『セックス・アンド・ザ・シティ2』に出てくるスザンヌ・サマーズとは?
2010年 06月 07日
みなたん、もうご覧になりました?
さてこの映画のなかでサマンサが信奉していて、いつも持ち歩いていた本が、これですね。
スザンヌ・サマーズ著の「ブレイクスルー」です。
なんかもうスザンヌ・サマーズと提携しているのか? てくらいに、この本がフューチャーされていたのが印象的でした。
しかし日本の方にしたら「スザンヌ・サマーズって誰よ?」って感じだったのでは。
いきなり出てきても、わからんよね。
そこでスザンヌさんをご紹介の巻。
彼女はアメリカでは「アンチエイジングのカリスマ」として名高いタレントなんですよ。
本業は女優。
1970年代に活躍したブロンド・セクシー派女優で、TVドラマの「Three’s Companyで人気を博し、映画「アメリカングラフィティ」でスポーツカーに乗っていた謎の美女役でも知られています。
といっても、現在では「美容タレント」と呼ぶほうが正しいでしょう。
こちらが「セックス・アンド・ザ・シティ2」のNYプレミアに出席したスザンヌ・サマーズ。
1946年生まれ。
日本の芸能人だと、中尾ミエや由紀さおり、美川憲一あたりと同い年ですね。
うおおおお、たしかに63歳には見えない!
すげー!
ごりっぱ!
まあ、スザンヌさまがどの程度お直しを受けているかはわからないので、そのまま信じる必要はないのですが、それにしても若々しい。
なんたってエクササイズから美顔器に美容ドリンクまでありとあらアンチエイジング法をフル活用かつ販売しているカリスマなのです。
そんなスザンヌさまの美のすべてがわかるホームページはこちら。
しかしアメリカでは同時に賛否両論も呼んでいる存在なのですよ。
スザンヌ・サマーズが有名になったのは、若返り治療としてホルモン補充治療を唱えたことから。
女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の二種類がありますが、更年期になると、分泌量が減ってしまいます。
おかげで困ったことに自律神経の働きが乱れて、ホットフラッシュ(のぼせ)や不眠、イライラや不定愁訴といった「更年期障害」が起きてしまうわけです。
さらにエストロゲンが減ることで、お肌の弾力がなくなってしまい、たるみ、皺が加速してしまうのです。
くー!
まあ、サマンサのように「更年期障害で性欲が減っちゃったわ、どうしよう」という悩みを持つひとは多くないかもしれませんが(笑)更年期障害が女性にとっての悩みのタネであるのは、紛れもないこと。
この更年期障害に対処するために、大豆イソフラボンがいいというのを聞いたことがあるのでは?
イソフラボンはエストロゲン様の活性を持つがゆえ、注目されているのですが、正確にいえば植物性なので、人間のエストロゲンと同じではないわけです。
いっぽうスザンヌが受けたのは、バイオアイデンティカルホルモン補充療法(Bio-Identical Hormone Replacement Therapy)
これは人間の生体構造と同じホルモンを利用して、おもにクリームとして皮膚から吸収させるもの。
生理と同じ28日をサイクルにします。
合成ホルモン補充治療は「癌を誘発するリスクをあげる」のに対して、天然ホルモンなら安全で効果があるというのが、天然ホルモン補充治療を推進する医師たちの主張。
ただし「根拠がない」「危険性が高い」と意義を唱える医師たちも多いのです。
実際に2001年にスザンヌ・サマーズは乳ガンを発症して、癌治療しています。
この癌治療も、オルタナティブ療法を唱えていて、これまた反論を唱える医者がたくさんいるんですね。
この癌がはたしてホルモン補充治療によるものか、もともと遺伝があったのかはわかりません。
わたしは医学的な専門知識がないので「ホルモン治療は絶対いけない」とはいいませんが、「リスクもある」のは覚えておいたほうがいいし、まだ安全性が確認されていないことはくれぐれもお忘れなく。
ホルモン補充治療に興味があるひとは、「若さ」「アンチエイジング」だけに飛びつかずに、きちんとリサーチしてみて下さいね。
いつまでも若々しくいたいのは女性の願望だけれど、むりに時の流れを止めようとすれば、ゆがみも出てきてしまうものなのかも。
今の自分を受けいれながら、いい年の重ね方をしていきいものですね!
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