ダサかったKマートの服がかわいくなったの巻!
2010年 09月 02日
そう、Kマートといったら、アメリカ在住の人たちから「あー」とか「うー」とか微妙な声が洩れそうな、あの量販店ですがな!
日本だとあまりなじみがないかもしれませんね。
ところが驚け!
この秋のキャンペーンがマジでKマートと思えないくらい、かわいいのだ!
ほほー!
お値段はもちろんKマートだけあってリーズナブル。
すべてが100ドル以下で、ミリタリーコートが89.99ドル、ミリタリージャケットが29.99ドルとお買い得!
イミテーションファーのベストは59.99ドル。
ボマージャケットが39.99ドル、ジーンズが29.99ドル。
うわー!
どこのシマムラだよ、ニッセンだよ、というお値段です!
もちろん質についてはそれなりでしょうが、それにしても一見「Kマートっぽく」見えない。
充分かわいいじゃん!
なんだよ、やればできるんじゃないか!
センセイは嬉しいぞ! くー!
近頃はターゲットを始めとする量販店がつぎつぎと若返りを狙って、ファースト・リテイラーに匹敵する服を打ち出していますが、Kマートも激しくイメチェンを図っているもよう。
不況で実力あるデザイナーやパタンナーたちが余ってしまったぶん、量販店にとってはいい人材を集めるチャンスでしょう。
ところでKマートといえば、わたしは「レインマン」を思い出すんですよ。
「レインマン」はトム・クルーズ演じる弟が、ダスティン・ホフマン演じる自閉症の兄を施設から連れだすというロードムービー。
ダスティン師匠の演技が迫真に迫っていて、みごとアカデミー賞に輝いた作品ですね。
(しかしトムちんとダスティンを生む両親ってどんな顔なんだ?)
で、この映画のなかでダスティンが着替えを渡されて「Kマートで買ったパンツでなければ、履かない」と拒否するシーンがあるんだね。
ひとつのことに固執する自閉症の特徴と、施設に入っているためKマートで買った安いデカパンくらいしか履いたことのないダスティンの状況というのがそれだけでわかるという、じつに巧みな設定です。
そんな兄に対して「パンツなんてどれを履いても同じだろ!」とキレるトムちん。だけど、「Kマートがいい」と頑固に主張するダスティン。
そこでトムちんが吐き捨てるセリフがこれ。
「いいことを教えてやるよ、Kマートなんてダセーんだよ!」
え、すげー! そんなセリフをいっちゃって抗議が来ないんだ!? と驚いた覚えがある。
このKマートのところにイオンでもユニクロでも当てはめて欲しいんだけど、あり得なくない?
しかしここはなにがなんでも「Kマート」でなくてはいけないわけで、おかげで永遠に映画史に残るセリフになったという次第。
Kマートも太っ腹だと感心したなー。
今どきは映画がプロダクトを売るツールみたいになっちゃったけれど、映画のセリフというのは本来ストーリーとキャラクターに奉仕するべきであって、それを貫いていた「レインマン」は立派だと今さらながら思い出すのでした。
というわけで、みごとにイメチェンしたKマート!
オシャレさんにとっても意外に使えるローブランドになりそうです!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
みちみちです(汗)
エントリが滞っていてすいません!
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