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コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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モモフクの初ホテル・ダイニング「マ・ペーシュ」

先日ちょうど映画の告知をしたばかりで、グッドなタイミングでロイター記者の我謝京子さんとランチを。

あれこれと映画「母の道、娘の選択」の話を聞きながらのランチタイムとなりました。

この映画は世界各地の映画祭に招聘されて上映されているわけですが、その時に必ず出る質問があるんだそうです。
それはなにかというと……。

「この映画では、なぜが出て来ないんですか?」

国と場所にかかわらず、この問いが出るのだとか。

映画のなかで取り上げられるNY在住の日本人女性には既婚者もいればシングルの方もいるわけですが、

「なぜ夫が出てこないのか」

これはおもしろいところを突いていますね。

海外に進出する男性をドキュメンタリーで撮っても必ずしも奥さんやガールフレンドが登場しないと思うんですよ。

でも「女性の人生」「女性の幸福」について語ろうとすると、なぜか必ず「」の存在が欠かせないことになる。

でもこの映画では夫の意見は出てこない。
なぜか?

我謝さんによる答えを聞いて、エリぞうは「なーるへそ!」と思いマスタ。

でもここではバラせないので、ごめん。
きっと水曜日の上映会の時も、その質問が出るんじゃないかと思うので、ぜひ答えは我謝さんからお聞き下さい!

さて二人で訪れたのは、ミッドタウンのチェンバーズ・ホテルに入っている「マ・ペーシュ Ma Peche」

これはダウンタウンの大人気店モモフクを経営するデビッド・チャンによる初のホテル・ダイニングなのです。

フランス語でマイ・ピーチ、日本語だと「ぼくの桃☆」って感じですかね!

どれどれ、どんな感じかな。
ホテルじたいはいかにもブティックホテルという感じ。

一階にあるウエイティングバーはこんな風。
モモフクの初ホテル・ダイニング「マ・ペーシュ」_c0050387_1683724.jpg

カジュアルですね。
地階に大きなダイニングが広がっています。

頼んだのは、まず海老のサマーロール。9ドル
モモフクの初ホテル・ダイニング「マ・ペーシュ」_c0050387_1693390.jpg

いわゆる生春巻きですが、香菜は入っていなかったですね。
海老と千切りのレタスなどの具材に、長い大根のフライが一本巻き込まれているところがアイデアで、パリパリしていて旨し!

こちらは牛肉のタルタル。16ドル
醤油にミントの味つけです。
モモフクの初ホテル・ダイニング「マ・ペーシュ」_c0050387_1610322.jpg

あ、よく中華街で売っているえびせんべいがついているじゃん!

おお、これはタルタルというよりユッケだね。
おいしい!

さらにライスヌードル
モモフクの初ホテル・ダイニング「マ・ペーシュ」_c0050387_1629514.jpg

これは、うーーーーん、そんなにヒットではなかったかな。

ようするにきしめん状の麺を、くるくると丸めてマカロニみたいにしているんですね。
で、ポークや野菜と炒めあわせてある。

でも正直いって、このクルクル麺がカリカリに炒めてあって汁を吸わないために、今ひとつ具材とのコンビネーションがよくからんでいないのです。

たぶん幅広麺のままのほうが汁を吸っておいしいんじゃないかなー。

あ、でもそれじゃあチャイナタウンで出す炒麺と一緒になっちゃって、ホテルのダイニングにならないから、ひと工夫したってことか!

えー、ランチのメニューは数が少ないんですが、ディナーだと「ビーフ・セブン・ウェイ」といった七種のビーフ料理や、ポークチョップ(二人前62ドル)などもあるよう。

ランチのプリフィクスは25ドル、ディナーは45ドル

モモフク系列らしく、味のほうはいいです。
日本人の方ならたいてい好きなアジアン・フレイバーですね。

ただしホテル・ダイニングというわりには、モモフクとの差別化はあんまりないです。
もっとホテルとしての特徴があるのかと思ったら、フツーにモモフクの路線。

そして困ったことに、この日のウエイトレスさんが怖かったんだよー!

注文を取りに来て2秒内でいわないと、「じゃあ、また後で」といろんな席をまわり、サカサカしているわりには注文もなかなか取ってくれないもんだから、隣の席のカップルもボーゼンとしていたほど。

たぶんウエイトスタッフの数が少なくてテンパッているんだろうけど、ホテル・ダイニングなんだから、もうちょっと丁寧に接して欲しいなー。

チャイナタウンだったら3ドルのヌードルがホテルでは15ドルくらい取るわけだから、その差額は「サービス」や「ゆったり感」や「雰囲気」にあると思うんですよね。
そのぶんは丁寧に接してもらえると嬉しいです~!
てことで、サービスについては次回に期待。

でもミッドタウンになかったタイプの店なので、とても繁盛していたし、表にはミルクバーが併設されてベーカリーテイクアウトもできることから、ホテル客や近所のビジネスマンたちにも人気のよう。

このあたりの勤め人にとっては新味のテイクアウト・ランチなのでは?

ミッドタウンでクイックで小洒落たランチやディナーに、そしてブロードウェイのプレシアターにいいアジアンごはんです!

Ma Peche
The Chambers Hotel
15 W 56th St, New York, NY10019 (Between 5th & 6th Ave)
(212) 757-5878
朝食:(balcony bar): 7 am – 11 am、ランチ: 月〜土曜 11:30 am – 2:30 pm、ディナー:5 pm – 11 pm バー:11:30 am – 12 am


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

我謝京子監督作品
『母の道、娘の選択 Mother's Way, Daughters’ Choice』
日時:9月29日(水)午後6時30分開場 
場所:HELEN MILLS

137-139 West 26th Street New York NY 10001 bet 6th & 7th Avenues
会費:  $30 (上映費/軽食つき)
当日は我謝さんのトークショーありです。
ご予約問合せ:NY日系人会女性実業家の会

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by erizo_1 | 2010-09-27 16:31 | NYのレストラン