We can be anything 子どもたちに「なんにでもなれるよ」と力づける絵本を応援したい!
2019年 09月 24日

“We can be anything”
「なんにだってなれるよ」
そんな絵本を出したのは、コネチカットに住む大学院生のブリアナさん。
将来は特殊教育を受けもつ教師をめざしています。

この本は、彼女が大学生の時に、プリスクール(保育園)の実習で体験したことから出来たとそう。
3歳から5歳の子どもでも、すでに肌の色によってバイヤスがかかっていることを発見したのです。
たとえば医者だったら「白い肌」「男性」をイメージする子が多いわけです。
アメリカでは1940年に、心理学者であるケネスとマミー・クラーク博士による有名な人形の実験があります。(Doctors Kenneth and Mamie Clark and “The DollTest”)
3歳から7歳のアフリカ系アメリカンの子どもを対象にしたテストで、白い人形と黒い人形を与え、どちらを好むか選ばせたもの。
すると、多くの子どもが白い人形のほうを好み、しかも良いキャラを与えたという結果になったのです。
さらに2010年にアンダーソン・クーパーがテレビで行ったテストでも「人種バイアス」が現れました。
133人の子どものうち、多くが自分の肌色を規準にして、「より肌の黒い子」を「頭が悪い」「ダメな子」という率が高かったという結果に。
たとえばこれを男子女子で考えると、私自身も実感することです、
私が子どもの時には女性が社長になるといったイメージがなかったし、今でも女の子が宇宙飛行士になるとか、企業のトップになるとか、大臣になるとか、パイロットになるといったイメージが少ないんじゃないでしょうか。
お話でも男の子が主人公で、だいたい女の子は脇役で支えるほう。
人間というのは、やはり「目で見たことがあるもの」に刷り込まれやすいのですね。
そこでブリアナさんは「ジェンダー」や「肌の色」に関係なく、「なんにでも好きなものになれる」ことを示した絵本を製作。
イラストはアレックスさんが担当。

「グラントもグレースも両方とも宇宙飛行士になりたい」
「ヘーゼルとへクタ−は両方とも医者になりたい」
「イーサンとエリスは両方とも警察官になりたい」
出てくる子どもたちの肌色は必ず違うようになっています。

すごくいい!
これはいいコンセプトだと感じました。
よく絵本のなかでも「刷り込み」があって、お花屋さんをやっている女の子のウサギちゃんとか、電車の運転をしている男の子のクマさんみたいな絵柄がありがちですよね。

ああいうのも自然に刷り込みをしていってしまうもので、いかに幼いうちから「目でよく見るもの」「絵本やテレビでよく見るもの」が影響するかわかります。
ブリアナさんは現在キックスターターを開始中。
より多くの本を刷って、多くの学校に届けようとしています。
将来的にはこのプログラムを、いろんな学校で使ってもらえることが夢だとか。
わたしもわずかながらサポートしました!
ぜひブリアナさんのキックスターターページを覗いてみて下さい!
We Can Be Anything Book



