被災地ロッカウェイにボランティアにいったMieさんの体験談!
2012年 11月 06日
この気温の下がり方はしんどいよね。
暖房のないみなさん、どうかお大事に!!!
ことにクイーンズ区のロッカウェイやブリージーポイントの被害がひどいもようです。
こちらはロッカウェイのビーチ沿いのようすです。(Photograph by Adrian Fussell/Reportage by Getty Images)
続々とボランティアが救援に集っていますが、311後のボランティア活動で知り合った本村美江さんが今回ロッカウェイのボランティアに行ってきたそうです!
とても貴重な体験談なので、このブログでもシェアさせて下さい!
こちらがMieさんの撮られた写真です。
「被災地に入った時にはまるで本当に戦場に入ったようにガラリと景色が変わってしまっていて、なじみのある場所であるだけに心が痛みました。
地元のサーフクラブのしているボランティアのお手伝いにいってきたのですが、当日は8度ぐらいの寒空の下、本当にたくさん人が協力していて、それを見るだけでもちょっと暖かくなったような気がしました…体はガクガクでしたけれど。
ビーチ沿いだけにダメージも酷く、道を歩くとガソリンの匂い、汚物、腐敗臭、カビなどの匂いが混ざって強く臭いがあり、道沿いの木々はところどころ大波が来たのを思わせる角度で45度に曲がっていたりしました。
住人の方を訪問する機会もあり、なかに入らせてもらうと電気もまだ通っていないのでひんやりと冷たく、70歳代くらいのおばあちゃんが涙ながらに私の手をずっと握って本当に怖かったのだとお話してくれました。
旦那さんのほうは海が見える窓からハリケーンで波が暴れて次々と飲みこんでいくのをずっと見ていたそうです。
彼らは病気で移動ができなかったため避難勧告を受けたのにも係わらず残ることにしたらしいのですが、Rocawayは裕福なビーチ地帯ではなく、どちらかというとギリギリでやっている人たちが多いので、そうやって残った人が多いみたいです。
日本の東北大震災はこれの何倍も被害も被害者も多かったのだと思うと、東北の方の悲しみがどれほどか想像に難くないです」
カトリーナの時もそうでしたが、災害はもっとも弱い人たちにいちばんインパクトが及ぶのがつらいところです。
と同時に、こういう時にニューヨーカーのボランティア精神と行動の速さは本当にすごい。
続々とボランティアや支援物資が集まっていて、すばらしい!
洪水のあとは除去作業や清掃がたいへんのようで、寒いなかでの作業には頭が下がります。
Mieさん、みんなのためにすばらしい活動をしてくれて、ありがとう!!!!
さてこちらはミュージシャンのAYAちゃんから来た情報です。
「今週末から、近所にあるPark Slope Armoryで避難生活をされている方々のサポートボランティアをはじめさせていただきました。
ここの避難所に滞在されている方々は、今回甚大な被害に遭われたFar Rockawayにある病院に入院されていた方々がほとんどで、高齢者の方々です。
Armoryには物資はかなり集まっていて、ボランティアの数も日中は足りているようでした。
でも夜のシフト(夜8時~朝8時)になると、ボランティアが一気に減り人手不足になるそうです」
どこの避難所でも同じ状況のようです。
もしスケジュールに融通の利く若い(特に)男性で、ボランティアされたい方がいたら、ぜひ「夜間ボランティア」にアプライされると喜ばれるかと思います!
ニューヨーカーのみなさん、今こそ団結してがんばりましょう!
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いきなり飛びますが、お仕事コーナーです。
ウェブマガジン OPENERSで書いた時計ブランド、ハミルトンの記事がアップされました。
「クラシックからモダンへ、ハミルトンが紡ぐタイムレスな魅力」
先月ペンシルバニアのランカスターに行って取材してきたんですよ!
ハミルトンといえば第二次世界大戦時にはアメリカ空陸海軍それぞれで公式ミリタリーウォッチとして採用されたという歴史のある時計ブランド。
時計博物館で見ると、大戦時に実際に兵士たちがはめていた腕時計や海軍で採用されたマリンクロノメーターなどがあって興味深かったです!
こだわりあるみなさんはぜひご覧下さいね。
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