ハゲは頭が寒いのか?
2007年 03月 17日
三寒四温というより、寒暖のジェットコースターみたいなニューヨークです。
うちのベッドルームはベッドの頭のほうが窓に近いので、窓から寒気が忍び込むんですよ。
で、ある冷え込んだ夜のこと。
明けがたふと目が覚めて横を見ていると、なぜか隣に見慣れない物体があるではないか。
うわ。ピタローがニットのキャップかぶっているし!
まっ白い布団の間に、なぜか黒いニットキャップをかぶって寝ている、うちの旦那の頭が突き出ている。
わはははは、思わず笑っちゃったじゃないか!
ピタローはハゲ(というと怒る。彼的にはボールドではなくて、あくまでシェイヴドな頭らしいです)で、毎日カミソリで頭を剃り剃りしているスキンヘッドなんですね。
ほんでもってピタローは暑がりで、寝ていてもがんがん寝汗をかいて、毎朝羽枕がぐっしょり濡れてぺたんこになっている人間ヒーターみたいな男なのである。
ところが頭だけは弱点だったらしい。
そうかー。スキンヘッドって頭が寒いのかー!
考えみれば当然だけど、なるほど、髪があるってことは天然の帽子をかぶっているようなものだよね。そういやむかしの西欧を舞台にした映画だと、みんなナイトキャップをかぶって寝ているもんなあ。
じゃあ、永平寺のお坊さんたちはどうしてるんだろう?
いくらなんでも仏門のお坊さんが、動物の毛で織ったキャップをかぶるわけにはいかないだろうし。
木造の日本家屋っていったら、セントラルヒーティングのビルよりずっと冷え込むだろうしね。
お坊さんって偉いもんだね、さすが修行している人たちは違いますな。
というわけで、ハゲ(じゃなくて、政治的に正しくいうと、毛髪的にチャレンジして生きている人たち)のご家族のいるみなさん、すきま風にお気をつけくださいね。