その間なにがたいへんだって、キャブ(タクシー)のゲットがいちばんたいへんなのよ。
なにしろショーは一時間きざみ。しかも会場と会場が離れていることが少なくない。となると、いっせいに何百人からの人間が移動することになって、キャブ争奪戦が繰り広げられるのである。
もう車にぶつかる気で道路にとびだし、キャブを制止するという、決死の覚悟。互いに出し抜こうとして、どんどん道の上流にさかのぼっていくというシャケのような、あさましい行動に走るのである。
この過酷な一週間のおかげで、コレクションが終わったあとも、空車を見るとハッと体が反応してしまうという後遺症が残ってしまうのです。もはやトラウマ。
今回カメラマンをやってくれたジェイちゃんも後遺症がひどかったそう。
彼女の場合はなんと地下鉄のホームで、入ってくるサブウェイに向かって、手をあげてしまったらしい(笑)
手をあげなくても止まってくれるサブウェイ、きみはいいヤツだ。
すでに仮死ブログに!!!
すいませーん、この数週間ファッションウィークとカゼにやられて放置していましたー。いくらなんでもカメラマンさんたちががんばっているのに、自分ひとりブログをやっているわけにもいかんしなー。
せっかく「USAのんびり亭」のrumblerさんから「パット・マグリンとロゼッタストーン」という、あまりにおいしいネタをいただいたのに、レスつけることもできず。悔悟!
それにしても「パット・マグリンとロゼッタストーン」!
わははははは。
ランブリーノさんのカキコミがなかったら、一生思い出すこともなかったであろう、この名前。
てか、元ネタはベイシティ・ローラーズよ。
どうしてくれるのよ、あのダサさは!
うちのクラスなんてベイシティの追っかけで、タータンのパンツはいている子がいたのよ!
そういやイアンってのもいなかったっけ?
いま頃どうなってんでしょうね。りっぱなスコットランドのオヤジでしょーか。
そういや「デッド・オア・アライブ」ってのもいたなー。あれも痛かったよなー。
ボズ・スキャッグスなんて当時は「オトナ」「おしゃれ」とみなされていたんだよね。いわゆるデート・ドライブのマストってやつ?
で、その軸をオバさま方面にふると、フリオ・イグレシアス。軸をコパカバーナ方面にふると、バリー・マニロウだったんだよね。
ああ、グローバー・ワシントンJR(涙)泣けるなー。
さらに画伯ちゃんことブリスたんもよくまあ、あんなマニアねたを引っ張ってくるよね。
あなた、全世界人口の何割が知っていると思っていて?
そういやいましたなー。ストロベリー・スウィッチブレッド。私は大島弓子のマンガに出てきそうなバンド名だと思っていました。
ぜったい誰も(当時すら)覚えていないであろう、ジーザス・アンド・メリーチェインってのはどうよ。
ということで、懐ネタにレスすることもできず、すんまそん。
9月9日から16日まではNYコレクションだったんですが、今回はきつかったっすー!
なんと期間中に風邪にかかってしまって、二日間まったく声が出なくなったのでした。
ひー!
こんな経験はじめて。本当にまるっきり声が出なくなっちゃったのだ。
さらに困ったことに、夜中に咳が出て、横になって寝られなくなっちゃったのでした。
ベッドに横たわって1〜2時間すると、猛烈な咳が襲ってきて、ゴホゴホと咳こみ状態。
仕方ないので、ソファにクッションを積んでそこに寄りかかりながら座り寝することに(泣)
「いやー、ソファに座ってしか眠れなくなってさー。たいへんだったよー」
という話をしたところ、なんと三人の人から同じように、
「まるでエレファントマンのようだ」
というコメントが返ってきたのでした。
そうそう、映画の「エレファントマン」では、エレファントマンが横になって眠ると気管がふさがって呼吸困難に陥るために、座ってしか眠れないというエピソードがあったんだよね。かわいそうなエレファントマン。
しかし三人が三人とも「エレファントマン」を持ち出してきたのには驚いた。
えーっ。あの映画ってそんなに有名だったの?
てっきりカルト映画かと思っていたら、全国民が見ているような人気映画だったのか。ある意味で、新鮮な驚きだな。
ということで「エレファントマン」寝が続く私なのでした。
ぱおー!