人気ブログランキング |

コラムニスト 黒部エリがニューヨークからお届けします。Blog by Eri Kurobe


by erizo_1
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

<   2019年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧

c0050387_13333780.jpg



ヴォーグ・ジャパン7月号でセレブのアンチエイジングについて記事を書かせていただきました。


ひと昔前は「いかにも手術してまんなー」というセレブが多かったものですが、最近は技術があがったせいか、自然に「若い」セレブたちが増えています。


ジェニファー・ロペスとかビヨンセとか、奇跡的にきれい。

ジェニファー・アニストンも若いよりステキ。



c0050387_13395344.jpg


えー、結論としては、お金さえあれば、いろんな施術もできるし、今の美容医学では「エイジング」を遅らせることができます!

すごいねー!


詳細は、ぜひヴォーグ7月号でご覧下さいね!



c0050387_13341614.jpg

いやもー美容も収入格差の時代になってきましたが(滝汗)お金をかけたくない人は、まず日焼けしないようにしましょうね。


アメリカでは「Black dont crack」という言い回しがあります。

黒人はひび割れない、つまり皺になりにくい、という意味なんですね。

たしかにビヨンセもナオミ・キャンベルも皺が少ない。

なぜなのか?




c0050387_13451497.jpg



これはメラニン色素が紫外線から皮膚を保護するため。

アフリカ系の人は、もともとアフリカの強烈な太陽のもと、紫外線から皮膚を守るためのメラニン色素をたくさん持っているわけです。


その強力バリアを持って、緯度の高い北米やヨーロッパに住んでいれば、紫外線のダメージを受けにくい。

天然の日焼け止めを持っているようなものですね。


じゃあメラニン色素が多いほどいいのかというと、違う問題もあって、人間は紫外線からビタミンDを生合成します。

紫外線を取らないと、ビタミンDが生成できないのです。


北ヨーロッパの人たちはもともと少ない紫外線を有効に取るために、メラニン色素が少なくて色白であるわけです。


なので、カナダのように緯度の高いところで暮らすアフリカ系やアジア系の人は、ビタミンD欠乏症になりやすいんですよ。


一番吸収しやすい手のひらを太陽に当てるっていうのも重要なんだそうです。

太陽と仲良くつきあうっていうのが大切なんでしょうね。



c0050387_13381953.jpg


ということで、お金のある方はばっちりラグジュリアスなセレブの施術を!

節約派はまず日焼け止めでいきましょう〜!



c0050387_13481778.jpg

by erizo_1 | 2019-05-28 13:52 | 美と健康の園

c0050387_15410432.jpeg

国際ジャーナリスト津山恵子さんが「現代アメリカ政治とメディア トランプの勝利は偶然か、必然か」と題する講演を行い、拝聴してきました。

分極化するメディア、変貌する政治の行方
というテーマで語ってくれましたが、これがすばらしくタメになって、もうなるほど×100回な講演会でした。

いかにネットやSNSの発達にともなって、政治の中間層が激減してきたか
フィルター・バブルの時代に生きる危険性とはなにか

といったドキリとするような内容で、今まで気づかなかったことをわかりやすく見せてくれたのは、さすが敏腕ジャーナリスト。

c0050387_15411613.jpeg

トランプ氏といえば、テレビ番組で知名度を高めて、いわばタレント候補として出馬し、ブライトバートのようなオピニオンサイトが後押しした大統領で、そういう意味ではメディアが生み出したスターでもあるわけです。

そうして政権についたトランプ大統領が、今度は主流メディアを「アメリカ国民の」「フェイクニュース」と攻撃。その一方では本人がツイート大好きで、しかも事実とは異なるツイートを頻繁に流しているという、かつてないカオスな状況にあるアメリカ。

そうした複雑な状況を、津山さんがわかりやすく整理して解説してくれました。

よく「分断」の時代といわれますが、いったいなにが分断なのか、津山さんは実際に数字をあげて解説。


c0050387_15403762.jpeg
アメリカでは、かつては保守、リベラルの支持者以上に中間層というのが多かったのが、今や保守かリベラルに分断してしまい、中間層が激減してしまったそうです。

これは議会でも同じことだそう。日本でも同じことを感じますね。

それにはネットやSNSが大きく関与していて、アルゴリズムが作りあげる情報のフィルターが関わっていると、津山さんは解説します。



c0050387_15395458.jpg


今ではネットがアルゴリズムで「あなたがお好きなのはこれでしょう」と記事だの商品だのの情報を届けてくれるので便利ではあるけれども、それはもはやフィルターをかけられた情報であるわけです。

フィルターがかかった情報に接している「フィルター・バブル」のなかで生きているのが現代。

ニュースもすでにフィルターにかけられたものばかりが届けられていて、私自身もそれを無意識に見ているわけです。

そこにつけこんで、たとえばロシアで大量生産されたフェイクニュースが流れてきて人心を操作、選挙にも影響を与えているということには、愕然としました。

さらに「ディープ・フェイク」という合成フェイク映像を即時に流せるテックも出て来ているとのことで、これでは一般の人たちはとても見わけられないですね。
恐い時代です。


c0050387_15404906.jpeg


考えてみれば、SNSなんてものに人類が遭遇したのは近年のことであって、たとえばガソリン自動車の発達と共に大気汚染が起きたり、化学物質が開発された代わりに公害が大問題になったりと、人類は発明のたびに大失敗もしているわけで、SNSの発明は当然公害を生んでいるのでしょう。

GAFA
フィルター・バブル
エコー・チェンバース
フィルター・バブル
ディープ・フェイク
フェアネス・ドクトリン
イコールタイム・ルール

こうした重要なキーワードについて、ぜひとも津山さんが共著した「現代アメリカ政治とメディア」を読んでみて下さい。

c0050387_15402382.jpg
アメリカに関わらず、インターネットの時代に生きている現在、日本でもまったく同じ状況が起きていますよね。

自分の意見に合う情報だけを読み、分断が進んで、かつての中間層がなくなっている時代。

たちは何ができるのか、どうやって情報を判断する知性を鍛えるのか、ということを考えされられます。

恵子さんには、ぜひともYouTubeかオンライン講座で、この内容を流して欲しいなー。

c0050387_13541990.jpeg

津山恵子さんが、前嶋和弘氏上智大学教授、山脇岳志朝日新聞編集委員らと共著した本はこちらです。

c0050387_13523348.jpg

by erizo_1 | 2019-05-17 14:11 | 社会の時間
c0050387_12431689.jpg
ご存じ毎年恒例のファッションの頂上合戦、もしくは地獄絵図、メット・ガラの模様です。

「キャンプってなに?」
という方は、メトロポリタン美術館で行われている「キャンプ」展の記事をご覧下さいね。

ひとことでいえば、「やりすぎコージー」的な、「ロバート秋山」的な、「ジョン・ウォーターズ」的なファッションといえます。

そのテーマに沿ったファッション対決はどうでしょうか?
なんといっても話題を集めたのが、レディーガガ。
c0050387_12430452.jpg
5分にわたるショータイムで、4回着替えてみせたというパフォーマンスぶり。
このガラにかける意気込みというか、鼻息の荒さを感じさせます。



うわーーー!気持悪くて、いい!
すばらしい、すばらしいわ、ガガ様!
キャンプ様式を表してみせた最高のパフォーマンスでした。

では他の方たちも見ていきましょう〜!

ケンダル・ジェンナー
c0050387_12432401.jpg

は? これ、キャンプちゃうやん。

フツーにきれいですやん!

ひとりズルしてきれいな格好をしてきた感がありますなー。


カイリー・ジェナ−

c0050387_12435289.jpg

こちらは悪趣味っぽいくて、テーマに合っていますね!



ルピタ・ニョンゴ

c0050387_12421325.jpg

ポイントはヘアに刺したクシでしょうか。

いわゆるブラックのヘアにつきもののクシ、80年代に流行ったスタイルをパロッていて、とてもいいですね。


ちなみにこういう人種的なパロディを、他の人種、たとえば白人やアジア系がするのは「文化の剽窃」として炎上します。

日本人が顔を黒塗りして黒人を演じるなんていうのは、まったくアウト。

気をつけたいところです。


水着の女王、エミリー・ラタコウスキー

ほんとにスタイルいいね!

c0050387_12415656.jpg

うわー、ポケモンに出てくる生物のようだ!

ミョーで、やりすぎで、しかしながらギリギリ仮装になっていないというところで、高得点では。


ビリー・ポッター
c0050387_12413472.jpg

今回は太陽神ルックで登場。

ちょっと「仮装大会」に傾いていて、タキシードドレスのスマッシュヒットにはかなわないかな。


ゼンデイヤ

シンデレラの格好です。

c0050387_12445011.jpg

ブ、ブーッ!

これはキャンプ様式ではなーい!

フツーにかわいいじゃん。

6歳児がバースデーに着る仮装でしょう。

コンセプトを間違っておるなー。


仮装といえば、ケイティ・ペリー
c0050387_12414641.jpg

シャンデリア人間(笑)

さすがケイティ、ファッション界の「二郎マシマシ」感あふれるスタイルですね。


エズラ・ミラー
仮面で登場してからの、こう!

c0050387_12420823.jpg



c0050387_12420289.jpg
すーばーらーしーいーーーーーー!

エズラ、最高ずら

まさかのトロンプルイユを使ったメイク。

わたしはエズラ、役者というか表現者として大好きなんですが、本当にすばらしく変人ですね。

ブラボー!

アイデアがクリエイティブ!アーティスティック!


生首を持つジャレッド・レト

c0050387_12433262.jpg

これはグッチのランウェイで出たアイデアなので、やはりグッチへのオマージュでしょうか。


グウィネス・パルトロー

c0050387_12441716.jpg

は? キャンプでもなんでもないじゃん!

いますよねー。こういう人。

「仮装でね」とか「服の縛りはこれでね」とか決めても、まったく無視して、自分の好きな通りにしてくる人。


ーディB

うおおお、どハデ!

c0050387_12414071.jpg


なんとトム・ブラウンの衣装で登場ですよ!

トム・ブラウンこそ、まさにキャンプな要素を盛りこんだコレクションを見せてくれる人で、ばっちりの選択ですね。


ベラ・ハディッドとジェレミー・スコット

c0050387_12422645.jpg

ジェレミー・スコットといえば、キャンプのキング。

彼のユーモラスで、楽しくて、どこか皮肉の効いたスタイルが、ぴったり。


ジャネール・モネイー

c0050387_12410572.jpg


おおー、いい! すばらしい!

ウィットに富んだファッションです。

じゃじゃじゃーん!
キム・カーダシアン


c0050387_12434684.jpg


はっきりいって服装よりも、体型がキャンプ!(滝汗)

この「あり得ない」体型、人工感、プラスチック感、不自然さ、過剰さ。

ファッションじゃなくて、ボディそのものがキャンプという、すごいアプローチを見せてくれたキム姐さん。

いっそ裸でもよかったんじゃ……。

ていうか、キムとカニエ夫妻は、生きざまがキャンプともいうけれどね。


セリーヌ・ディオン

c0050387_12444408.jpg

完璧にミョーである。しかも似合っている。

どちらかといえばファッションとしてのキャンプというより、精神のキャンプ様式を感じます


カーラ・デルヴィーニュ

c0050387_12405827.jpg

おおおー!

皮肉というよりは、ポップで楽しい感じですね。


ジジ・ハディッド

c0050387_12442520.jpg

うーん、わからないでもないが、今いちコンセプトが伝わらない。

なにかこのところ、スタイルが低迷しているのは、恋愛とシンクロするものなんでしょうか。



マイケル・ユーリー

c0050387_12440839.jpg

あああーッ、両性具有のスタイルで、これはまさしくキャンプ!

大正解!


ということで今年のメット・ガラ、いかがでしたでしょうか!


黒部エリのKindle版で読める書籍はこちら!
生にゅー!生でリアルなニューヨーク通信 (文春文庫PLUS)


c0050387_14425391.jpg



by erizo_1 | 2019-05-11 13:30 | トレンドの泉
c0050387_11595720.jpg

メトロポリタン美術館で毎年話題をあつめるコスチューム・インスティチュートの新展覧会

CAMP:Note on Fashion 」が開催!


今季のテーマは「キャンプ」。

といっても、テント張るほうのキャンプじゃないですよ。


こちらの「キャンプ」は様式のこと。

アメリカの作家/思想家のスーザン・ソンタグが、1964年に書いたエッセイ『キャンプについてのノートNotes on"Camp")』をテーマにしています。

c0050387_12000762.jpg

ソンタグはキャンプ様式を「不自然なものへの愛、巧妙に逸脱したものや誇張したものへの愛」と定義していています。

皮肉たっぷりでユーモラスであったり、あるいは極端なものであったりするド派手なスタイルであり、パロディやパスティーシュ、誇張や過剰、引用などを用いた、メタ・ファッションともいえます。


「キャンプ」の日本語訳はないのですが、大まかに「悪趣味」「やりすぎ」「社会風刺にとんだ」「反骨的な」といった概念と考えていいかと思います。


では、具体的にどういうのを指すかといえば、むしろ展示作品を見たほうが早いですね。


c0050387_11594552.jpg


こちらはコム・デ・ギャルソンの橋真琴オマージュの服! 

c0050387_12000440.jpg

キョーレツ!
「シャイニング」の双子オマージュのドレスも恐い!

大人があえて子供のモチーフを着るというキャンプ趣味ですね。


右側は、カルディBがグラミーの時に着ていたドレスで、ミュグレーのビンテージです。

c0050387_12164031.jpg


こちらはトロンプルイユ

c0050387_11595256.jpg


肉襦袢としかいいようのないファッション。

c0050387_11594253.jpg


昨年のカトリック宗教をテーマにしたモード展は、まさに天上に誘われるような美しさがありましたが、今年は思いっきり地上的です(笑)

面白い、ウケる、ブラックジョーク満載という意味では非常に見応えのある展覧会です。


c0050387_11593621.jpeg


カンヌで物議をかもしたビヨークの白鳥ドレス

c0050387_12000006.jpg

すごー!


「じゃあ、志村けんもキャンプなのか? ビヨークの白鳥と、志村の白鳥の差がわからない」

というツッコミもあるかもしれませんね。

鋭いご指摘です!


「だったらナスの着ぐるみを着るのも、キャンプなのか?」

むーん。たしかに、その境界線は曖昧ですなー。


ハッキリいって仕上がりは同じような感じだと思います〔笑〕


しかしながら違うのは、その意図ではないでしょうか。

もし「お笑い」のために考案した服装なら、「笑える」という結果を引き出さなければ失敗ですよね。

また「仮装」であれば、いかに似ているか、いかに秀逸なアイデアを盛りこんだか、というところにジャッジがかかるわけです。


一方、ビヨークは(少なくとも本人は)笑いを提供するために着たんじゃなくて、モードの概念を打ち壊すつもり、カンヌの「美しく着飾った女優たち」のパターンに反旗をあげるつもりで着たんじゃないでしょうか。


世の中の「約束ごと」「良識」「シック」をくつがえしてみせるのがキャンプであって、「物議をかもす」というのが大きなポイントといえそうです。


プレス記者会見では、グッチのアレッサンドロ・ミッケーレがスピーチを!

グッチは今展覧会では大きな協力をしているそう。

c0050387_11593204.jpg

アレッサンドロのグッチといえば、まさにキャンプ趣味。

今まで「女らしさ」とか「男らしさ」といっていたもの、シックな組み合わせと考えられたものが、ぐちゃぐちゃに混ぜられたわけです。


グッチというメゾンで、シックとは真逆にある、ギーク(ダサ坊)やナード(オタク)を取りこんだというのも画期的です。


「キャンプは、まさに自分のこと。キャンプとは、自由であること」

とアレッサンドロ。


変な格好をすればキャンプかというと、そうでもなくて、やはりそこには「社会に挑戦する」スピリッツが欲しい気はします。

c0050387_11594942.jpg

さてさて、ファッション界の関ヶ原の戦いともいえるメット・ガラですが、今年はこのこの「キャンプ」がテーマ。


うわー。もうこのテーマだけで、地雷だらけの野を行くようですー!

てことで、恒例のレッドカーペット編に続きます!


Camp: Note on Fashion

~9月8日まで開催

The Metropolitan museum of Art

所在地: 1000 5th Ave, New York, NY 10028

開館時間:10:00~17:30(日曜〜木曜)10:00~21:00(金曜土曜)


黒部エリのKindleで読める電子書籍はこちら!
c0050387_14425391.jpg

by erizo_1 | 2019-05-10 12:25 | カルチャーの夕べ