銀河ヒッチハイク・ガイド
2005年 05月 17日

「Hitchhiker's Guide to the Galaxy」(銀河ヒッチハイク・ガイド)を鑑賞。
これはイギリスのSF作家ダグラス・アダムスのSFコメディを映画化したもの。
1978年にBBCの連続ラジオドラマとして放送され、それから小説化されて、カルト人気を保ってきたそう。
「H2G2」(←ファンはこう通称するらしい)の物語は地球が宇宙人に消滅させられて、やむなく宇宙船にヒッチハイクすることになった男のコメディ。
SFといってもアクション度ゼロ(笑)、その魅力はなんといってもイギリスらしいウィットに富んでいるところ。
爆笑するというより、つい含み笑いしてしまうような皮肉っぽいヒューモアに溢れているのよ。
私的には、このノリはたいへん大好き。
「モンティパイソン」とか「ミスター・ビーン」につながる英国式トホホ笑いが楽しめます。
話はライトノベルスにありそうな内容で、小ネタのひとつひとつ(役人根性の醜い宇宙人とか、根暗なアンドロイドとか、鼻水教の教祖とか)いかにも中学生の男子が好きそう。
小ネタのどれをとっても発想がなんともキバツでおもしろい。
いきなり冒頭で地球が爆発させられ、話がどんどこ転がっていくのでどうなるかと思っていると、最後にはちゃんと生命を賛美したところに話が落ち着くので、きれいにオチのついたショートショートみたいな印象でした(大作なんだけどね)
これは個人的には、原作を読んでから観たかったなー。
物語がどんどん進んでいくので、その小ネタのひとつずつをもう少しよく知りたい感が残ってしまうのだ。うーむ、本を読みたい。
さてワタシ的に気にいったのは、サム・ロックウェルとモス・デフですの。
銀河系の大統領を演じるサム・ロックウェルが大バカな役でかわいい!
もうバカまるだし。バカの本醸造づくり!(笑)
あてくし、サムちん、大好きなんですよ。
この人って「グリーンマイル」の殺人鬼から「ギャラクシークエスト」のボケ役まで幅広い役を演じてくれるよね。まさに七変化の男。
色ものまでこなせる個性派俳優として、ゲイリー・オールドマンを彷彿とさせるというか。
いつも今回はどんな役をやってくれるんだろうと、わくわくさせてくれる魅力があるよね。
ちなみに素顔のサム・ロックウェルについては、NYニッチで、あずまゆかさんが記事を書いているので、ファンはぜひご参照を。
そしてまたモス・デフがいい味出してるのよー!
わはははは、ラッパー出身であれだけボケ役をかませるのは、モス・デフしかいないんじゃないですかね。彼も幅広く役をこなせるよねえ。
そういや映画に出てくる宇宙人(というかクリーチャー)が「なんかダーク・クリスタルっぽいなー」と思ったら、案の定ジム・ハンソン工房の制作でした。
というわけでストーリーよりも、小ネタや小キャラに目がいくカルトなSF映画。
けっこうお金がかかっているだろうに、大作感ゼロ(笑)
モンティパイソンが好きな方にはお勧めです。
知的ヒューモア度 ★★★★
アクション度 ★


