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コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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MOMAのティム・バートン展

MOMA(ニューヨーク近代美術館)で催されているティム・バートン展をようやく見ることができました!
MOMAのティム・バートン展_c0050387_14302037.jpg

じつは去年の暮れからやっていたんですけどね。
ずっと見そびれていたわけですよ。
MOMAのサイトに行くと、この展示会を週末に見るためには「前もってチケットを購入せよ」という案内が出るんだね。

で、毎週末「買わなくちゃ」と思っていると、すぐに売り切れてしまって先延ばしになっていたのです。

ぐずぐずしていたらもうお終いになってしまうので、慌てふためいて出かけることに。
実際に行ってみたら、べつに前売りチケットを買わなくても入れる形式でした。
ちぇ、なんだよー、ソンしたー。

こちらはティム・バートンの絵から起こしたオブジェ。
会場内は撮影禁止だったので残念ながら展示模様の写真はなしです。
MOMAのティム・バートン展_c0050387_14305048.jpg

なかは大混雑で、美術館の展示室というよりはバーゲン会場くらいの人混みぐあい。

この展覧会は、ティム・バートンが高校時代から描いていたスケッチや油絵、オブジェ、初期の映像作品、そして映画に使われたアイデアスケッチやイメージソースなどをレトロスペクティブに展示したもの。

会場には「エドワード・シザーハンズ」のイメージスケッチや衣装とか、「マーズ・アタック」で使われたサラ・ジェシカ・パーカーの生首模型、「バットマン」に出てきたペンギン男の乳母車、はたまたティム・バートンが手がけたタイメックスやチューインガムのCM、不思議なオブジェといったティム・バートンの世界が展開されていて、すごくおもしろい!

このひと、ヒジョーに絵のセンスがいいんですね。
エドワード・シザーハンズなんて絵を見たら、そのキャラが伝わってくるくらい。

彼の原点には狼男だの半魚人だのバンパイアだのといった怪物が出てくる昔のホラームービーに対する偏愛があるらしく、高校時代に撮った短編から一貫して、奇怪で不気味だけれども、どこか笑えるというティム・バートンならではの世界を持っていたようです。

映画監督ってこうやって自分のなかにあるイメージを映像にしていくのか! と非常に興味深かったです。

期間は4月26日まで!
間に合う人はぜひ観てソンなしですよ!

MOMA ティムバートン展

ところでちょうどMarina Abramovicマリーナ・アブラモビッチというアーティストのパフォーマンスをやっていたんですよ。

無知にして知らなかったんだけれど、このマリーナさんは旧ユーゴスラビア出身、パフォーマンスで有名な芸術家らしい。

それも裸体を曝したり、ナイフを指の間に素速く突きたてたり、みずからを傷つけたりする自傷パフォーマンスも多く、ギリギリ危ないところを貫くスタイルのよう。

今回のMOMAでは、大きな展示室のまんなかにマリーナさんが椅子に座っているんですね。

観客はひとりずつマリーナさんの近くに行くこともできます。
で、観客が近づいていって向かいあわせになっている椅子に座る。

これでなにかが起こるかっていうとなにもなくて、たんにむかいあわせに座っているわけね。
そのままずっと座っているのだな。
なにも話さずに。動かないまま。

………わ、わからない。
現代アートってこういうものなのか……(汗)

恥ずかしながら、パフォーマンスとかハプニングとかコンセプチュアルアートというのが、どうもよくわからないのです、すいません。

この気まずさ、違和感、不条理な感じ、意味フーというのが、つまり「問題提起」ってやつなんだろうか。

なにより驚くのは、毎日何時間も座り続けてよそみをしないでいられるマリーナさんの集中力ですね。

ただひたすら座り続けていたら、当然「なんでこんなことをやっているんだろう」という疑問もわいてくるだろうし、動きたくなるだろうし、もっと有意義なことをやりたくなるだろうし、飽きるだろうに、それでも意味のわからない難行苦行をし続けられる精神力に感嘆します。

こちらは5月31日まで。

ちなみにマリーナさんのパフォーマンス例です。



The Museum of Modern Art
11 West 53 Street between 5th and 6th Avenues New York, NY 10019
電話:(212) 708-9400
火曜休館
入場料:20ドル


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by erizo_1 | 2010-04-22 14:38 | カルチャーの夕べ