NYでクリエイター系職業にどうやって就くのか
2010年 08月 05日

そしてFITのメーリングリストに流してくれた杉本さん、感謝です。
おかげでドシドシ応募が集まりました。
ありがとう!
ファッションウィーク・インターンに興味のある方は、昨日のエントリをご参照ください。
応募は三日間で締め切り、あとは面接となります。

えー、昨日はフツーに「インターン募集」をしましたが、これから留学しようとしている人、就職しようとしている人に、このついでに「インターンってなによ?」という疑問にお答えしましょう。
インターンシップとは、学生が研修生となって、自分のキャリアに関係する分野で就業体験をしてみること。
日本では新卒が大事なので、就職難だとわざと留年したりする学生さんまでいますよね。
アメリカでは「経験がある」のが大事なので、大学生や専門学校生はインターンシップで経験を積んで、社会人として働けるレベルに持って行くのがふつう。
学校によっては単位になります。
そのまま同じ会社に就職できるというわけではないですが、レジュメに経験を書けることが大事であり、実際に経験することで将来設計も修正できるし、うまくいけばコネクションを作れるというのが長所。
たとえばファッション業界をめざす人にとってFITのような専門学校がいいのは、インターンの求人も情報が回ってくるから。
では、企業で働かないようなフリーランスや他のクリエイターたちはどうするのか。
エリぞうの専門はむしろこちらなので、ついでにざっくりご説明しましょう。

【メイクアップアーティスト】
日本からNYに来てメイクアップアーティストになりたいという人は、まずNYではエージェンシーに所属するのがお薦め。
ブック(作品集)を持っていって判断してもらいます。
日本から移住するメイクアップアーティストではO-ビザ(アーティストビザ)を取っている人が多いです。
日本でキャリアを積んできた人が多いし、経験をしていたほうが強いですね。
ちなみにヘアさん、メイクさんというのはコレクション時期にバックステージに駆り出されるケースが非常に多いです(サロンに勤務している場合は休みを取れないので滅多にないですが)

【フォトグラファー】
カメラマンもアメリカで働くならエージェンシーに所属するか、スタジオで働く、あるいはカメラマンの下で働くといった方法があります。
カメラマン業界では「プロのアシスタント」もいて、アシスタント業で稼いでいる人もいます。
日本の媒体相手に働くフリーランス・カメラマンの場合は、ライターに営業をするのが早いでしょうね。
あるいは先輩カメラマンのアシスタントをして、コネクションを広げる。
カメラマンでもO-ビザのケースもあるし、日本の媒体相手であればI-ビザ(ジャーナリスト・ビザ)を出版社から出してもらうというケースがあります。

【スタイリスト】
スタイリストも同じくエージェントに所属できますが、より信用商売の面があるので、まずアシスタントにつくことが多いかと思います。
信用商売というのは、服を借りる立場だから。
貸す側としては信用のある相手でないと、貸しづらいよね。
海外では日本の雑誌をクライアントにして仕事するスタイリストさんは、非常に少ないです。
というのは海外ロケでは日本からスタイリストと借りた服を持参することが主流であるため。
日本の雑誌でスタイリングするなら、圧倒的に媒体数が多い国内で経験を積んだほうがいいでしょう。

【ウェブ/グラフィックデザイナー】
多くは会社に就職して、H-1ビザ(就労ビザ)を発行してもらうか、あるいはO-ビザ(アーティストビザ)をもらうケースもあります。
やはり日本で働いていた経験のある人のほうが強いですね。

【ライター/編集者】
アメリカでメディア関係の仕事に就くのは、大学のジャーナリズム科を出ている人であるか、あるいは既に日本のメディアで働いていてアメリカに赴任したあと、現地企業に移るか。
日本の雑誌をクライアントにして働くライターの場合は、日本で既にライター/編集者経験があるひとが多いと思います。
というのはクライアントがいなければ仕事が成立しないので、日本で仕事をして編集者を知っているほうが有利だから。
あるいは先輩ライターのアシスタントから始めるケースもあります。
アメリカの邦字媒体で働いている人も、日本で編集/ライター経験をしていたケースが多いですね。
日本では、編集者になるのはやはり出版社に入社するのが一番。
ライターの場合は編集プロダクションに入るか、あるいはバイトやアシスタントから始めることが多いです。
ライターではIビザ(ジャーナリスト・ビザ)を発行されているケースが多いと思います。
というわけで、今日はなんだか就活相談室のような内容になっちゃいましたが、また質問があれば、こうした事柄も取り上げていきたいと思いマス!
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