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コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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電子書籍の時代がやってくる!

リンガル・リテラリー・エージェンシー大原ケイさんによる電子書籍のセミナーに行ってきました!

今年は電子書籍元年ともいわれた出版界にとってはエポック・メーキングな年。
アメリカではキンドルアイパッド、そしてバーンズ&ノーブルのNOOKや、ボーダーズと提携したKOBOなどの電子書籍アプリが次々と出てきています。

紙から電子機器への移行ってのは、いわばグーテンベルクの発明みたいなものだものね。
おもしろい転換期ではある。

じゃーん、スライドを使ってのセミナーです。
電子書籍の時代がやってくる!_c0050387_15483297.jpg
本人が嫌がる顔が目に浮かぶので、小さめの写真で(笑)

日本では電子書籍の時代になったら取り次ぎはどうなるか、書店はどうなるか、印刷会社はどうなるかと、かなり出版文化の危機を煽り立てているところもありますよね。

ところが日本での電子書籍マーケットは既に5億円を超える世界最大の市場となっているそう。
対するアメリカの電子書籍マーケットは1億円とか。

なんだ、とっくにニッポン、電子書籍の国なんじゃん!

なぜそんなに日本のマーケットが大きいかといえばケータイで小説やマンガを読む文化が既に根づいていて、なかでも電子コミックが75%を占めているから。

日本では世界基準になっているアイパッドやキンドルとは異なって電子書籍も「ガラパゴス進化」を遂げているもよう。

わたし自身はケータイで小説を読んだことはないし、読みたいとも思わないから。その層の気持ちについては正直いってよく想像がつかないなー。

でも個人の好みでいえば、実用書や資料については電子書籍のほうがありがたい。
小説においてもコマーシャル・フィクション(大衆小説)については電子書籍でまったくオーケイ。

コマーシャル・フィクションはたいてい厚手にできているから電子書籍のほうが場所を取らなくていいし、話題になっている時点で読みたいものね。

海外にいても同じ価格でダウンロードできるんだったら、非常にありがたい。

自分的には好みの作家だけ書籍で取っておきたいかな。

まだ日本の文庫よりも軽くて持ちやすくて見やすいアプリはないから、今後のアプリ開発にも期待したいところです。

さらに書籍には絶版になっている良書もかなり多いので、こうしたものは著者が持ち込めば、おそらく電子書籍として再び陽の目を見ることも増えていくはず。

美術書や専門書というのは高くて売れないですから出しにくいわけですが、電子書籍だったら出版できる可能性も高いでしょう。

そういう意味では「書籍のバラエティ」を増やしていけるチャンスではないかなと。

セミナーではスライドを使いながら日米の出版事情について、詳しく解説してくれたケイさん。

出席者からは著作権のことからクレジットカードの使い方までさまざまな質問が出ましたが、たちどころに答えられる博識さはおみごと!

いやまあ、本当に精通しているわ(驚)
どこから球が飛んできても返せるヴィーナス・ウィリアムスのテニスを見ているようだぜ!

今回はビジネスセミナーということで出席者の方たちも、電子書籍を出したい人とか、どうビジネスが変わっていくのを市場分析したい人たちが多かったもよう。

この講演は好評につき、東京でも秋に催されるそうです!

ブログやツイッターでは舌鋒鋭くて、手厳しいケイさんですが(笑)、実物はちっとも恐くなくて、いろんな質問に親切に答えてくれる姐さんです。
電子書籍の時代がやってくる!_c0050387_15252235.jpg

出版関係者、自分の書籍を出してみたいひと、ビジネス・チャンスを掴まえたい人、市場分析したい方はぜひどうぞ!


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ぎうぎうになっていて更新がままならず、すみません!
ちょっとテンパっています。

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by erizo_1 | 2010-08-28 15:50 | カルチャーの夕べ