前にお会いしたことありますよね?
2007年 05月 04日
人気のレストラン「Buddakan」に行ったり、ガーンズボート・ホテルのバーに行ったりして、飲んだくれていた兄妹なのでした。
兄、きみは飲み過ぎだぜ。
少しは体のことを考えるようにね。
ところでその仕事でいっしょに、某男性ファッション誌Mの編集さんが同行していらしたのである。
そのNさんはファッション誌の編集さんらしく、見かけもおしゃれで、おじさんっぽくない恰好のミドルエイジの男性なわけです。
で、仕事の経歴話などをしていて、わたしが、
「むかしはホットドッグプレスという男の子雑誌で、ライターをしていたんですよ。当時は編集部にいとうせいこうさんや、山田五郎さんがいた頃だったんですよね」
という話をしたとき、「あれ、ぼくもその時代、出入りしていましたよ」とNさんがいいだしたのである。
「そういやクロベさん、顔を見たとき、どこかで会ったことがある気がしたんですよ」
よくよく聞いてみると、なんと当時わたしがすごく仲のよかったスタイリストの女性、ハシモトさんのアシスタントをしていたことが判明したのであった。
そのときはピンと来なかったのだが、うちに戻ってから、ふと記憶の封印が解けたように蘇ってくるものが……。
あああーッ、思い出した。
突然Nさんの若いときの顔が脳裏に浮かんできたのである!
そうだよ、むかし会ったことあるわ。
たしか当時はお肌がつやつやのスリムでハンサムな青年だったはず……
(て書くと、いまが違うようで、まずいか)
いやあ、世間は狭いね、どこでどうつながるかわからないから、悪いことできませんね。
20代の男女が「どこかでお会いしたことありません?」といえば、口説き文句になるわけですが、この年になると、文字通りの意味になりますなー。
それも、
「記憶細胞が摩滅して、ちゃんと思い出せない」
あるいは、
「ルックスが変わっていて、よくわからない」
という、
なんちゅうか、色気もへったくれも見栄も外聞も記憶力も脳力もない状態になりはてているわけだな。
本当に思い出せなくて、うーん、うーん、と苦しんでいるだけだという。
そういや去年だったか恵比寿の飲み屋にいったときも、某男性誌の編集者さんに、「二十年くらい前にホットドッグの編集部でお会いしたことありますよ」といわれて、すごくびっくりしたことがある。
わたしはぜんぜん思い出せなかったので、なにか相手に覚えられるような、やばいことを当時したのではないかと、ギクギクしたのであった。(つまりギクギクするようなことをたくさんしていたということやな!)
というわけで、将来どこかで誰かに出くわしても、「やっべえ」とならないよう、そして記憶細胞がさらに摩滅しないよう、気をつけていかねばいかんですなあ、と思ったエリぞうでございました。


