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コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
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ストリート×ポップアート 人気のKAWSは物販がカギ!

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ブルックリン美術館で、KAWS : WHAT PARTY の展示会を開催中です!

9月5日までなので、滑り込みでセーフで見てきました。

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スケボーカルチャーやヒップホップなどのストリートスタイルが好きな人たちには圧倒的な人気を誇るKAWS(カウズ)

彼の出しているアート・トイは、コレクターたちの間で垂涎の的です。


これまでそれほど興味はなかったものの、ふと気になったのが、ロックフェラーセンタープラザに備えつけられたKAWSのインスタレーションを見てから。
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これが実際に見てみると、おおお、すごい迫力!そしてなんともいえない愛嬌がある。

これは見ておかないと損かも! と思いたって、ブルックリン美術館に突撃したのでした。


じゃーん、ブルックリン美術館のロビーに入ると、さっそく巨大な彫刻が。それもなさけないのが、じつにKAWSな感じ。人間と比べると、このデカさ!

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KAWS展覧会に向かう通路には「商品はおひとりにつき1点の購入になります」という但し書きが書いてある。

ん? ミュージアムではめずらしい注意書きだと思うんだが……? この秘密は後ほど解明。


レトロスペクティブに見ていくと、めずらしいスケッチや初期作品も展示されていて、彼がさまざまなポップカルチャーのパロディ、読み替え、あるいはリミックスといった手法を根底にしているのがわかります。

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1993年にグラフィティを広告に採用された19歳の頃からキャリアを始め、×印の目のキャラクターを用いた代表的なキャラクター「コンパニオン(COMPANION)がシグネチャーとなります。


これまでフォートワース現代美術館や上海のユズ美術館(上海)など世界各国で個展を開催。

また「Supreme」「Nike」「A BATHING APE®」「ユニクロ」など、数多くのアパレルブランドとコラボ。

グランメゾンであるディオールとも2019 年春夏コレクションでもコラボして話題を呼びました。

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(Photo by Bertrand Rindoff Petroff/Getty Images)getty images


それにしても「目がバッテン」というシグネチャーを見つけたら、それがどんなキャラクターにも応用できるのが強い!

一回開発したら、まさしく無敵の特許ですやん。

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もうエルモでも、スヌーピーでも、鉄腕アトムでも、スターウォーズでも、なんでもかんでも目がバッテンにして、KAWSとわかる。


考えてみれば、アンディ・ウオーホールのキャンベル缶でも、村上隆のお花でも、ジェフ・クーンズのバルーンドッグでも、あるシグネチャーがあって模倣できるのは大ヒットの秘訣でしょう。


展覧会を見て感じるのは、彼の人気はそのストリートに近い感性と、ある種の陰キャラな雰囲気なのかなと。

決して元気とか明るいわけではなくて、どこかなさけないキャラクター。


倒れてしまった友だちのエルモを抱えている「ピエタ」をモチーフにしたような彫刻もあるし、互いに支えあったり、嘆いていたりするキャラもある。

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そのなさけないけれど、寄りそってくれそうな感じというのが、とことん明るくてハッピーなミッキーであったり、エルモであったりする、アメリカのポップアイコンを読み替えているのを感じます。


かつてジェフ・クーンズがキッチュで、空疎さがそのまま大衆文化を揶揄しているかのような作品とは違って、今どきのミレニアルズやZ世代が、KAWSエモい作品に同調するのが興味深いです。

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実際、展示会に来ているのは、かなーり若い世代、それヒップホップ好きそうなタイプ、そしてブラックの子たちが多いのは特徴的でした。

「デヴィッド・ボウイ展」の時は、白人のシニアが多かったし、「バスキア展」の時も年齢層は高めでしたが、このKAWS展は違う。


展示のなかでも面白かったのが、世界各国で行われたインスタレーションのもよう。

KAWSのインスタレーションは、巨大であればあるほどインパクトがあって、かわいい。



そして展覧会ショップに行ってみると、なんとフィギュアが全部売り切れでびっくり。

それぞれ200-250ドルくらいなので、たしかにそれは買うだろうね。

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E-bayなどで見ても、だいたい700-1000ドルくらいの流通価値があるので、これは転売ヤーには見逃せないはず。

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アメリカで10~20代の青少年に流行っているのが、転売すること。

スニーカーや限定グッズ、コレクターズアイテムなどを買いこみ、転売するというビッグビジネスになっているのです。


KAWS作品もそのひとつで、入り口にあった「グッズはひとり一品まで」という意味が、なるほど、ザ納得。

今回は展覧会限定のTシャツも販売されていて、こちらはコレクターアイテムとして、完売しそうです。

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KAWS T Shirt


ちょうど東京でもKAWSの展覧会が行われているので、ぜひチェケラウ。

こちらは物販コーナーに行くのにも並んでいるほどの人気だそう。

物販グッズについては、はっきりいってブルックリン美術館のほうが良いので、ゲットできるならお勧め。


ブルックリン美術館での展覧会はいよいよ9月5日まで!

ロックフェラーセンターでの設置は10月まで行われています。


The Brooklyn Museum

ブルックリン美術館

所在地: 200 Eastern Pkwy, Brooklyn, NY11238


Kaws Tokyo First

2021716日(金)~1011日(月)森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)


by erizo_1 | 2021-09-05 16:03 | カルチャーの夕べ