大震災から10年目の追悼式典をNYでオンライン開催、東北とつないで。
2021年 03月 07日

10年目となるTOGETHER FOR311東日本大震災追悼式典が、オンラインで開催されます。
米国東部時間 3月6日(土)午後 8時〜
日本時間 3月7日(日)午前10時〜
こちらのYoutubeリンクから、ご覧ください。
無料で、どなたでもアクセスできますので、ぜひ一緒に心を寄せて、祈ることができればと思います。

東日本大震災のあと、ニューヨークでは被災地に対する募金活動が、大きく展開されました。
あの津波のようすがCNNで流れたのは、アメリカ東海岸では夜中のことで、ただもう茫然と、信じられない思いでした。
自分の故郷である日本が津波で流されているという衝撃。
目の前がまっ暗になって、どうしたらいいのだろう、という焦燥感。
そのあとニューヨークでは、日本人のお母さんたちが募金活動を始めたり、チャリティコンサートが行われたり、さまざまな被災地支援の活動が行われました。

このあたりは在外邦人特有の感慨かもしれないのですが、日本を離れると、自分の出身地だけでなく、日本全体が故郷と感じられるのです。
私自身も街角にたって知らない人たちから募金を集めるのは初めてでしたが、当時はいてもたってもいられない気持ちでした。
その時に、見ず知らずのニューヨーカーたちが募金箱にお金を入れてくれたことが忘れられません。
「これだけでごめんね」
といいながら、20ドル札を入れていってくれた人。

日本のために力を貸してくれたニューヨーカーがたくさんいました。
また被災のつめあとが残る東北被災地に出むき、学校で慰問コンサートをした人もいました。
それがシンガーソングライターのAKさんです。

そしてAKさんを中心として、支援活動をしている人たちが集まって出来上がったのが、フェローシップフォージャパンという非営利のグループです。
ボランティアのグループとして、「TOGETHER FOR 311東日本大震災追悼式典」を運営することになり、私たちがはじめ想像していたよりもずっと大きな規模で催されることとなりました。

十年続けてこられたのは、東北からメッセージを届けにニューヨークに来たり、現地から状況をビデオで届けてくれたりした出演者の方たちのおかげだと思います。

海外にいれば、現地のようすはわかりにくいものですが、この10年間にたくさんの方がビデオで話をしてくれました。
大震災でご家族を亡くされた方、会社が壊滅状態になった方、現地で復興活動をされている方、仮設住宅で復興支援グッズを手作りしていたおばあちゃんたち。

音楽家の秦万里子さんが合唱団と一緒に渡米してくれたこともありましたし、語り部の髙橋匡美さんがご両親を亡くされた体験をシェアしてくれたこともありました。


今回の式典では、宮城県石巻市で、津波で6歳になるお嬢さんを亡くしたという、あまりにも悲劇的な経験をされた佐藤美香さんがビデオでスピーチをしてくださいます。
また岩手県、釜石で旅館「宝来館」を営む岩崎昭子さんは、大震災で被災して、さらに台風18号でも被害にあい、二度被災した、つらい経験をされましたが、それでも立ちあがる、すばらしいメッセージを送ってくれます。

福島からは、イラストレーターのあきばたまみさんが、人間だけではなく動物たちも被災したことを伝えてくれます。
また同じく福島からは、10年間毎年、歌やお遊戯を披露してくれる「みなと保育園」から今年も元気なビデオが届きました。

震災当時、園児たちは園の屋根にのぼって避難、津波で街が流されていくのを目の当たりにするという恐ろしい体験をしました。
その子たちも、今ではもう中学高校生でしょうか。
式典はオンライン配信ですので、どこからでも見られますし、また開催日以降でもYouTubeでご覧いただけます。
ぜひ東北被災地と、すべての被災されたみなさんに一緒に思いを寄せられますように。



