレッツェル店
2010年 01月 29日
なにかといえば、プレッツェル。
NYの街角にはプレッツェルを焼いている屋台があって、それがすごくNYっぽく見えたのだ。
で、さっそくプレッツェルを買ってみたわけですよ。
大きくて、とってもおいしそう!
期待に満ちて、あんぐりと口をあけて食べだしたエリぞうでした。
…………が。
ぐはッッ!
なんじゃ、こりゃーーー!
まずいなんてもんじゃないぞー!
とにかく堅い。
おまけに食べる端から口のなかの水分が失われて、からからになってしまうのだ。
み、み、水をくれー!
喉に詰まる。
く、く、苦しい〜。胸が、胸が、苦しいよおおおお。
まずい上に苦しい。
なんちゅう殺人的な食べものであろうか。
なんでアメリカ人はこんなモノを喰うのかさっぱり理解できない。
その瞬間プレッツェルに対する拒否感を覚え、以来10年以上も近寄らなかったわたしである。
よくスーパーに行くと袋入りのプレッツェルがあるのだが、これはビールのおつまみにいいもので、いわゆる乾き物のスナックなんですね。
でもふだんわたしはスナックを買って家に置いておくことがないので、これまた食べることがないのだよ。
ところが最近プレッツェルの専門店ができたことに気づいて、ふらりと入ってみたのである。
じつは事務処理をしなくちゃいけない書類があったので、カフェでイヤな仕事をとっとと済ませてしまおうという腹づもりなのであった。
店名はSigmund Pretzel Shop
シグムンド・プレッツェル・ショップと読むんでしょうかね。
なんだかジグムント・フロイドを彷彿とさせる名前で、ものすごくドイツ感漂うというのか、マザーコンプレックスとかトラウマとかタナトスまで食わされそうな勢いです。
びくびく。
入ってみると、意外なことに店内はおしゃれで、さまざまなプレッツェルが売っている。
プレーンなものから、セサミ、ガーリック・パセリ、グリュエール・パプリカ、セブン・チリ、シナモン・レーズンやキャラメル・ピーカンといったスイート系、さらにサンドイッチにしたものまで揃っているのだ。
プレーンなものは3ドル、フレイバーのものは3ドル50セント。
ほほう、好奇心の強いエリぞうとしてはトライせずにいられません。
さっそくひとつオーダーしてみることに。
その場でプレッツェルを温めてくれて、バター、クリームチーズ、ハニーマスタードといったディップを添えてくれます。
店のお兄ちゃんの薦めに従って、ディップはゴートチーズ・クリームを選んでみました。
これがハラペニョ・チーズのプレッツェルだぜ!
おや、驚いたことに柔らかい。
でもって、もちもちしているのだ。
おいしいいじゃん!
意外やイケる味なのであった。
へえええ、この世においしいプレッツェルがあったのか。
オーナーのリナさんは以前ダニューブとブーレイで働いていたというペストリーシェフらしい。
手こねの生地を使って、店の奥で焼きたてのものを出してくれる。
あったか、もちもちのプレッツェル。
わたしはドイツを旅したことがないので、これが正統派なのかどうかはわからない。
でもアンチ・プレッツェル派のエリぞうをもってして、この世においしいプレッツェルが存在していた! と開眼させる味でした。
もちろん持ち帰りもあり。
小腹の空いた時に試してみてプリーズ!
Sigmund Pretzel Shop
住所:29 Avenue B between 2nd & 3 rd Streets NY, NY 10009
電話:646- 410- 0333
営業: 10AM - 8PM; 月曜定休
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